倒れゆく巨象 の商品レビュー

ロバート・クリンジリー(著者),夏井幸子(訳者)

2020/06/02

‪「倒れゆく巨象」読了。‬
‪IBMがdisられまくる本。‬

‪株価を経営指標にしたため、投資ではなく人員削減や自社株買いに走った。‬

‪コロナウイルスの影響もあるとは思うけど（言い訳にできるタイミングでもある、）最近も数千人単位でリストラしてる‬。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-22/QAPIOQDWX2PS01

本の内容が簡潔に纏まっている。
https://www.us-stock-investor.com/entry/the-decline-and-fall-of-ibm-part1

他のまとめ。
https://nekotheshadow.hatenablog.com/entry/2016/06/19/210219

2018/10/20

英語版を買ってKindleで読んでいたけど、だんだんとついて行けなくなり、打っちゃっていたら邦訳が出た。日本IBMもこの本で説明されているアーモンクの方針によって、今も社員の削減が厳しく行われている。たしか数年前には8000人が日本の適正規模だとか言われていたが、今はどうなっているのかな。2015 Load Mapが現在の惨状の原因と言ってもいい。EPS 20ドルを達成するために借金してまでも自社株買いをすすめて、株価の上昇を図るなんて、経営者としてはどうなんだろうか？

2015/08/10

センセーショナルなタイトルに、最近明るいニュースをあまり聞かないIBMの何か原因が分かればと手に取ったが、著者の主張の裏付けがあまりに貧弱で、真実なのかもしれないが、思い込みなのでは？と感じることが多々あった。パルミサーノCEO以降は失策続きと。でも、顧客の意見はほとんど出てこないし、社員の声も匿名だし。なんだか2chを読んでいる気分にさせてくれた本。

2015/07/27

色々とよく調べてあるな、という印象。
エイカースからガースナーに変わる頃以降のIBMが、なぜ、どのように変わってしまったか、歴代のCEOの功罪と共に振り返っている。
ガースナーは外様経営者としてこの会社に大ナタをふるったその実行力はスゴかった、けど幾つか将来の衰亡の種を蒔いた。パルミサーノは運が良かった。そしてIBMしか知らないこの経営者はガースナーの変革を揺り戻した。ロメッティはまだ何もしていないしなしてもいない。
まぁ、やや誇張されているところもあるとは思うが、この巨大企業が生き残るために為すべきことは多くある、という印象を抱いた。

2015/05/19

10年前に退職した身としては、とても感慨深い内容だった。
懐かしかったけど、あの空気感の原因がわかったことですっきりしたこともありました。