武曲 の商品レビュー
剣道の才能というか、センスというか、そういうものってやはり独特のモノのような気がする。 仕事や家族よりも剣の道を選ぶヒトってのも、たしかにいるし。なんでそこまでと思うけど、本人もわからないんじゃないか。 剣と父親とアルコールにとらわれる一人の男と、ラップをこよなく愛する高校生の出...
剣道の才能というか、センスというか、そういうものってやはり独特のモノのような気がする。 仕事や家族よりも剣の道を選ぶヒトってのも、たしかにいるし。なんでそこまでと思うけど、本人もわからないんじゃないか。 剣と父親とアルコールにとらわれる一人の男と、ラップをこよなく愛する高校生の出会いと死闘。 長い長い回り道の果てに2人が至った境地。たぶんそれこそが多くの者が剣に惹かれる理由なんだろう。
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仕事が忙しくて疲れのせいであまり進まないと思っていたけど、どうやら違ったみたい。 私にはあまり合わなかった。 ストーリーとしては面白いと思うけど、矢田部の話がやたら重すぎて融が霞んじゃったかな。 H27.12.21~H28.1.19読了。
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現代の剣豪劇かと思っていたら大違い。高校生の素人剣士と天才の父に負けて落ちぶれた師範の話。 剣豪になって欲しいとは思わないけど、話が進まなくてつまらない。心情を描きすぎでバランスが悪い。もう少し事件を起こして欲しかった。
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これはおもしろい。 ラストにかけて描かれている、まわりの世界と同化していく感覚はほんとに気持ちが良いもの。 その感覚を思い出させてもらった。
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武道関連の小説を読みたいと思っていたところに、書店の平台で出会った新刊文庫本。 『ラップに夢中の高校生、いきなり竹刀を握らされ…』という帯のコピーがなんとも良くって。 現代を生きる、世代の違う者たちの描き方が鮮やかでした。 舞台もたまたま身近なところで、「そんなこと」もあるかもし...
武道関連の小説を読みたいと思っていたところに、書店の平台で出会った新刊文庫本。 『ラップに夢中の高校生、いきなり竹刀を握らされ…』という帯のコピーがなんとも良くって。 現代を生きる、世代の違う者たちの描き方が鮮やかでした。 舞台もたまたま身近なところで、「そんなこと」もあるかもしれないと思いながら。 細かいことを言わせてもらえば、書体についての記述がたびたびあるのだけれど、なんでも明朝体というのは、それはどうなのかしらと気になってしまいました。 読み終えて表紙のイラストをじっと見てみれば、くすぐりが効いていてそれもまた味わい深い。 しかし、こういう面白い、良い余韻の残るものを読んでしまうと、次に読むものを探すのが大変です。
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- ネタバレ
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作家さんを存じ上げなかった&表紙と帯に釣られて購入しましたが、剣道部だった自分の経験も踏まえて級落ちする人間は実際に回りにいたからなあとも思わなくもなく…w アルコール中毒で落ちていくところは心がしんどかったですが現実味はあんまりないです。それもそれで話しとして受け入れて、青春スポ根というよりも駄目な大人が高校生と向かって自分のアイデンティティを問いグラグラする話しって印象がありました。 ちょっとした文章にドキッとするのでこの作家さん中二心を掴んでるな・・・とも思ったり。
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