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信じられない「原価」 買い物で世界を変えるための本(2) の商品レビュー

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2017/09/29

p.44より ・フェアトレード=公正な取引 「フェアトレード」の「フェア」は「公正な」、「トレード」は「取引」の意味。商品の公正な価格で売買する取引をさす。商品をつくった人(生産者)が、搾取されることなく、正当な報酬を得られるようにすることが、フェアトレードの目的だ。現在、フェア...

p.44より ・フェアトレード=公正な取引 「フェアトレード」の「フェア」は「公正な」、「トレード」は「取引」の意味。商品の公正な価格で売買する取引をさす。商品をつくった人(生産者)が、搾取されることなく、正当な報酬を得られるようにすることが、フェアトレードの目的だ。現在、フェアトレードによって、貧しい国の多くの人たちが、すこしずつ貧困から脱するための能力を身につけ、生活をより良いものに変えはじめている。 ・工場主にとってのメリット フェアトレードのしくみ……は、フェアトレード団体が最低買取価格を保証し、前払い金などにより生産者を支援。利益の一部を地域に還元するというのがフェアトレードのしくみだ。 フェアトレード事業では、工場主は労働者によく気を配り、適切な労働環境と労働条件を提供する。そうすることで工場主も商品の最低買取価格が保証され、しかも前払い金を得るなど、安心して工場運営ができるということだ。何より、商品を安く買いたたかれるようなことがない。 ・世界を変えるために フェアトレードの商品は、日本のような品質やデザインに厳しい市場では、受け入れられるだけのレベルに達していないものもたしかにある。しかし、それでも消費者は、現在の玩具産業の裏の実態を認識したうえで、フェアトレードの商品を積極的に購入することを考えよう。 ーーーー ①の「ケイタイ・パソコン」と内容はほとんど同じ。 細かい事例はもちろん異なりますが、総じて主張は一貫している印象です。 そして、総ルビなので小学生の読者も想定しているとは思いますが、内容的には少し難しく、中学生以上でないと理解できないかも、とも感じます。 その辺りの矛盾?というかミスマッチが少し気にはなります。 写真が多いので、フェアトレードを必要としているサプライチェーンの実態を把握するのには役立つと思います。

Posted byブクログ