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ヴィラネス -真伝・寛永御前試合-(1) の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2017/10/06

「出てくる奴ら、皆、外道!」と夢枕獏さん本人が仰ってる通り 登場人物は、主人公の宮本弁之助くん・・・ちゃんを除いてみんな外道。 師匠の秋山虎之助嬢ですらかなりの外道。 外道だけど、生きる事・剣の道に対しては一つの芯を持っているから 儚くも、そしておぞましさを感じるもどこか綺麗。 ...

「出てくる奴ら、皆、外道!」と夢枕獏さん本人が仰ってる通り 登場人物は、主人公の宮本弁之助くん・・・ちゃんを除いてみんな外道。 師匠の秋山虎之助嬢ですらかなりの外道。 外道だけど、生きる事・剣の道に対しては一つの芯を持っているから 儚くも、そしておぞましさを感じるもどこか綺麗。 一番最初に描かれる、恐らく最初の弁之助の果し合いでもう心が捕まれるね。 剣ではなく、身の丈程の棒で相手の顔面を削り取りながら撲殺。 なんて痺れる時代物があるんだろうと感嘆しましたよ。 師匠と旅を共にしてからの目的は廻国修行。 殺したり殺されたり、生きるか死ぬかはまさに紙一重。 剣で斬るだけが生きる道では無し。 時には粥も剣になる。 綱渡りの命のやりとりが見たければ是非読むべし。

Posted byブクログ

2015/06/15

登場人物全員性別逆転かと思ってたけど、そんなことはなかったぜ!御前試合に関わる主要キャラだけ女体化なんかな? 割とえげつない描写も多いのに、弁ちゃんが思いの外可愛くて、ほのぼのする読後感ですね() 近日発売の2巻が楽しみだな、これは。

Posted byブクログ