霞ヶ関から眺める証券市場の風景 の商品レビュー
20190824 中央図書館 金融方面の官僚が、専門雑誌にコラムとして書いていたものを集めたようだが、実務に追われ超激務の役人が、これだけの文章力をどうやって発揮できるのだろう? 引きつける力、起承転結、専門的内容を還元して表現する力、そして誠実かつ権威を感じさせると同時に、人と...
20190824 中央図書館 金融方面の官僚が、専門雑誌にコラムとして書いていたものを集めたようだが、実務に追われ超激務の役人が、これだけの文章力をどうやって発揮できるのだろう? 引きつける力、起承転結、専門的内容を還元して表現する力、そして誠実かつ権威を感じさせると同時に、人としての親しみやすさを滲み出させるワザ。恐ろしい。 役人としての見解スタンスは、だいたい納得できるもの。特に司法の独断暴走は怖いということは、共感。
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職場で金融法務事情が回覧されていたので、連載を読んでいる。 金融行政も、経済学もほぼ門外漢なので、具体的な話というよりは、官僚、規制当局のメンタリティの話として読む。 同時並行で「しんがり」を読んでいたのは偶然だが、別角度から同じ時代が描写されていて、なかなか興味深かった。 銀行...
職場で金融法務事情が回覧されていたので、連載を読んでいる。 金融行政も、経済学もほぼ門外漢なので、具体的な話というよりは、官僚、規制当局のメンタリティの話として読む。 同時並行で「しんがり」を読んでいたのは偶然だが、別角度から同じ時代が描写されていて、なかなか興味深かった。 銀行中心の金融から、市場中心の金融に移行し、非効率になった製造業分野から、サービス業中心に産業構造の転換を図るという強い信念に貫かれている論旨は明快。
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