本所おけら長屋(四) の商品レビュー
今回も安定のクオリティー5篇。「あかいと」では左官の娘、お糸が同じく左官の文七と結ばれる。先にも関連するエピソードがあったので一進一退を繰り返すかと思っていたが、その告白シーンは感動ものです。それに関わるお染さんもいい味出してますね。ゲスト出演の人々も層を厚くなり、丁寧で一貫した...
今回も安定のクオリティー5篇。「あかいと」では左官の娘、お糸が同じく左官の文七と結ばれる。先にも関連するエピソードがあったので一進一退を繰り返すかと思っていたが、その告白シーンは感動ものです。それに関わるお染さんもいい味出してますね。ゲスト出演の人々も層を厚くなり、丁寧で一貫したキャラクター作りにより、ストーリーがとても書きやすそうです。とはいえ多彩なエピソードを紡ぐ作者に脱帽です。
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阿波でーすのリピート場面がツボでした。めちゃくちゃ笑える、もうお笑い芸人のネタだよね、放送作家していた名残り いやいや実力ですねあのはちゃめちゃ飲みっぷりと喧嘩じゃない 阿波でーすの連呼が、畠山健二さんまだまだまだまだあるはずネタ話が。昨年聞いたサイン会で本気で困ったと言うけど、...
阿波でーすのリピート場面がツボでした。めちゃくちゃ笑える、もうお笑い芸人のネタだよね、放送作家していた名残り いやいや実力ですねあのはちゃめちゃ飲みっぷりと喧嘩じゃない 阿波でーすの連呼が、畠山健二さんまだまだまだまだあるはずネタ話が。昨年聞いたサイン会で本気で困ったと言うけど、20冊行ってるから、もうこち亀と同じ部門ですね。
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おけら長屋の人たちが繰り広げるどたばた人情コメディ。 今回も万松さんたちを始め、お節介焼きたちが様々な事情を抱える人を救う。 お糸ちゃんと文七さんの話はあんなにモダモダしておきながら結果はあっさりで、本当にこんな簡単な言葉を言えずにお互いに苦しかったね、と。 松吉さんが猫好きだっ...
おけら長屋の人たちが繰り広げるどたばた人情コメディ。 今回も万松さんたちを始め、お節介焼きたちが様々な事情を抱える人を救う。 お糸ちゃんと文七さんの話はあんなにモダモダしておきながら結果はあっさりで、本当にこんな簡単な言葉を言えずにお互いに苦しかったね、と。 松吉さんが猫好きだったとは。 あれでわりとこまめに面倒見てあげていて微笑ましかったな。
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もうどっぷりはまってしまいました。 河童の話、お糸ちゃんと文七さんの話、スリの頭、阿波の若侍、そして猫のみーちゃん。 どれも読みごたえたっぷり。 早く次読みたい!
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今回も笑わせていただきました。江戸っ子達の気持ちの良いお節介。人間味溢れてて良いわー。トラブルが起きても誰もがスッキリできるような解決してくれるのも読んでて気持ちいい。あっという間に読めてしまう。
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河童が出たと言う話から始まって、元女スリのお駒が、鉄斎に、相談を。。。 占いで若侍と恋に落ちると言われた町娘が。。。・ 文七遠いとの恋の顛末。 松吉の飼い猫が盗まれた!スワッ。。。 落語宛らのテンポのいい語り口と、人情話がいい感じで混じり合う、珠玉の長屋話。 第4巻、読んで間違いなしのシリーズ。
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おけら長屋シリーズ第4弾。 人情味溢れるお節介は健在です。 多くの人から信頼されている人柄で幾多の事件解決に貢献しながらも控え目な島田先生の活躍と、「あかいと」でお満さんが少し柔らかくなってゆく様子が良かったです。
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シリーズ第4弾。 今回もおけら長屋の住人達のお節介にうるうるしっぱなし。 「楽しいよ、お節介って。やくのも、やかれるのも。だって、その人が好きってことだろ。嫌いな人にお節介なんてやかないからね。だから、あたしたちには、好きな人がいっぱいいるってことさ」 いいなー。 こんなセリフを当たり前のようにサラッと言って、それを優しい顔してみんなが見つめてくれて。 これだからおけら長屋が時々恋しくなって読みたくなる。 今回の5編全てが優しさに溢れていて、何度も涙ぐんだ。 特にお糸ちゃんの恋を応援する『あかいと』、元女スリのその後を描いた『すりきず』、松吉の仔猫騒動を描いた『あやかり』が良かった。 私もお満さんと一緒に、おけら長屋のお節介のご褒美をもらえて、とっても嬉しい。
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内容(「BOOK」データベースより) 本所亀沢町にある「おけら長屋」は、いつも騒動ばかり。本所七不思議のひとつ、おいてけ堀で河童の捜索を始めた万造と松吉が巻き込まれた事件とは?島田鉄斎と因縁のある女スリが再び彼の前に現れて…。大工の八五郎の娘、お糸と文七の恋がついに決着?長屋で孤...
内容(「BOOK」データベースより) 本所亀沢町にある「おけら長屋」は、いつも騒動ばかり。本所七不思議のひとつ、おいてけ堀で河童の捜索を始めた万造と松吉が巻き込まれた事件とは?島田鉄斎と因縁のある女スリが再び彼の前に現れて…。大工の八五郎の娘、お糸と文七の恋がついに決着?長屋で孤立無援となった松吉を、相棒の万造は救えるか!?人の優しさが心に泌みる、笑いと涙の連作時代小説シリーズ、待望の第四弾。文庫書き下ろし。 令和元年10月17日~20日
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ほっこりできて、泣けて、笑えて…。もはや小説というより精神安定剤としても信頼できるこのシリーズ。 おいてけ、はオチの決まりようが良し。 すりきず、は捕物エンタメとしても良い。 よいよい、とにかく笑って。 あかいと、あやかり、でほっこり泣きましょう。 優しさを根底に持つ人の行動は気持ちを和やかにさせる。俺も優しくありたい、と毎度のことながら思わせてくれる。 万松…ではなく、もう鉄八万松カルテットになってきてるけど、良い方向のデフレかと思う(笑
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