ミー・ビフォア・ユー の商品レビュー
事故で四肢麻痺になった元実業家のウィルと、彼の6ヶ月限定の介護士になったルイーザの物語。尊厳死を望むウィルに「生きたい」と思ってもらうため、ルーはさまざまな「冒険」を企画し奮闘する。 尊厳死という、正誤なんて決められない難しい問題にぶつかったとき、愛が救えるものもあるけれど、救...
事故で四肢麻痺になった元実業家のウィルと、彼の6ヶ月限定の介護士になったルイーザの物語。尊厳死を望むウィルに「生きたい」と思ってもらうため、ルーはさまざまな「冒険」を企画し奮闘する。 尊厳死という、正誤なんて決められない難しい問題にぶつかったとき、愛が救えるものもあるけれど、救えないものも確かに存在する。ウィルもルーも救われなかった面はあったが、それでも、彼らの救われた面を考えると、希望を感じられる。だからこそ、尊厳死についてぐっと考えさせられる、そんな素敵な作品でした。
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アメリカで尊厳死を選んだ女性の話がついこの間話題となったばかり。 その時にこの本を見て、正直尊厳死というテーマよりも表紙の可愛さに惹かれて買いました。 尊厳死をしたい男性と、それを止めたい女性。 彼女は彼に車椅子で体が不自由でも世界を楽しめるし、そんな彼のことを愛してると伝える...
アメリカで尊厳死を選んだ女性の話がついこの間話題となったばかり。 その時にこの本を見て、正直尊厳死というテーマよりも表紙の可愛さに惹かれて買いました。 尊厳死をしたい男性と、それを止めたい女性。 彼女は彼に車椅子で体が不自由でも世界を楽しめるし、そんな彼のことを愛してると伝えるけど。 彼は彼女に君のことは愛しているが、車椅子の前の人生があまりにも完璧でそれが忘れられないのだと伝える。 決して人生と命がニアリーイコールなんかではなく、人生を選ぶ男性と命を選ぶ女性。 どちらともが、相手の言わんとしてることを分かってるはずなのに、両方をとることはひどく難しい。 そんな彼らの葛藤を伝えてくれる、素晴らしい作品でした。
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