早大を出た僕が入った3つの企業は、すべてブラックでした の商品レビュー
羨ましい。どうしてこの本が講談社から出せ出せのだろうか?そのことがずっと気になっている。 私の採用担当者として1年に1000人を超える人数を面接した経験を踏まえると、著者は採用しにくい。歪んだ選民意識がどうしても滲み出ているのだ。 フリーライターとして振り返って、この著作に取り組...
羨ましい。どうしてこの本が講談社から出せ出せのだろうか?そのことがずっと気になっている。 私の採用担当者として1年に1000人を超える人数を面接した経験を踏まえると、著者は採用しにくい。歪んだ選民意識がどうしても滲み出ているのだ。 フリーライターとして振り返って、この著作に取り組まれるにあたり、過去を振り返ってそれでもなおこの「なぜこんなに優秀な私が」という気持ちがところどころ透けてみえる。 著者はさまざまな面接や面接官に対し、見るべきところを見ずに評価をくだしているように述べている。しかし、それは著者から見た面接であり、面接官には別の言い分があるように感じる。 著者より少しだけ早く世に出て、砂を噛む想いを積み重ねてきたわたしにとっては、この本で述べられていることは、そういう時代だったことは認めるが、時代が違えば、著者が自分の望む企業に就職して、バリバリやっているというイメージがわきにくい。
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ブラック企業が蔓延る社会を批判する……という体裁なのだけれど、読めば読むほど「これは作者が悪いのでは?」と思えてきて困惑。 周りを見下す一方で自分では大した努力もしない。何でも周囲や社会のせいにして、「自分は被害者だ!」と訴えるだけ。もちろん企業のブラックな部分も描かれているけれ...
ブラック企業が蔓延る社会を批判する……という体裁なのだけれど、読めば読むほど「これは作者が悪いのでは?」と思えてきて困惑。 周りを見下す一方で自分では大した努力もしない。何でも周囲や社会のせいにして、「自分は被害者だ!」と訴えるだけ。もちろん企業のブラックな部分も描かれているけれど、作者の振る舞いの酷さはそれを上回っているのでは。 作者は本気で「自分は全く悪くない」と思ってこの本を出しているのでしょうか? そうだとしたらちょっと空恐ろしいかも。
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自らのことを「氷河期世代を代表するフリーライター」と自称するライターの、初めての単著である。 ただし、これを今問題の「ブラック企業で働き、身も心もボロボロになって退職した人間が書いたルポルタージュ」と思って読んではいけない。「自分は苦労して早稲田を出たのにまともなところに就職でき...
自らのことを「氷河期世代を代表するフリーライター」と自称するライターの、初めての単著である。 ただし、これを今問題の「ブラック企業で働き、身も心もボロボロになって退職した人間が書いたルポルタージュ」と思って読んではいけない。「自分は苦労して早稲田を出たのにまともなところに就職できず、生活のためにやむを得ずこんなちんけなところに就職した。だがそこは自分が思っていた会社ではなく、周りがバカだから自分の考えている仕事が何一つできない。だから悪いのは自分ではない」という恨み辛みを、延々と書き連ねているだけの駄本である。「ブラック企業」と思っているのは本人だけ、むしろ私は、彼みたいな人間を「一人前の社会人」に育成しようと奮闘していた、上司や先輩の苦労はいかばかりかと思ってしまうのである。
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