超ひも理論をパパに習ってみた の商品レビュー
今まで単語でしか分からなかったことが、ばばばと全てが鮮やかにつながった。読み始めは、こんな女子高生がありえないと受け止め難かったが、最後はこの設定で良かったと思う。とにかく説明がうまい。共形不変性、ホログラフィーという対応理論のあたり、本当にうまい。 ・平面波の方程式から質量が...
今まで単語でしか分からなかったことが、ばばばと全てが鮮やかにつながった。読み始めは、こんな女子高生がありえないと受け止め難かったが、最後はこの設定で良かったと思う。とにかく説明がうまい。共形不変性、ホログラフィーという対応理論のあたり、本当にうまい。 ・平面波の方程式から質量が出てくる機構。p84 ・グルーオンだらけになる=逆ゼロ乗法則。p101 ・陽子が異次元の方向に回っているとするとエネルギーがあることになり、質量を持つ。p107 ・それを異次元空間に拡張し、質量を持たせる計算例。p114 ・光は開いたひも。あらゆる方向に振動できるから。p127 ・重力はとじたひも。振動が二種類で距離が計算できるから、p129
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http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784061531543 , https://sites.google.com/site/naniwazaka/
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内容は平易な解説で面白かった。しかし、娘さんのセリフや思ったことが、あまりにも物分りが良く、都合の良い表現やこたえをしていて、お話としてはちょっとイマイチな感じがした。
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読みやすいか読みやすくないかでいうと、相当読みやすいです。分かるかどうかは別問題として。 いや、実際、易しく書いてはあるんでしょうけど、言ってることの半分くらいは訳が分かりませんでした。ど文系なもので。 物理学者の生態が面白おかしく書いてある、という意味でも楽しめます。 女子高生...
読みやすいか読みやすくないかでいうと、相当読みやすいです。分かるかどうかは別問題として。 いや、実際、易しく書いてはあるんでしょうけど、言ってることの半分くらいは訳が分かりませんでした。ど文系なもので。 物理学者の生態が面白おかしく書いてある、という意味でも楽しめます。 女子高生が大人の考えてるプロトタイプな子なので、そういうのが苦手な方はイラッとするかも。
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どこかで見たような説明ばかりの孫引き解説書がある中で、本書はオリジナリティあふれる説明で実に刺激的。わかるか、というと良くわからないのだが、本書の平易な文章で、超弦理論の最先端の雰囲気を私のようなど素人でもほんの少し味わえる。
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『超ひも理論』について、物理学者のパパが高校生の美咲に毎晩10分ずつの講義をする。 とても噛み砕いて、シンプルな絵もついて、分かりやすく説明しているので、ストーリーとしてはすらすら読める。 けど、分かりやすく書かれているとはいえ、私には一度読んだだけでは分からなかった・・・!(汗...
『超ひも理論』について、物理学者のパパが高校生の美咲に毎晩10分ずつの講義をする。 とても噛み砕いて、シンプルな絵もついて、分かりやすく説明しているので、ストーリーとしてはすらすら読める。 けど、分かりやすく書かれているとはいえ、私には一度読んだだけでは分からなかった・・・!(汗) 最終的に理解した美咲すごい! でも、本文中で美咲が言っている通り、「分からないことがおもしろい」とは思えた♪ 素粒子や異次元、超ひも理論について書かれた他の本も読んでみて、何となくでも分かるようになりたいもの!
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本当に70分で読めちゃいます。ざっと理解しようと思ったら十分かもしれません。物理をやろうという理系の高校生ならイメージしながら読めると思います。ただし、途中にある解説は正直難しいです。 第5講義出てくる3次元空間で止まっている陽子が異次元でものすごく動いて質量を発生させているとい...
本当に70分で読めちゃいます。ざっと理解しようと思ったら十分かもしれません。物理をやろうという理系の高校生ならイメージしながら読めると思います。ただし、途中にある解説は正直難しいです。 第5講義出てくる3次元空間で止まっている陽子が異次元でものすごく動いて質量を発生させているという表現が分かりやすくもあり、新発見でした。
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やっぱり難しいですね。入り口の前の券売機に並んだ感じですね。入り口にすらなかなか入れませんが、入場券は買えましたよ。
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雰囲気のみで理論の中身に触れることはできなかった。読みやすいので中学生ぐらいが対象の読み物。超ひも理論は、究極の理論として名前だけはよく知られている。しかし、それを理解している研究者は日本でたった100人という、それが一番の驚き。
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本編は父と娘の会話でざっくり素粒子と異次元の話が展開されているものの、各章の末尾にあるコラムでは数式を使って割とまじめに解説していたりして、なるほど、わからん!といった感じ。それが5章ぐらいからだんだんとリンクしてきてわかったような気にさせられるから不思議。つまりクオークが異次元...
本編は父と娘の会話でざっくり素粒子と異次元の話が展開されているものの、各章の末尾にあるコラムでは数式を使って割とまじめに解説していたりして、なるほど、わからん!といった感じ。それが5章ぐらいからだんだんとリンクしてきてわかったような気にさせられるから不思議。つまりクオークが異次元方向に伸びる紐の断面であり、見えない部分で振動している=エネルギーを持っているためクオーク(断面)自体に重さがなくてもクオークによって構成される陽子としては重さを持っている、と。陽子に現れるクオークが2つまたは3つということはクオークは開いた紐なのかな?(閉じているなら偶数のはずだから) なるほど、わからん! しかし本書の良いところは「わからない=面白い」ととらえる物理学者の感性が色濃く反映されている点にあると思う。大人になると(?)大抵のことを知った気になって、分からないことをストレスに感じてしまうことが少なくない。一個人が知っていることなんて森羅万象のほんの僅かな部分でしか無いはずなのに、ね。このようにわからないことをワクワクに換える感覚を蘇らせてくれる意味でも本書はオススメ。 異次元、面白い!
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