幸福に死ぬための哲学 池田晶子の言葉 の商品レビュー
人生はツマラナイと思えばツマラナイし、素晴らしいと思えば素晴らしい。つまり、人生は自分の思った通りになる。 といった台詞に代表されるように「逆張りの女王」なので、内容的にはある種のプラグマティックさがあり、こういう箴言集としてまとめられると矛盾だらけになってしまうのは否めない。結...
人生はツマラナイと思えばツマラナイし、素晴らしいと思えば素晴らしい。つまり、人生は自分の思った通りになる。 といった台詞に代表されるように「逆張りの女王」なので、内容的にはある種のプラグマティックさがあり、こういう箴言集としてまとめられると矛盾だらけになってしまうのは否めない。結局は、<私>と<今>に還元されるのかなという印象ではあるが。 それでも、言葉の迫力や鋭敏さは半端なく、引き付けられるものがある。本書を導入として、個々の作品に触れればよいのかと。
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いじめについての記載がある 実はいじめてる人が一番傷付いてるのかもしれない 生きるのをやめる教育を日本ではしているのかもしれない
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最近長〜〜〜い本読むモチベなかったけど、これは短編集だからさくさく読めた! ・わかる力は愛である ・一切は君の自由だ ・「情報弱者」にも言わせてほしい の章が心に残った。 めまぐるしく変化する世の中だけど、人との繋がり、善悪、考えること、幸福....などなど人生にとってbest...
最近長〜〜〜い本読むモチベなかったけど、これは短編集だからさくさく読めた! ・わかる力は愛である ・一切は君の自由だ ・「情報弱者」にも言わせてほしい の章が心に残った。 めまぐるしく変化する世の中だけど、人との繋がり、善悪、考えること、幸福....などなど人生にとってbest of 大切なことは変わらずに在り続けてくれているんだな。欲望に振り回されてしまいがちな今を生きる私の心には刺さることが多かった。 気になった文章は残酷幸福論に載っていることが多かったから、次はそれを読んでみたい!
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哲学エッセイという新しいジャンルを確立しま したが、2007年に早逝された池田晶子氏。 数多くの著作を残していますが、一つ一つが 生きることに対する強いメッセージを放って います。 この本は、その著作の中で残したメッセージを 「人生」「幸福」「老い」「死」などのテーマ 毎に分...
哲学エッセイという新しいジャンルを確立しま したが、2007年に早逝された池田晶子氏。 数多くの著作を残していますが、一つ一つが 生きることに対する強いメッセージを放って います。 この本は、その著作の中で残したメッセージを 「人生」「幸福」「老い」「死」などのテーマ 毎に分けて紹介しています。 その一つとして 「幸福であるとは、心が幸福であるという以外 ではあり得ない。不幸な心は、どんなにお金を 積んでも幸福な心を買うことだけはできない。 すると、一番欲しいものを買うことができない お金なんてものを、人はどうしてほしがるのだ ろう」 生きることに対して前向きになれる一冊です。
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市立図書館で読みました。 池田晶子氏の書籍は、よく目にするものの、読んだことがあったか覚えていなかったので、手に取りました。 わかろうとする意識は優しさだと。 その通りです。 わかろうとする努力、足りないです。
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幸福になる、または死ぬ、ということは簡単ではない。なぜなら、今持っている概念を捨てる覚悟が必要だから。 じゃあ何をどう捨てればよいのだろうか?この本はそのガイドとなるように思う。 「ああ、そう考えるのか。」という言葉が載せられている。でも、それは「考える」方向性であって、決して答...
幸福になる、または死ぬ、ということは簡単ではない。なぜなら、今持っている概念を捨てる覚悟が必要だから。 じゃあ何をどう捨てればよいのだろうか?この本はそのガイドとなるように思う。 「ああ、そう考えるのか。」という言葉が載せられている。でも、それは「考える」方向性であって、決して答えは与えてくれないし、与えられてもいけない。考えないといけない。自分が考え続けないと、幸福には死ねないのだ。考える方向に困ったとき、考えては行けない方向に思考が走りだした時、この本を開くことにしている。 この本を元に、池田晶子さんの本を読み始めたが、わかり易い言葉で考え方を示してくれるのが本当にありがたい。
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この本好き。図書館から借りてきたけど、本棚に欲しいと思った。池田晶子の言葉は読んでいて、僕が言うのはおこがましいけど、僕が漠然と感じていたことが言葉になったような感覚になった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日常の言葉による哲学エッセイを遺し、2007年に亡くなった著者の著作からの引用集。 1ページに収まる文章の尖った表現はかなり刺激的だが、普通の用語だけに、著者が表現している意味を理解するには、原典の文脈に当たる必要があると感じた。出所は巻末の一覧に該当ページまで記載してあるので、もとよりそうした位置づけの本なのかもしれない。 といいつつ、著作まで読みたいという気持ちにはなれなかった。 例えば引用した文章はとても刺激的だが、二択バインドのワナも感じ、どちらでもない答えも考えたいと感じる。 15-105
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まず自分と出会わなければならない。 日本は自分を信じていなければ、他人を信じることはできない。 自分なんてものは本当は何ものでもない。 個性というのは自ら求めるものではない。自分らしくを求めることが自分を自分楽しくなくしている。
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幸福、愛、自分とは何か 言葉の力、善悪と道徳、倫理 宇宙より、内界へ向かう 14歳からの哲学をベースに、 大変奥深い言葉が載せられていました。
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