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絶対城先輩の妖怪学講座(六) の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2022/11/03

「鬼とは即ち角を生やしてひとを食う原色の怪人であり、朝廷に服従しなかった勢力であり、邪悪で危険な気配であり、怪事件の正体や原因を明言できない際に使う符丁であり、そして妖怪全般を指す総称でもある」と絶対城先輩は宣う。鬼を研究する者たちを脅迫し、挙句は殺してしまう組織と対決する壮大な...

「鬼とは即ち角を生やしてひとを食う原色の怪人であり、朝廷に服従しなかった勢力であり、邪悪で危険な気配であり、怪事件の正体や原因を明言できない際に使う符丁であり、そして妖怪全般を指す総称でもある」と絶対城先輩は宣う。鬼を研究する者たちを脅迫し、挙句は殺してしまう組織と対決する壮大な話かと思いきや、意外としょぼかったり。しかし、そこにのっぺらぼうが関わっていて意外な真相が明らかになる。お人好しで義理堅い湯ノ山彩音ちゃん、頑張ったよ。最後におっと思ったぜ。

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2022/01/04

絶対城の思い出の女性晃さんと晃さんが追いかけていた「鬼」の話が一段落つきました。 予想外の「鬼」の解釈、正体で楽しめました。 相変わらず、明人や蒼空君と絡むところはほのぼのしていいですね。 明人の鬼の考察で「記録を残したのが男の人だったから」とあります。よく戦いでは勝者が記録...

絶対城の思い出の女性晃さんと晃さんが追いかけていた「鬼」の話が一段落つきました。 予想外の「鬼」の解釈、正体で楽しめました。 相変わらず、明人や蒼空君と絡むところはほのぼのしていいですね。 明人の鬼の考察で「記録を残したのが男の人だったから」とあります。よく戦いでは勝者が記録をするため真実かどうか怪しいなんてザラにあらますが、戦い以外の記録云々でもそのような見方もあるんだなあとスッキリしました。

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2021/05/24

今回は鬼のまき。鬼の話はシリーズの最後まで絡むかと思ってたら、意外とあっさり解決。不穏な空気はつらいので私としては嬉しい。それにしても何だかんだで仲良いねぇふたり。

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2018/01/26

「方相氏」 古代中国の官職名。 追儺の際に鬼を祓う鬼神を演じる役職の名前だが、本邦では鬼神そのものの名称として用いられる。 こんな著名人ばかり集まるのに、入場の際に名簿確認とかなかったのだろうか。 「清姫」 道成寺説話として知られる物語に登場する紀州の姫。 暴走した一途な思いは...

「方相氏」 古代中国の官職名。 追儺の際に鬼を祓う鬼神を演じる役職の名前だが、本邦では鬼神そのものの名称として用いられる。 こんな著名人ばかり集まるのに、入場の際に名簿確認とかなかったのだろうか。 「清姫」 道成寺説話として知られる物語に登場する紀州の姫。 暴走した一途な思いは女を鬼に変えるもの、清姫の体はいつしか蛇身に変わっていた。 一人でもリーダーの役割をしているつもりの人がいると、おとなしい子たちはどうしても飲み込まれてしまうものだよな…。 「牛鬼」 近畿以南のほぼ全域に伝わる妖怪。 牛鬼に遭ったらこうなるという話は残っているが、具体的な容姿が全く描写されていない。 あんな状態で計画も聞かされず寝たふりを続けるのは、とても怖いだろうな。 「鬼」 日本を代表する妖怪の一つ。 平安時代、実在の場所に鬼が出たという記録は多いが、その出現場所は宮中ではなく橋や門といった境界線上に限定されている。 いくら警告とはいえ、身体にではなく心に傷を負わせるやり方は気にくわないな。 「酒天童子」 絵巻物や読み物、芸能など、様々な媒体で伝わる鬼。 鬼と金棒が切れない関係であるように、鉄鋼や製鉄は鬼と呼ばれた人々と古来から深いつながりを持つ。 街全体でこの様な形をとり秘密を何年も守り続けるなど、本当に出来るのだろうか…。 「のっぺらぼう」 目、鼻、口がない、卵のような顔をした妖怪。 のっぺらぼうの正体に驚きが隠せない。 結局彼らに直接手を下すことは絶対に無かったということだろうか。

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2015/10/29

第一部完結編ということで、いろいろな謎が解けたりふたりの関係性に変化があったりと、なかなか面白かったです。 まぁ北森鴻さんみたいにはいかないよね…とかなんとか、でもこういう流れも好きです。 幽霊の正体見たり枯れ尾花、的なものの腰砕けタイプ。

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2017/10/14

シリーズ6作目。 第1シーズン完(だそうです)。 「鬼」の巻でした。 何故か最後に「のっぺらぼう」もいたけど・・・。 勿論、意味は有りますよ。 製鉄技術を持つ民の話は他の本でも読んだことがあったけど、 その民が信仰していた神の正体の件など、 目新しくて面白かった。 ...

シリーズ6作目。 第1シーズン完(だそうです)。 「鬼」の巻でした。 何故か最後に「のっぺらぼう」もいたけど・・・。 勿論、意味は有りますよ。 製鉄技術を持つ民の話は他の本でも読んだことがあったけど、 その民が信仰していた神の正体の件など、 目新しくて面白かった。 絶対城先輩の暗い過去の解決編でもありました。 実家との絶縁状態は依然そのままだし、 家族内での複雑な人間関係は垣間見えただけだけど、 櫻城晃さんの死の真相は明らかになりました。 ただ、結局、絶対城先輩と晃さんの関係は何だったんだろう。 昔の恋人だと認識して読み進めてきましたが。 何だかそれとも違うような。 最後のオチ(?)は、どんでん返しとしては面白いけど、 ちょっと都合良過ぎる感じもしましたし。

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2015/03/27

満を持しての「鬼」編ですね。数冊に渡ってもったいつけた割に、このオチはなんなだろうというのはちょっとありますね。

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2015/03/01

シリーズ全体の謎であった「鬼」の回。鬼を妖怪といっていいのか、どうかは本当に難しい問題なのであくまでこれは「絶対城シリーズ」ならではの答えが出ましたね。 意外な答えに納得するような、しないような……。 ですが、鬼ということを知るには格好の入門書になってると思います。

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2015/01/30

【『鬼』を巡り絶縁した家族と対峙する絶対城! 待望のコミックス1巻も好評発売中!】 「『鬼』の正体は探るな」。クラウス教授にそう忠告された絶対城だが、妖怪学における『鬼』の真相を探るため、節分の時期に行われる厄払いの儀礼「修正会の儀」に参加することになる。  政財界の有力者が集ま...

【『鬼』を巡り絶縁した家族と対峙する絶対城! 待望のコミックス1巻も好評発売中!】 「『鬼』の正体は探るな」。クラウス教授にそう忠告された絶対城だが、妖怪学における『鬼』の真相を探るため、節分の時期に行われる厄払いの儀礼「修正会の儀」に参加することになる。  政財界の有力者が集まるパーティで、絶縁した家族と対峙した絶対城は、『鬼』の正体はこの国のタブーであったことを知る。さらに、幼い頃に絶対城の世話をしていた元執事の高岩と再会し、秘匿されていた櫻城晃の死の真相を告げられることに──。  妖怪学最大の禁忌に、黒衣の妖怪博士絶対城が迫る! シリーズ緊迫の第6弾!

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