リケイ文芸同盟 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
がっつり理系の桐生が異動した部署は、理系とは無縁の文芸編集部だった。 数字の結果が全てだと思って、読者のことを再優先に思って、ミリオンセラー本を作ることを夢見て 理系頭脳をいかしてやってきたはずの桐生だったけれど 文芸編集部では なかなか思うように数字が味方になってはくれず 慕ってくれている後輩の鴨宮さんの熱意を傷つけてしまい 悩みながらも同僚の嵐田に恩師の西堂教授によって編集者としての道を歩んでいく。 数字統計ももちろん重要で それに加え、熱意もなかなか馬鹿にできないということか。 最後がちょっと失速気味かな~。 数字に弱くても、読める青春系)^o^(
Posted by
理系人間の桐生蒼太が、文芸編集部に異動になって奮闘するお話。 リケイの編集者という設定が気になって読んでみました。 嵐田と桐生の友人関係が、なかなか面白かったです。 「茅野幹友」の正体も、なるほどと思わせる展開。 なんだけど、なんか物足りない感もあり。 なぜだろう?
Posted by
お仕事小説。数学科出身の若手編集者が、文芸書のミリオンセラーを目指す。 著者自身が理系のようで、その影響で理系の主人公が文芸編集者になって格闘する、というストーリーができあがったのだと推察する。 『舟を編む』の甘っちょろい版という感じか・・・。 それなりに面白くはあるが、読ん...
お仕事小説。数学科出身の若手編集者が、文芸書のミリオンセラーを目指す。 著者自身が理系のようで、その影響で理系の主人公が文芸編集者になって格闘する、というストーリーができあがったのだと推察する。 『舟を編む』の甘っちょろい版という感じか・・・。 それなりに面白くはあるが、読んでいると社会人9年目としては、文系だ理系だ、とかあいまいだとか、そんなことばかり言っていては仕事にならないだろう!と突き放してしまいたくなった。 恩師の教授のアドバイスや、同窓生で会社も同期の友人が支えの声が、ストーリーを動かす助けになっている。 著者の作品がもう少し進化したら、また読んでみたい。 2015.07.03読了
Posted by
男性が「舟を編む」を書いたらこんな感じになるのだろうか。 エゴと情熱について書かれてるところは面白い、と思いつつ。 えっ。いまそういう統計ってしてないの? とも思う。 それから、女性テンプレですよね、とか。 あんまり理系じゃないよね……とか。 大人が読む物語にして...
男性が「舟を編む」を書いたらこんな感じになるのだろうか。 エゴと情熱について書かれてるところは面白い、と思いつつ。 えっ。いまそういう統計ってしてないの? とも思う。 それから、女性テンプレですよね、とか。 あんまり理系じゃないよね……とか。 大人が読む物語にしてはずいぶんとシンプルで単純だなぁと思うところがある。 それでも続編を読みたい。 彼の物語は始まったばかりだ。
Posted by
出版業界の事情が分かってそれなりに面白いのですが、ターゲット読者でないせいか、スカッとする読後感はなく、またワクワクするような感じもありません。お仕事青春小説なので、答えが出ないとしても、登場人物たちが悩む姿に共感するのでしょう。でもやはり、お話しとしての落とし所が欲しいと思って...
出版業界の事情が分かってそれなりに面白いのですが、ターゲット読者でないせいか、スカッとする読後感はなく、またワクワクするような感じもありません。お仕事青春小説なので、答えが出ないとしても、登場人物たちが悩む姿に共感するのでしょう。でもやはり、お話しとしての落とし所が欲しいと思ってしまいます。理系「ならでは」のやり方も、何となく中途半端な印象でした。もっと数字を沢山使ってもいいんじゃないでしょうか。理系・文系という枠にとらわれることなく、双方を統合した、新しいやり方を提案する人物が主人公なら、より好感を抱いたと思います。(それをやったら、お仕事青春小説ではなくなるのかもしれませんが)
Posted by
面白かった。サクッと読了。「メルセンヌの見た夢」読んでみたい。これ読んで思い出したけど「フェルマーの最終定理」読みかけだった。読まなくちゃ。
Posted by
著者の「お任せ! 数学屋さん」って云う作品は昨年読んで、まあ将来に期待って思ったけど、まだ期待レベルには達してないが、面白くはなってると思う。理系と云うより数字に拘る数字屋さん、うまく数字を使って、より人の心を掴めるようになれば一人前ですね。作者ももう一歩!
Posted by
うーんうーん、こういうのって感想が書きにくい。いくらでもケチはつけられる。テーマのわりに深みがなくて、エピソードのバランスも悪い(エラソーですみませんねえ)。でも、なんだか最後まで読ませちゃう力があるんだよね。作者自身がリケイ男子なので(東大出だと)、あちこちに実感がにじんでいる...
うーんうーん、こういうのって感想が書きにくい。いくらでもケチはつけられる。テーマのわりに深みがなくて、エピソードのバランスも悪い(エラソーですみませんねえ)。でも、なんだか最後まで読ませちゃう力があるんだよね。作者自身がリケイ男子なので(東大出だと)、あちこちに実感がにじんでいるからであろうか。それはまた「自分の守備範囲」で書いてるというつまらなさと裏腹だと思う。
Posted by
表紙に惹かれて、内容も良さそうだったので購入。 西堂教授の言葉にはっとさせられたりもしたものの、全体的にはちょっとパンチに欠けるというか少し浅い気もした。
Posted by
理系人間の文系社会での生きづらさがリアルに表現されていた。最後の曖昧さは若干のマイナスポイントかな。
Posted by