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白き鷲獅子(下) の商品レビュー

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2020/09/18
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表紙は、右側に〈冬の鹿〉。左にハイリィ王のシャラマン。 冬の鹿が持っているのは、ハイリィで、王が求婚のときに相手に渡す百合。背景は、ハイリィで重要な意味をもつ日蝕。 ハイリィで起きた連続殺人事件が解決。琥珀の竜と冬の鹿はしばらくハイリィにとどまり外交の窓口を行う。 殺人事件の犯人の一人が王シャラマンの異母弟で魔法使いである僧の性格的落ちこぼれということが最後の最後でいきなり判明。 事件の最中から和解していたが、事件解決後が一気に融和ムード。ホワイトグリフォンの面々とハイリィは協力体制に。事件のためにホワイトグリフォンから応援を呼んだが、あんまり活躍していない。 ハイリィでは日蝕は数十年(20年くらい)に一度の祭りであり、変化を嫌うこの国、唯一変化を起こしていいタイミング。 このハイリィという国。いくつかの王国で構成されていて全部で一つのハイリィ帝国ということらしい。ヴァルデマールがある大陸よりも南というか西にあるらしい。ヴァルデマール国から海までがそもそも遠い。 血の魔法 というのは、いわゆる天恵(そしつ)系統とも、地下の気脈を引き出して使う魔法とも、まったく別系統らしい。今回の魔法嵐の影響も受けない。

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2018/11/13

待ちに待ったヴァルデマール最新刊。 待ちすぎて、前はどんな話だったか忘れてしまったw ああ、そうそう、と思い出しながら読み進めました。 本作は、ヴァルデマールシリーズにしてはコンパクトというか、あっさりめ。 もちろん、壮大で堅牢な舞台設定の巧みさは相変わらず。 本作では、シリー...

待ちに待ったヴァルデマール最新刊。 待ちすぎて、前はどんな話だったか忘れてしまったw ああ、そうそう、と思い出しながら読み進めました。 本作は、ヴァルデマールシリーズにしてはコンパクトというか、あっさりめ。 もちろん、壮大で堅牢な舞台設定の巧みさは相変わらず。 本作では、シリーズ初登場となる南方の帝国が舞台。 文化的背景が丁寧に描かれ、帝国の姿が鮮やかに立ち上がる様は見事のひと言。 そして、クライマックスの手に汗握る展開や、ドラマチックな演出も素晴らしい。 【魔法戦争】三部作の二作目と言うことで、残り一編はどうなるんでしょうね。 なんとなく、ケチャラが鍵になりそうな気がするけど、どうかなあ。

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2017/12/13

北方とは全く違う南方のハイリィ帝国を舞台に、スリリングな宮廷陰謀劇が炸裂。 勿論読み手には、いったい何者がこの殺人事件を実行しているのかはわかるのだが、彼を操っている者の正体は最後までわからない。 何もかもを、蝕の祭にまで解決する必要があり、厳しいタイムリミットが、更に物語を緊迫...

北方とは全く違う南方のハイリィ帝国を舞台に、スリリングな宮廷陰謀劇が炸裂。 勿論読み手には、いったい何者がこの殺人事件を実行しているのかはわかるのだが、彼を操っている者の正体は最後までわからない。 何もかもを、蝕の祭にまで解決する必要があり、厳しいタイムリミットが、更に物語を緊迫させていく。 まさに、手に汗を握る展開で、本を置く事ができない。 そして最後はまさに爽快な大団円を迎える!

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2015/03/10

和平の使節としてハイリィ帝国を訪れたスカンドゥラノンは、知性をもつ動物の存在に慣れていないハイリィの人々を驚愕させる。〈琥珀の竜〉はハイリィ王に仕える仲間〈銀の帳〉に再会。一方、妻の〈冬の鹿〉はハイリィ王に求婚されてしまう。そんなとき、宮廷で残忍な殺人事件が起きる。しかも一見する...

和平の使節としてハイリィ帝国を訪れたスカンドゥラノンは、知性をもつ動物の存在に慣れていないハイリィの人々を驚愕させる。〈琥珀の竜〉はハイリィ王に仕える仲間〈銀の帳〉に再会。一方、妻の〈冬の鹿〉はハイリィ王に求婚されてしまう。そんなとき、宮廷で残忍な殺人事件が起きる。しかも一見すると鷲獅子の仕業らしい。疑いをはらしたものの、スカンドゥラノンは監視をうけることに。犯人は? 和平の行方は?  好評シリーズ。 訳者あとがき=細見遙子

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