ただいまラボ の商品レビュー
2015.6.12 読了 ある大学の獣医学科の学生たちの話。 5篇からなる短編で、 最初の話で 脇役だった子が 次の短編では 主役になり、 バトンしながら それぞれの成長を 見ていくという。 バイトしたり、研究したり 卒論に追われたり、 少し恋や 合コンもあったりで、 それ...
2015.6.12 読了 ある大学の獣医学科の学生たちの話。 5篇からなる短編で、 最初の話で 脇役だった子が 次の短編では 主役になり、 バトンしながら それぞれの成長を 見ていくという。 バイトしたり、研究したり 卒論に追われたり、 少し恋や 合コンもあったりで、 それぞれ 悩んでることに なんとなく 解決しないまでも 糸口が 見えてくるような。 私は 研究とかは 無縁な学生時代でしたが、 なんとなく 懐かしい感じがして 楽しく読みました。
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現役の獣医学生が獣医学生の青春を描いている。とてもさわやかで、構成もおもしろく、読みやすい! 才能を感じる。
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獣医学部に通う学生たちの日常を描いた連作短編集。専門的な学問を学び、独特な実験が多い彼らだけれど、恋や将来、進路といったふつうの悩みを抱えて生きている姿がリアルでした。読後感もよかった。
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さわやか獣医学部。それぞれの人物の地味な日常と、学生ならではの悩みが、昔を思い出させてくれました。特に大きな事件はなく、恋愛あれこれの関係は、やっぱりねっていう感じです。
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片川さん、デビュー当時から大好きです。瑞々しい、若い彼女だから描ける等身大の作品。そしてこの作品は麻布大学獣医学部に進学し、現在同大学分子生物学研究室所属してる彼女だからこそ描ける作品。片川さんは他の誰にも書くことができないであろう作品を書くから好きです。 獣医の道は私にとっては...
片川さん、デビュー当時から大好きです。瑞々しい、若い彼女だから描ける等身大の作品。そしてこの作品は麻布大学獣医学部に進学し、現在同大学分子生物学研究室所属してる彼女だからこそ描ける作品。片川さんは他の誰にも書くことができないであろう作品を書くから好きです。 獣医の道は私にとっては未知で、知らないことばかりだし、獣医大に通う彼らの獣医を目指さない登場人物の言動とわたし自身同じことをしてしまうだろうなという観点で読みました。(とくに合コンのシーン笑) そんな理系な獣医大に通う彼らの連作短編小説。その世界を知らなくても読みやすかった。出てくる子みんないい子だけど、東が好きだな、不器用な感じで。 今日治せる病気を外科や内科で治してもらわない限りは、その動物に明日は来ないんよね この言葉に愛犬がいるわたしはうるっとした。
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大学の中でもマイナーな部類の獣医学部の、 さらにマイナーな分子生物学教室を舞台に、 所属する5人の学生を各話主人公に据えて、 それぞれの学生生活を、 春から翌春までの5回の四季を巡りながら、 ゆるりと紡いでいった、連作短編集です…。 獣医学部といぅ特殊特異な環境の中での学生生...
大学の中でもマイナーな部類の獣医学部の、 さらにマイナーな分子生物学教室を舞台に、 所属する5人の学生を各話主人公に据えて、 それぞれの学生生活を、 春から翌春までの5回の四季を巡りながら、 ゆるりと紡いでいった、連作短編集です…。 獣医学部といぅ特殊特異な環境の中での学生生活と、 バイトや恋愛や就活などの極ありふれた学生生活が、 ゆるりと混在する中で、 学生特有のゆるさや甘さ、視野の狭さなどとともに、 命を相手にしていくことへの意識や、対する悩みが、 個人の成長とともに、自然な感じで描かれており…、 そのふつぅさ加減が、とても心地のよぃ作品でした。 獣医学部や動物病院ならではの、トレビアや現状も、 お話の邪魔にならなぃ程度に、散りばめられており、 馴染みの薄ぃシチュエーションに対する興味も、 いぃ感じで湧いてくる作風は、とてもよかったです。 ただ、現状では、ふつぅの青春小説の域内なので…、 もぅ一歩、深く踏み込んでみても、よかったかも…。
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理科系の大学院生の日常が描かれている物語。獣医を目指しているみたいだ。研究室に入り浸っている生活。 いい感じに懐かしさをおぼえる。あの頃は楽しかったな。
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いやぁ、理系の青春、いいねぇ。 獣医学科、って、家でペットを飼っていたとしてもあまり縁のない世界で。 そいうえば理系の中でもかなり特殊な学科だよね、とその学生生活を想像してみる。 漠然と「動物のお医者さん」ってことしか思い浮かばないのだけどよく考えてみたら全員が全員、街の動物のお...
いやぁ、理系の青春、いいねぇ。 獣医学科、って、家でペットを飼っていたとしてもあまり縁のない世界で。 そいうえば理系の中でもかなり特殊な学科だよね、とその学生生活を想像してみる。 漠然と「動物のお医者さん」ってことしか思い浮かばないのだけどよく考えてみたら全員が全員、街の動物のお医者さんになるわけじゃないわけで。他にどんな方面に進むのかと聞かれると全く思い浮かばず。本書を読んで、薬品関係、保険関係、公務員…なるほど、それは思いつかなかったなぁ、と改めて。 4年生から研究室に所属しそれぞれ専門的分野の研究をしていく彼らの、将来への悩みや迷い、命を預かる事への負担と覚悟、そして、恋。特殊な世界にいる彼らの特別で当たり前の毎日に「よしよし、今度一緒に飲みに行こうぜ」と思わず声をかけたくなる。なんだか自分も青かった頃に戻ったようでとっても清々しい一冊。
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