G女子!(1) の商品レビュー
『おしえて!ギャル子ちゃん』(鈴木健也)が好きな読み手は、少なからずストライクであろうJKコメディ メインにマジメ系・元気っ娘系・外見のみ不良系、とタイプの違う三人の美少女を当てる点は、少しあざとさを感じないでもないが、作品をそれが安定させ、面白くさせてくれているので文句はない ...
『おしえて!ギャル子ちゃん』(鈴木健也)が好きな読み手は、少なからずストライクであろうJKコメディ メインにマジメ系・元気っ娘系・外見のみ不良系、とタイプの違う三人の美少女を当てる点は、少しあざとさを感じないでもないが、作品をそれが安定させ、面白くさせてくれているので文句はない 個人的な好みで言わせてもらうと、周囲から勘違いされる事を辛く感じている“千人斬り(偽)”の涼子ちゃん推し。だが、彼女とは違う意味で女子力が異様に高い千夏ちゃん、出遅れている劣等感から嫉妬を顔に出し過ぎな由美ちゃんにも、魅力はある 酉川宇宙先生は、今現在、ヤングアニマルでエロゲー業界を描いた『EGメーカー』を連載中だが、その手のゲームにてんで興味がない私は、むしろ、この『G女子!』の方が好きだ。もちろん、JKよりOLの方が好きだって方もいるだろうから、読む事を無理強いしたりはしない タイトルも帯も、結構、ストレートだが、内容はそこまで過激じゃない いや、彼女らがGに挑む際の描写は確かにエロくて、男はドキドキしてしまうが、一般向き作品としての節度は、ちゃんと守っている 言い方はちょっと悪いが、『極黒のブリュンヒルデ』(岡本倫)に刺激が強すぎてしまう、と感じてしまう人は、まず、これくらいから馴らすべきだろう まぁ、何と言ったらいいのか、リアルだな、うん 「え、女子高校生って、そんなコトで悩んでるの!?」と、実際、口に出したら女子高校生に袋叩きにされかねない感想が、失笑と共に浮かんでしまう だが、ふと思い返すと、私も高校時代、異性からしたら鼻で笑う程度の、下系の悩みがあったにはあった 健全に生きる上で、オナニーは必要だ、男にも女にも。必要である以上、自分に合った正しいやり方を試行錯誤して見つけるしかない 事情が事情で、他人は当然として、家族に、友人にも相談できず、悩んでしまっている女子高校生に救いの手を差し伸べていると言えるか・・・・・・言えないかな? 無恥無知な三人の努力の方向は若干、間違っている気がしないでもないが、これもまた、青春だ このトリオに、ある意味では女子高校生らしい、小物臭が漂っちゃってる高橋さんが絡んできて、事態がよけいに混迷を極めるのか、今後の展開が楽しみだ 個人的に推しの話は、まだまだ元気な男なら一度は覗いてみたい、パジャマパーティーの楽しさを描いた、第6話「お泊り会」。胸や尻など、判り易い部分でなく、腹筋を魅せるとは、酉川先生、持ってるなぁ この台詞を引用に選んだのは、正にこの『G女子!』をシンプルに表現し、三人を応援したくなるものなので
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