異世界食堂(1) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
料理の描写が良すぎます!読んだ料理を思わず食べたくなります。 初めてねこやにくる人たちの、お水無料や客層の豊かさなどに毎回驚くのが、形式美という感じで好きです。
Posted by
ファンタジー作品を紹介する展示の候補の一つとして読み増した。 主人公が冒険したり、魔法を使ったりするのではなく、現代日本の普通の定食屋が週に1日だけ「異世界とつながる」という設定の物語です。 祖父から店を引き継いだ店主が、魔法の扉をくぐって訪れえるエルフ、リザードマン、ゴブリン、...
ファンタジー作品を紹介する展示の候補の一つとして読み増した。 主人公が冒険したり、魔法を使ったりするのではなく、現代日本の普通の定食屋が週に1日だけ「異世界とつながる」という設定の物語です。 祖父から店を引き継いだ店主が、魔法の扉をくぐって訪れえるエルフ、リザードマン、ゴブリン、ドラゴン、そして異世界の人間たちへ、「コロッケ」や「豚の角煮」といった私たちの世界では当たり前の料理を振る舞うという、単純な構図の短編集ですが、異世界にはない料理法であることや、彼らの文化とは異なる食文化であることに衝撃を受けながら舌鼓をうつ異世界住人の姿をほほえましく読むことができます。 そして、本書のもっとも魅力的な部分は「味の描写」です。一人ひとりの登場人物に丁寧に設定が付与されていることもさることながら、読みながら思わず「食べたい!」と強く思わせる表現が多く、「安くて旨い」という日本の定食屋の底力を感じさせてくれる作品でもあります。 現在、シリーズは6巻目まで刊行されていますが、この後、常連客同士の関係性がどうなるのか、そしてどんな料理が紹介されるのか、非常に楽しみで続刊も読みたくなる一冊です。
Posted by
アニメから来ました。 それぞれの章も短く、テンポ良く読み進められる。 かといって話が章ごとに分かれてるのではなく、登場人物や時系列が続いており、それぞれの関係性も気になってくる。 文字だけでもとても美味しい様子が伝わってきて、とても楽しめました。 引き続き2巻に突入します! 豚...
アニメから来ました。 それぞれの章も短く、テンポ良く読み進められる。 かといって話が章ごとに分かれてるのではなく、登場人物や時系列が続いており、それぞれの関係性も気になってくる。 文字だけでもとても美味しい様子が伝わってきて、とても楽しめました。 引き続き2巻に突入します! 豚の角煮食べたい。。。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
なにこれめっちゃお腹すく 読んで第一声。とりあえず腹がへる 異世界の住人達が、週に一回現れる不思議な洋食屋さんでご飯を食べる。ただそれだけの話なのにめちゃくちゃお腹がすく。ご飯食べたい米持ってこい。これをおかずにご飯が食べれる 異世界の住人達がそれぞれの事情でそれぞれ好きなご飯を食べている姿が印象的でほんわかする。 個人的には「メンチカツ」「サンドイッチ」「パウンドケーキ」のお話が好き。「コーヒーフロート」のお兄さんめっちゃ応援します。
Posted by
異世界に週に一回現れる扉は日本の洋食屋に繋がる魔法の扉。 異世界の人々がひたすらに洋食食べるのが堪らなく美味しそう。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
オフィス街近くの商店街のビルの地下にある「洋食のねこや」。 猫の絵が描かれた、年代物の真鍮取って付きの黒い樫の木の扉が開き、チリンチリンと鈴の音が響く。 週に一度の土曜日は「あちら」の世界からのお客でにぎわう洋食屋さん。 伝説のトレジャーハンターの記録を探ってたどり着いた少女、動物から得られる食物を食べないエルフ、人型で現れる女王、パスタを広めた大商会の元当主と孫、竜人部族一の戦士、旅するハーフリングの若夫婦。。。 メンチカツ、豆腐ステーキ、ミートソース、オムライス、クリームコロッケ。。。 あっさりと短編で語られる「あちらの世界」からのお客とサクサクで熱々、ときにふんわりと濃厚でとろりとした料理たち。 一篇が短いので、彼ら彼女らのその後が気になったりもするけれど、ねこやでの出会いが「あちら」の関係にも影響したりして。 ほっこりと温かくなる。
Posted by
異世界グルメもの この作品は「洋食のねこや」と言う 洋食メインの食堂がメイン舞台となる 食堂の店主が異世界に行くのではなく 異世界から客が来るというスタイルのストーリー 作品の特徴は ・異世界からくる客が多種多様で 人間以外の亜種も来る ・来る客が毎回好みの同じものを食べるこ...
異世界グルメもの この作品は「洋食のねこや」と言う 洋食メインの食堂がメイン舞台となる 食堂の店主が異世界に行くのではなく 異世界から客が来るというスタイルのストーリー 作品の特徴は ・異世界からくる客が多種多様で 人間以外の亜種も来る ・来る客が毎回好みの同じものを食べることが多い ・最も重要なのは食堂へとつながる扉が異世界に表れて 客を招き入れるのだがそれが週1の土曜日と言うことである グルメものと言えば 作ることがメインの作品 食べることがメインの作品 食べることで有名な ドラマシリーズが大好評の孤独のグルメ これは異世界とは関係ないですが 飯を食う際の誰にも邪魔されず 真剣に食事と向き合う孤高の行為 異世界食堂に来る客たちもまさに 異世界の井之頭五郎? なんてね
Posted by
1話読み終わるごとに食べたくなってくる。 食事の表現が上手いなぁと感じました 次の巻も読みたいと思います
Posted by
出てくるごはんが全て美味しそう。 2~3ページ程で完結する短編でテンポも良かった。 次の巻も是非読みたい
Posted by
異世界食堂と聞き、なるほど料理人が異世界に転生して異世界の食材に四苦八苦しながら食堂を営む話かと思ったのですが違いました。 現実世界こっちの世界のオフィス街の商店街にあるビルの地下1階。そこにある「洋食のねこや」は平日勤め人で賑わうお店。洋食屋と言うもののメニューは様々豊富。その...
異世界食堂と聞き、なるほど料理人が異世界に転生して異世界の食材に四苦八苦しながら食堂を営む話かと思ったのですが違いました。 現実世界こっちの世界のオフィス街の商店街にあるビルの地下1階。そこにある「洋食のねこや」は平日勤め人で賑わうお店。洋食屋と言うもののメニューは様々豊富。その洋食屋には秘密があった。 週に一度土曜日にだけ、店の扉は異世界と繋がるのだった。 異世界からやって来たお客さんが、洋食屋で料理を堪能する。そんな連作掌編集。 やって来るお客は、所謂異世界ファンタジーの住人。魔法使いもいれば騎士もいる。エルフやドワーフやリザードマンも。しかしどのお客も一旦この店に入れば、種族間や国家間のいざこざも放り出して自分の望んだメニューを味わい堪能することのみ。 メンチカツ、エビフライ、オムライス、カレーライス、チョコレートパフェ、プリンアラモード。ありとあらゆるメニューが提供され、あっちの世界にはない味を堪能する描写にお腹が空きます。 掌編で為されているため、異世界住人の生活もちらりちらりと見ることができ、様々な疑問も少しずつ明かされていきます。 食べ物小説として美味しいもの描写を楽しみつつ、異世界ファンタジーの美味しいところだけ楽しむことのできる贅沢な一品でした。
Posted by