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日本戦後史論 の商品レビュー

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25件のお客様レビュー

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2015/05/27

対談形式なので読みやすい。また、お二人の言葉が大変おもしろかったです。まだ知らないことばかりだったので、ちょっと勉強してから再読します。

Posted byブクログ

2015/04/07

やっぱり面白い。内容もそうだが、内田さんも 白井聡さんの文書(文書ではなく発言だと思いますが) がとてもひかれる言葉の組み合わせというか綴り方です。 内容的には、以前からの主張や書いてあった内容と ほぼ一緒ですが。 自己破滅を望んでいるのではないかと思われる風潮。 もしかしたら本...

やっぱり面白い。内容もそうだが、内田さんも 白井聡さんの文書(文書ではなく発言だと思いますが) がとてもひかれる言葉の組み合わせというか綴り方です。 内容的には、以前からの主張や書いてあった内容と ほぼ一緒ですが。 自己破滅を望んでいるのではないかと思われる風潮。 もしかしたら本当に破滅を望む民意があるような気も します。『敗戦の否認』の考え方に至るロジック。 フランスでの状況など。これらは内容的にも面白い と思います。 ひとつだけ追加しておくと。現政権安部首相のこき 下ろし方がどんどんひどくなっていること。 内容や著者たちが主張していることについては 同意することが多いのですが。 そういう政権だからこそ、あまりにこき下ろすと 大丈夫なのかなと心配してしまいます。

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2015/04/06

現在の日本が事実上アメリカの属国であることは客観的な事実としてある。沖縄をはじめとする米軍基地や、領空内の空域支配、内政干渉とも言える年次改革要望書の存在など、他の同盟諸国と比べても圧倒的に服属させられている。本来、それこそが戦後レジームであり、安倍政権が真にそこからの脱却を望む...

現在の日本が事実上アメリカの属国であることは客観的な事実としてある。沖縄をはじめとする米軍基地や、領空内の空域支配、内政干渉とも言える年次改革要望書の存在など、他の同盟諸国と比べても圧倒的に服属させられている。本来、それこそが戦後レジームであり、安倍政権が真にそこからの脱却を望むのであれば、まず対米関係を見直す事が先決のはずである。しかし実際には中韓との敵愾心を煽ることで、ますます対米従属の必要性を強めている。こうした政治によって国民はなにか虚無感にとらわれて政治的無関心に陥るわけだ。 平和で豊かな時代が続くと、やはり政治は堕落するのだろうか。そうでない世界を切り拓いていきたいものだ。

Posted byブクログ

2015/03/29

どうやったら次に勝てるかという問いがタブーになるほど、てってきて気にまけた。 外国軍に基地が半永久的に存在することを変に思わない 佐藤健志 震災ゴジラ アメリカの51番目の州である方が、属国である今のよりも世界政治にコミットできる ブラジル 戦後で勝ち組負け組を分けたもの ...

どうやったら次に勝てるかという問いがタブーになるほど、てってきて気にまけた。 外国軍に基地が半永久的に存在することを変に思わない 佐藤健志 震災ゴジラ アメリカの51番目の州である方が、属国である今のよりも世界政治にコミットできる ブラジル 戦後で勝ち組負け組を分けたもの 玉音放送のラジオを聞けた 貧乏でラジオをもっていないと聞けなかった 国内も玉音放送でなく、新聞号外だったら、納得出来ない人がでて内戦になったのでは デマ はそのひとの無意識の欲望 ブラジルの勝ち組 敗戦の否認 歴史修正主義は、現場でそれを見た人が死んで、生身の証人がいなくなったころを見計らって出てくる フランスの移民問題極右 敗戦の否認 ナチスに加担してさまざまな戦争犯罪を犯し、本当は敗戦国としてうなだれて敗戦を迎えるべきだった。 ド・ゴールの力技で手の白い戦勝国として戦後国際社会に登場しようとした その過程でさまざまな隠蔽工作をした ビシー政府の官僚がそのまま横滑りで第四共和政の官僚となった 福田和也 奇妙な廃墟

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2015/03/25

ブログに掲載しました。 http://boketen.seesaa.net/article/415356981.html 本書の白眉は、内田による「敗戦の否認」についての醒めた視線、発言だ。 「敗戦の否認」は、なにも日本の専売特許ではない。 たとえばフランスは、戦後まるで「戦勝国...

ブログに掲載しました。 http://boketen.seesaa.net/article/415356981.html 本書の白眉は、内田による「敗戦の否認」についての醒めた視線、発言だ。 「敗戦の否認」は、なにも日本の専売特許ではない。 たとえばフランスは、戦後まるで「戦勝国側」の国であるかのように扱われたり、ふるまったりしているが、歴然たる敗戦国だった。第2次世界大戦終結時のフランスは、ヴィシー政権という対独協力政権、親ナチズム政権であった。イギリスに亡命していたドゴールのたくみな政治技術で、あたかも連合国側の一員であるかのような戦後をつくった。 いまでも、フランスでヴィシー政権の対独協力・親ナチズムを暴く研究をすることは「自虐史観」として徹底的に忌避されるのだという。

Posted byブクログ