異邦人 の商品レビュー
文章も雰囲気もとても美しいのに、常にどこか気持ち悪く不穏な感じがして、ちょっとホラーっぽかった印象。 自然、芸術そして京都の美しいさを堪能しながら、先が気になり一気に読めました。 章が細かいのも読みやすかったです。
Posted by
四季折々の京都を旅しているような、ワクワクした気分で、読み進められました。最後に意外な展開が待っていました。
Posted by
照山により自由を奪われた樹を助けようとする菜穂。のちに2人の運命を変えるような事実に辿り着いてしまう。マハ先生には珍しく、ダークな感じでした。
Posted by
今日も関東は激暑でした。 本当に日本はどうなってしまったのか。 先日沖縄に旅行に行った友人が、沖縄は涼しかったよと言っていて、夏の沖縄は避暑地だったっけ?と不思議な感覚でその話を聞いていた。 庭のお花達の面倒を見るのも難しく、水を遣るのがせいぜい。しかも大汗かくので、大急ぎで終...
今日も関東は激暑でした。 本当に日本はどうなってしまったのか。 先日沖縄に旅行に行った友人が、沖縄は涼しかったよと言っていて、夏の沖縄は避暑地だったっけ?と不思議な感覚でその話を聞いていた。 庭のお花達の面倒を見るのも難しく、水を遣るのがせいぜい。しかも大汗かくので、大急ぎで終了する。庭の水撒きは、心のオアシスだったはずなのに。なんという違いだろう。 日本の古き良き夏は、どこへ。。 で、異邦人ですが。 久しぶりに星5としました。 面白い!よくできたお話でした。 特に、京都を舞台としているので、その京都らしさと画家の作品とがコラボしてなんとも言えぬ、世界観を醸し出していて、美しかった。 芸術に向き合うことの厳しさと美しさを描き、主人公が自分らしい生き方を見つけていく姿に静かな感動がありました。 真の強さと、芸術に対するブレない心。 若干菜穂の傍若無人さに、引くところもあるけど。笑笑 それは小説の主人公だからと、グッと堪えて。 それでもステキ゚+.゚(´▽`人)゚+.゚
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
表紙からも想像させるけど、結構ダークな感じ。 最初から一樹と克子の関係が怪しく光ってたけど、それは今後の展開の伏線になってたのかなと思った。照山と樹の関係、樹と菜穂の関係、照山と樹の父の関係、喜三郎と菜穂の関係、怪しい関係がうじゃうじゃ。 京都が舞台で祇園祭りなど詳しく書かれててそれだけでも面白かったけど、菜穂の出生の秘密がわかった時そんなこと考えもしてなかったから純粋に驚いた。思ってた展開より斜め上をいくようなお話でした。
Posted by
ジャンル分けするとミステリになるのだろうか。導入部の不可思議さと、結末に舌を巻いた。まるで不可思議な絵画の世界に迷い込んだようなふわふわとした奇妙な感覚がある(そんな話では全くないのに)。 芸術や美しさを見ると心が洗われる人間がほとんどだが、それを見ると狂わされる人間もいる。例え...
ジャンル分けするとミステリになるのだろうか。導入部の不可思議さと、結末に舌を巻いた。まるで不可思議な絵画の世界に迷い込んだようなふわふわとした奇妙な感覚がある(そんな話では全くないのに)。 芸術や美しさを見ると心が洗われる人間がほとんどだが、それを見ると狂わされる人間もいる。例えば古の神話に姿を見ただけで狂うものがいるように、美しさはある特定の人間にとっては劇薬以上の何かの役割を果たすのではないか。 本作の登場人物たちも、美術や芸術の美しさによって狂わされていく。ある者は性愛に、あるものは金に。不思議なのは狂わされた人間たちが誰一人として欠片も自らを省みない事だ。運が悪かった、とでも言うように。芸術に全てを振り切りすぎると人としての常識が才能の代償に抜け落ちるのかもしれない。 柔らかな破滅に向かってひた走るのに後味は悪くない。酒の苦味がまずくなく、癖になるのと同じように。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
菜穂のこと、最初は世間知らずのお嬢様すぎると苦手意識を持ったけど、芸術に携わるためには並の家庭と教養、才能では無理だと中盤から分からされた。自分が良いと思ったもののためには何でもするという、序盤から一貫した態度が最後になって気持ちよかった。 反対に、一輝は自分の保身の時だけ凄く大胆な手を打って、それがことごとく失敗するという、、、。 芸術を愛し愛された者と、見放された者のドロドロ劇。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
京都 それは別格の異空間 よそ者(異邦人)はただの通行人。そうして伝統や格を守ってきた。震災を契機に妊婦の菜穂がこの地に赴き絵画を通して自らの道を切り拓く。京都の四季移ろいや方言、祭り、しきたりなど盛りだくさんの内容で京都ステイしたような気になった。また最初会った樹と恋に落ちるのではと思ったがそうはならない。全体的にそんな感じで予想つかない方向へいくのが良かった。
Posted by
菜穂の傍若無人さと白根樹の意志のなさに少し引っ掛かるものの、生まれ持った才能がある者同士が強く惹かれ合う空気感が鮮明に伝わって良かった。この本を読んで、唐突に美術館で絵が見たくなり、ちょうど近くで開催していたモネ展へ行った。良い影響を与えてもらった。
Posted by
読み応えのあるアート小説だ。普段、絵画とは縁がない私にとって、非日常な世界に浸れたことが喜ばしい。震災の記憶と京都の奥深さ。鷹野先生の人間としての大きさ。そして、美術を一心に追求する菜穂の凄まじい執着。菜穂と樹の関係に驚愕!
Posted by
