睦月童 の商品レビュー
2012〜13年に「WEB文蔵」に連載された7話の単行本化 日本橋の酒問屋国見屋が陸奥国の睦月の里から迎えたイオという十歳の少女は、「鏡」の異能を持つ睦月童(睦月神の子供)で悪事を働いた者が見ると恐怖に怯える。 その異能によって国見屋の放蕩息子央介は改心し、イオといくつかの...
2012〜13年に「WEB文蔵」に連載された7話の単行本化 日本橋の酒問屋国見屋が陸奥国の睦月の里から迎えたイオという十歳の少女は、「鏡」の異能を持つ睦月童(睦月神の子供)で悪事を働いた者が見ると恐怖に怯える。 その異能によって国見屋の放蕩息子央介は改心し、イオといくつかの事件に遭遇して解決するが、睦月童が大人になって里を出た者が世の中にいることを知る。 知り合った旗本が睦月童だった女と関わっていて睦月の里を滅ぼそうとしていることを知り、央介とイオは睦月の里へ向かう。
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読みやすいお話だった。児童書でもいいかもしれない。 個人的には最後はもっとはっきり大団円な方が好みだったかも。
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睦月童は、人の心をうつす鏡である。 悪事を働いたものには、その罪がそのまま跳ね返って見えるという、恐ろしい子供の神さまのおはなし。 連作っぽくいくのかと思ったら、ラスト2編で激動。 おもしろかった。
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不思議な力を持つ童女のイオ。 罪を抱える者が彼女の目を見れば、罪悪感に怯えることになる。 後半はイオの出生の秘密など、色々なことが明らかとなり物語は大きく変化していく。 つぎは何があるのだろう。 読んでいて楽しかった。 西條奈加さんの書く奇譚が大好き。
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「人の罪を映す」不思議な目を持つ少女「イオ」 後ろめたい気持ちのあるものは、イオの目が金色に光って見える。 酒問屋の跡取り息子の央介(おうすけ)は、イオのお蔭で会心し、イオを妹のように可愛がるようになる(ほのぼの) しかしイオの生まれた里には、村人が近づいてはならない秘密があった...
「人の罪を映す」不思議な目を持つ少女「イオ」 後ろめたい気持ちのあるものは、イオの目が金色に光って見える。 酒問屋の跡取り息子の央介(おうすけ)は、イオのお蔭で会心し、イオを妹のように可愛がるようになる(ほのぼの) しかしイオの生まれた里には、村人が近づいてはならない秘密があった。。。 ファンタジーの設定が強引で、納得のいかない展開ではありますが、希望を持たせてくれる終わり方でした。 主人公の央介が、商人の跡取り息子とは思えない、伝法な口調で話す場面が何度もあって、どうもしっくりこなかった。
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人の悪事を見抜く瞳を持つ童…に助けられた央介。最初彼がどうなってくのか心配だったが、イオのおかげでまともに。鯨の親分との場面はほのぼのしてよかった。話しは途中から時代物からファンタジーも入ってきて?どうなることかと思ったが…イオは人として人生を全うして欲しいな…
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悪事を働いた者には、恐ろしい金色に光った目に見えるという不思議な力を持つ神様の子イオ 商人の倅でフラフラ遊んでいた央介 二人のやりとりが面白いのだが、後半こんな展開になるとは思わなかった こういうホラーは苦手だか、これは面白かった!
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央介とイオのコンビがほほえましかっただけに、終盤の展開は悲しかったです。 ほのかに希望の見える終わり方だったのでよかったかな。。。
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最初はしゃばけの二番煎じかと思いましたが。 後半のホラーファンタジー風味は良かった。 終わり方も優しく切ない。好き。
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睦月神とはそーゆーものだったのね。 なんだかもの悲しい。 イオを取り巻く央介たちの心が優しく癒される。
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