謎好き乙女と奪われた青春 の商品レビュー
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矢斗春一と早伊原樹里の軽口を叩き合う関係が好きです。 本心を語り合わない気楽さと、過去を暴かれるのではないかという不安が2人の関係の間にあったのだと思います。
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米澤穂信先生の「小市民シリーズ」や「古典部シリーズ」を思い出すなぁ。 しかしこの先、ヒロインを好きになれるかが不安だ。
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一気読みしたミステリ。 ロジック?論理展開で文字をどんどん追っていくような、そんなミステリ。 女の子との関係は私の好みではなかったのですが、面白かったです
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「誰にも気づかれずに花束を一瞬で入れ替える方法」 舞台上でかかげられた真っ赤な薔薇の花束。 会長と姉妹ということは、花束を渡した会長自身も何かしら気付いて事の顛末を見届けていたのかもしれないな。 「四列離れた席からカンニングする方法」 余りにそっくりな答案用紙。 事実だけを見て...
「誰にも気づかれずに花束を一瞬で入れ替える方法」 舞台上でかかげられた真っ赤な薔薇の花束。 会長と姉妹ということは、花束を渡した会長自身も何かしら気付いて事の顛末を見届けていたのかもしれないな。 「四列離れた席からカンニングする方法」 余りにそっくりな答案用紙。 事実だけを見て推理したらいじめに似た境遇が思い浮かぶが、ただ仲のいい友人だったと定義するだけでこれだけも状況が変わるのだな。 「一日で学年全員のメアドを入手する方法」 たった一文字変えるだけで。 彼女を奪いたいという動機で始まった事件かと思いきや、彼を思いやる行動から事件を起こそうとしていたなんて予想もつかなかったな。 「事件を引き寄せる「体質」を身に着ける方法」 体質を手に入れるための行動は。 人を助けるという事はそれなりのリスクを伴うということで、必ずしも悪がいて正義がるとも限らないし報復という事もある事を忘れてはいけないんだよな。 「終わらせる方法」 中学からの呪いを解くために。 彼が追い詰めているようで追い詰められているのかと思ったが、彼女の登場で登場人物の立場が分かり呪いを解くためとはいえかなり賭けに近い事をしたのだな。
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ストーリーとしては、先の読めない感が面白かったですが、軽い文章と 登場人物に共感できない感じで、星3つ!
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難有り美少女新入生と彼女に捕まった先輩が出会う、入学式の花束のすり替え等の謎たち。カースト下位としながら俯瞰したつもりのような所他若い痛さが少しつらい。自分だけの正義を驕り振り回した過去を経たトリックは「僕」がしっくり来なかった。悲劇のヒロインになりたくてやり切ってしまった片思い...
難有り美少女新入生と彼女に捕まった先輩が出会う、入学式の花束のすり替え等の謎たち。カースト下位としながら俯瞰したつもりのような所他若い痛さが少しつらい。自分だけの正義を驕り振り回した過去を経たトリックは「僕」がしっくり来なかった。悲劇のヒロインになりたくてやり切ってしまった片思い女子の歪みが印象的。
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新入生代表に渡した花束、がすべての発端だった。 と思ったら、本当の発端は生徒会長だった、という落ち。 5話分の日常…ではないやも知れないミステリーですが 主人公はともかく、偽装彼女になった新入生代表が 生理的に受け付けません。 自分の楽しみのためなら、人の生活はどうでもよく む...
新入生代表に渡した花束、がすべての発端だった。 と思ったら、本当の発端は生徒会長だった、という落ち。 5話分の日常…ではないやも知れないミステリーですが 主人公はともかく、偽装彼女になった新入生代表が 生理的に受け付けません。 自分の楽しみのためなら、人の生活はどうでもよく むしろ犠牲になってもよい、という感じが。 人間の第一印象って本当に大事だな、と思ったほど 多少の優しさが見えても、人として好きになれません。 話が進んでいくと、主人公の許容範囲であったのが 分かってくるのですが、心が広すぎる、としか思えません。 主人公の友人の行動には、感動しそうでしたが やり方、間違えてます。
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図書館で。 なんとなく、なんとなくですがハガナイのヒキタニ君みたいな感じの主人公。まあネガティブ思考には意味があったんだけど。 情報を手に入れ、人を思い通りに動かすとは中々難しいことだと思うんだけれども彼は上手くやっていたつもりなんだろうなぁ。もう少し正攻法で臨んだら結果は違っ...
図書館で。 なんとなく、なんとなくですがハガナイのヒキタニ君みたいな感じの主人公。まあネガティブ思考には意味があったんだけど。 情報を手に入れ、人を思い通りに動かすとは中々難しいことだと思うんだけれども彼は上手くやっていたつもりなんだろうなぁ。もう少し正攻法で臨んだら結果は違ったのかもしれないけれども正義が正しく評価されないなら自分が正義を行ってしまえ、という風に行動してしまった辺り幼いとも言える。何が正義かなんて人によって定義は違うし。 それにしてもヒロインが… ああ、こういう子、ダメだわ~という女の子。容姿はカワイイらしいけど小説だしし。大体、顔が可愛いだけでそんなにチヤホヤされるものだろうか?と太古の昔になりつつある自分の学生生活を振り返ってみたけれども…漫画や小説みたいに美少女にオトコが群がるなんて状況、一度もお目にかかったことないな。自分の学生時代が古すぎるのか、それとも超絶美少女なる存在が周囲に居なかったためかはわからないけど。 そう言えば米澤穂信のお菓子の名前がついたシリーズの男女もこんな感じで冷めてたなぁ… 今どき(なのかどうかは知りませんが)の高校生はギスっとした関係が好みなんだろうか?なんて考えてしまいました…
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初読みの作家の方。ただし、読後の印象はやや消化不良気味。理由は二つ。春一がミステリーを嫌いだといった理由に納得がいかなかった点と第5章の語り手が変わり「???」となった点。後者の理由については、読んでいる自分が迂闊だったといえるのかもしれない。春一の性格というか態度にも何か共感できるものがなかった。早伊原のキャラ付けは面白いと思ったのでシリーズの続刊があれば取りあえず読んでみたいと思う。
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好きなカテゴリーの1つである学園ミステリーもの。主人公である八斗君の過去の自分に対する悔恨は、米澤穂信氏の小市民シリーズの主人公、小鳩君とかなり被ります。 本書は謎というより人間の裏表がメインの内容でしたが、仕込みは終わったはずなので今後は知力を活かした謎解きシリーズに発展して欲...
好きなカテゴリーの1つである学園ミステリーもの。主人公である八斗君の過去の自分に対する悔恨は、米澤穂信氏の小市民シリーズの主人公、小鳩君とかなり被ります。 本書は謎というより人間の裏表がメインの内容でしたが、仕込みは終わったはずなので今後は知力を活かした謎解きシリーズに発展して欲しいです。
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