PSYCHO-PASS GENESIS(1) の商品レビュー
征陸のとっつぁんが恋しくなって再読。高校生のときは面白いくらいの感想だったけれども、再読して自分にとっての幸福な選択ってなんだ?自分は何を捨てて何を選び取るべきなんだ…って悩む若いとっつぁんの姿が自分にも重なって感慨深いです。賢いやり方は知ってるんだけれども妥協できない不器用な...
征陸のとっつぁんが恋しくなって再読。高校生のときは面白いくらいの感想だったけれども、再読して自分にとっての幸福な選択ってなんだ?自分は何を捨てて何を選び取るべきなんだ…って悩む若いとっつぁんの姿が自分にも重なって感慨深いです。賢いやり方は知ってるんだけれども妥協できない不器用なとっつぁん… PSYCHO-PASSの一期を見てないと想像しにくい情景がいくらかあると思うので、読んでみたい方は合わせてアニメ一期も見てみると良いと思います…!
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法を守るのか 人を守るのか シビュラシステムの問題が見つかり、運営当初から問題だらけだったのかも 自分にこれからの生き方を決定付ける岐路があるのだとしてもその岐路を見極められる自信がない 今まで理解していたPSYCHO-PASSの世界が浅かったことを知る 続刊を読んで理解を深めたい
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とっつぁん若い…(/_;) たとえば、父が戦場で人を殺めていたとして、戦後生まれの子どもがその親を、その罪を蔑むことなどできるだろうか?ギノさんと征陸パパがわかりあえなかったのは、社会がその戦争を隠してしまって、また両親の愛に徹底的に護られていたからでしょう。さえさん素敵だなー。
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征陸のとっつぁんが新人刑事として特捜に配属され、紆余曲折の末に色相が悪化し潜在犯となって刑事の職を追われるまでの話。 散りばめられた伏線はだいたい2巻の方で回収されます。 (レビューは2巻に続く
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西暦2080年、警視庁の新人刑事・征陸智己は、八尋和爾が率いる特命捜査対策室に配属される。そこは数多の未解決事件を追及する専任部署だったが、その背景には、包括的生涯福祉支援システム〈シビュラシステム〉により世界の覇権を握ろうとする厚生省に対する、警察庁の最後の抵抗があった。激しく...
西暦2080年、警視庁の新人刑事・征陸智己は、八尋和爾が率いる特命捜査対策室に配属される。そこは数多の未解決事件を追及する専任部署だったが、その背景には、包括的生涯福祉支援システム〈シビュラシステム〉により世界の覇権を握ろうとする厚生省に対する、警察庁の最後の抵抗があった。激しく変動していく社会体制に翻弄されながらも、正義の在り処を追い求めていく征陸であったが――。 アニメPSYCHO-PASSのスピンオフ。あの熟練した知恵と刑事の勘を持つ"とっつぁん"にもこんな若い時があったんだなとしみじみ。ASYLUMに引き続き素晴らしい作品です。見事にアニメの世界観を壊さず、書籍だからこそ伝えられる細かい心理描写にぐいぐい引き込まれてあっという間に読み終えてしまった。刑事をやめた八尋と思わぬ形で再会し、多くの仲間を失うところで1巻は終了。2巻で完結ということなので、いよいよ八尋を追い詰めるために征陸が執行官になる決意をするのかなと。家族だけでなく刑事であることが心のより所となっている彼がどんな思いで選択した道なのかを思うと、アニメの結末がまた泣ける。
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征陸物語であり、シビュラ黎明期の物語 最大幸福の世界とはなにか 何を持って幸せなのか そんな事を考えさせられましたよ なかなか、深いい内容でした まさにサイコパスの始まりの物語
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サイコパスの、あの世界になった直前直後を描いた作品。 若い征陸さんの目線で語られる世界が変わっていく様が大変興味深い。 そして吉上さんなのでエグい。 それも含めて面白かった。 2巻も楽しみ。
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新書版ノベライズと打って変わって、毎回警戒しながら手に取る小説版ノベライズ。けれど小説版こそ読まなければならないものだと思っている。ので、ジェネシスは「1」と銘打たれた時点で「次が出るまで絶対読むまい…全部揃ってから一気に読もう…」と心に決めていた…だって続き物とか絶対待っていら...
新書版ノベライズと打って変わって、毎回警戒しながら手に取る小説版ノベライズ。けれど小説版こそ読まなければならないものだと思っている。ので、ジェネシスは「1」と銘打たれた時点で「次が出るまで絶対読むまい…全部揃ってから一気に読もう…」と心に決めていた…だって続き物とか絶対待っていられない…。 征陸編。シビュラシステムの成り立ち。自分たちがよく知る世界から、シビュラを中心とする世界への移行はどのようになされたのか。「法」とされているものが何故警視庁ではなく厚生省管轄なのか。 今後実際にサイコパスのような世界になっていったとしても、なんの違和感がないほど、今でも実感として感じる社会システムの歪み、表と裏、脆弱性、そして弊害。既に共感神経系からのサイコハザードリスクは現代においてもみられるのではないか。既にこの世界は何かの過渡期にあるのではないか。 そんなリアリティの中で描かれる、容赦無い膨大な死。数が増えれば増えるほど、1つ1つの死の重みは減ってしまうんじゃないかなんてものは杞憂であり、繰り返されるそれは重く重く訴えかける。 征陸という一人のごく普通の青年が、ごく普通に手に入れたはずの生活・家族、大多数の人間が享受できるはずのそれを何故なくさねばならなかったのか。 冒頭で「八尋」と呼ばれる人物と、その後描かれる「八尋」の、容貌からしてもあまりに変貌したその姿に、何故ならなければいけなかったのか。 それでも何食わぬ顔で社会を収めるシステムとなったシビュラの業の深さと、その上に確立された世界の上で展開されたサイコパスシリーズの奥深さ。 ううううううおおおおもしろおおおおいいいいいい。
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征陸さんだぁ~! 本編ではちょっとしか触れていなかった、征陸さんの過去と、シビュラを中心に据えた社会の成立を書いている。 警察官であることと、厚生省へ移った後の差、シビュラが司る社会と、その社会に受け入れられない人たちと、征陸自身の正義とのギャップが書かれていて、この先がどうなっていくのか、怖くもあり楽しみでもあり。
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シビュラがどうやってできたのか、という過程が征陸さんを通して見ることができる作品でした。 アサイラムのときもそうでしたが、相変わらず死体の描写がグロくていいですね。ストーリーは、とても辛かったです…征陸さんの凄まじい半生が描かれていて胸がえぐられます。こんなすごい人生を歩んできて...
シビュラがどうやってできたのか、という過程が征陸さんを通して見ることができる作品でした。 アサイラムのときもそうでしたが、相変わらず死体の描写がグロくていいですね。ストーリーは、とても辛かったです…征陸さんの凄まじい半生が描かれていて胸がえぐられます。こんなすごい人生を歩んできて最終的に笑って死ぬことができた征陸さんはほんとうにすごいなぁ、としか言えません…読んでいておもしろかったですが、苦しかったです。シビュラが出来上がっていくのを見るのはもどかしさでいっぱいです。なんでこんなものが受け入れられてしまったのか…疑問ばかりですが、でもこの時代にはこれしかなかったんだなぁと、改めて実感。征陸一家や、八尋の親爺のことなど、気になることばかり。下巻もたのしみです…
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