現代思想(42-14) の商品レビュー
読みつ戻りつしながら、結局3ヶ月くらいかかってとりあえず読破。 問題意識の発端は、言わずと知れた「学校教育法及び国立大学法人法の一部を改正する法律案」なのだろう。 立場が変われば感じ方が異なるのは当然だが、すっきりしない。 こういうことを勝手に決める方も、それに反対する方も...
読みつ戻りつしながら、結局3ヶ月くらいかかってとりあえず読破。 問題意識の発端は、言わずと知れた「学校教育法及び国立大学法人法の一部を改正する法律案」なのだろう。 立場が変われば感じ方が異なるのは当然だが、すっきりしない。 こういうことを勝手に決める方も、それに反対する方も何かがずれている様な気がする。 トップダウン・・・・・ まさに崩壊なのかも知れない。
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大学関連の特集の際は、本書を入手するように努めている。本棚の背表紙を見ると、特集のタイトルが、「大学の未来」(2009)→「危機の大学」(2011)→「大学崩壊」(2014)と設定されていた。ここに編集者の認識の変化が表れているようで、題自体は悲観的になる一方だが、実感としてそう...
大学関連の特集の際は、本書を入手するように努めている。本棚の背表紙を見ると、特集のタイトルが、「大学の未来」(2009)→「危機の大学」(2011)→「大学崩壊」(2014)と設定されていた。ここに編集者の認識の変化が表れているようで、題自体は悲観的になる一方だが、実感としてそう編まれている点がおもしろい。次回の特集タイトルはどうなるか気になるところである。 かなり乱暴に論調の傾向を整理すると、『中央公論』よりアカデミックで、『IDE』より反体制的な位置にあるといえるかもしれない。 いうまでもなく、大学教員という人々が、様々な考えを持つのは、歴史的に至極当然である。だが、彼らの意見を耳にする機会は意外に少ない。時間的制約や、無意識に情報のソースをフィルタリングしていることが原因、と今は思っている。そうした状況下で、ある程度の水準が保たれた本書のような特集は、仕事上の「練習問題」に取り組む際に有用だった。 威信の高い大規模大学の学内事情が詳らかに説明されている。これはファカルティの先生方との問答の参考になる。ちなみに、1コマ90分で、担当コマ数上限が専任6コマ、非常勤4コマは相場なのか。
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