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ダーチャと日本の強制収容所 の商品レビュー

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2015/07/05

タイトルだけで手に取ったので読み終わって初めて女流小説家のルーツを辿る作品だったのだと気づく始末。 戦争の悲惨さと一口に言えるものではなくて戦争の悲惨さを土台とした家族の流散を見せつけられる。 恥辱とされる飢えの記憶も印象に強いのだけど、泣いて四肢を地に投げつけるしか何らの解決...

タイトルだけで手に取ったので読み終わって初めて女流小説家のルーツを辿る作品だったのだと気づく始末。 戦争の悲惨さと一口に言えるものではなくて戦争の悲惨さを土台とした家族の流散を見せつけられる。 恥辱とされる飢えの記憶も印象に強いのだけど、泣いて四肢を地に投げつけるしか何らの解決法も理解法も得られなかった小さな妹の記憶も強く残る。

Posted byブクログ