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自衛隊海外派遣と日本外交 の商品レビュー

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2017/02/08

自衛隊の海外派遣は今や日本の対外政策の一選択肢となっています。湾岸戦争後の自衛隊掃海艇派遣(1991年)を皮切りに、現在に至るまでの約四半世紀の間に様々な派遣実績を重ねてきた結果と言えるでしょう。ですが、平和主義を国是とする日本において、自衛隊の海外派遣はなぜどのようにして進めら...

自衛隊の海外派遣は今や日本の対外政策の一選択肢となっています。湾岸戦争後の自衛隊掃海艇派遣(1991年)を皮切りに、現在に至るまでの約四半世紀の間に様々な派遣実績を重ねてきた結果と言えるでしょう。ですが、平和主義を国是とする日本において、自衛隊の海外派遣はなぜどのようにして進められてきたのでしょうか。 この疑問について、外務省に焦点を当てて検討しているのが本書です。竹下登政権から小泉純一郎政権までの期間を取り上げて、派遣を積極的に後押ししてきた外務省の動向が主に明らかにされています。政治家や関連省庁、そして国際連合などと折衝を重ねる外務省の試行錯誤が描かれており、外務省が「人的貢献」の「実績積み上げ」に腐心する様子を見て取れることでしょう。未公刊文書やインタビュー調査を駆使した研究成果ということもあり、報道では見えづらかった水面下の動向を知る楽しみも本書の中には詰まっています。自衛隊の海外派遣問題に関心のある方々にお薦めの一冊です。 (ラーニング・アドバイザー/国際 OYAMA) ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?bibid=1687078

Posted byブクログ