誰も書けなかった「笑芸論」 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
これだけの喜劇役者、お笑いのプロたちと懇意にしていれば、 書かないわけにはいかないだろう。 森繁久や、三木のり平、青島幸男、渥美清、林家三平、永六輔、古今亭志ん朝、森田芳光、立川談志、三波伸介、景山民夫、大瀧詠一、坂本九、そしてビートたけし。 そうそうたるメンバーだ。 残念ながら、永六輔とビートたけし以外は鬼籍に入られた。 著者も2012年に心肺停止から見事、復活された。 どうか長生きしてほしい。
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笑芸論という言葉ははじめて見ましたが、笑芸のフロントラインにたち作家として牽引してきた著者として、これまで見てきたものを記したいという強い気持ちが現われた本です。途中にも、これは資料を集めて書いた評論ではなくて、自分の体験から書いたものだからという箇所が複数回出てくるので。自分の...
笑芸論という言葉ははじめて見ましたが、笑芸のフロントラインにたち作家として牽引してきた著者として、これまで見てきたものを記したいという強い気持ちが現われた本です。途中にも、これは資料を集めて書いた評論ではなくて、自分の体験から書いたものだからという箇所が複数回出てくるので。自分の仕掛けた仕事が、才能だけでなく、こどものころより見聞きしていた笑芸の源泉にあることを振り返り、今に伝えることはフロントラインにたつ者の大きな役割だと感じました。
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小林信彦『日本の喜劇人』澤田隆治『上方芸能列伝』とこの本があれば戦後から昭和の終わりまでの演芸史を俯瞰することが出来る。
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