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プランタンの優雅な退屈 の商品レビュー

2.8

6件のお客様レビュー

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2016/11/29

(収録作品)基本問題 バスケット・マーダー・ケース/応用問題「ケース・イン・ザ・ワードローブ」ケース

Posted byブクログ

2015/09/24

表紙が可愛い。不思議な国の世界観のような国で起る殺人。トリックはこれはないだろって思ったけど、前同じよーなのあったわ。お話に癒されるので、続編にも期待。

Posted byブクログ

2015/05/08

穏やかな気候と贅沢な資源のお陰で国民の殆どが平和に暮らせるという「退屈王国」。特殊と思われた設定はあまり活かされていないですし、密室殺人事件の謎を解く安楽椅子探偵的な展開にアクションを盛り込んだり、ファンタジー色が強いのにエネルギーに関する堅苦しい理論が真面目に書かれていたりなど...

穏やかな気候と贅沢な資源のお陰で国民の殆どが平和に暮らせるという「退屈王国」。特殊と思われた設定はあまり活かされていないですし、密室殺人事件の謎を解く安楽椅子探偵的な展開にアクションを盛り込んだり、ファンタジー色が強いのにエネルギーに関する堅苦しい理論が真面目に書かれていたりなど、どうも作品が統一されていない感じがしました。 また、王女とシークレット・サービスとの軽妙なやり取りと、トリック解明の為に王女があれこれ試行錯誤する過程は楽しめましたが、真相は脱力気味で期待外れでした。

Posted byブクログ

2015/05/05

「王女プランタンの本日のご予定は──終日、優雅にご退屈」。大西洋上に浮かぶ島の、架空の立憲君主制国家「退屈王国」の王女とその側近たちの推理劇。 毎日変わり映えしない王室動静を伝える日刊紙「毎日退屈」、あらぬ方向に銃弾を射出する王国標準装備拳銃「マトハズシ」、天然ガス開発企業「ネ...

「王女プランタンの本日のご予定は──終日、優雅にご退屈」。大西洋上に浮かぶ島の、架空の立憲君主制国家「退屈王国」の王女とその側近たちの推理劇。 毎日変わり映えしない王室動静を伝える日刊紙「毎日退屈」、あらぬ方向に銃弾を射出する王国標準装備拳銃「マトハズシ」、天然ガス開発企業「ネコガス」、王国にしか生息しない「退屈ナマケモノ」、王国首都「ヒネモス」・・・、始終こんな感じでいかがわしい名前が並んでいます。そして何より国家機密に関わったり、経済的な利権をめぐって権謀術策巡らしている人びと以外、基本みな働かずして日々の糧を得ているという設定。 好みの分かれそうなところですが、私はこういう「舞台設定」やキャラクターの個性がいちいち凝っているミステリーが嫌いじゃありません。

Posted byブクログ

2015/05/31

設定は変わっているのに、突出できないフリ切れない残念なお話。 冒頭で作者の名前を出すなら、本編にもがっつり出せばいいのに。 プランタン、退屈していないように思いますが? 愛すべきところのないバカは、退屈なバカです

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2015/04/10

作者はミステリ評論家ということで、嫌でもハードルは上がってしまいます。 しかし、蓋を開けてみればところがどっこい、悪魔的な発想でとんでもない力業を見せてくれました。 なんとなく精巧で繊細なミステリを想像していたので、良い意味で裏切られました。表紙とのギャップも凄いですね笑 本書は...

作者はミステリ評論家ということで、嫌でもハードルは上がってしまいます。 しかし、蓋を開けてみればところがどっこい、悪魔的な発想でとんでもない力業を見せてくれました。 なんとなく精巧で繊細なミステリを想像していたので、良い意味で裏切られました。表紙とのギャップも凄いですね笑 本書は基本問題と応用問題という二部構成になっているのですが、これがしっかり機能しています。基本問題を踏まえた上で、しっかりと応用しているのです。 この悪魔的な発想も基本問題があるからこそ、突飛なものにならず、ミステリとして成り立っている。 可愛いファンタジックな世界とメルヘンチックな登場人物を隠れ蓑にしたバカミスといったところでしょうか。

Posted byブクログ