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ふらり珍地名の旅 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2024/06/04

猿供養寺(さるくようじ)、見物(けんぶつ)、青鬼(あおに)…地図上で見つけた珍地名を巡る旅行記。本を読んだりネット検索すればそれらしい事は分かるのだがやはり現地でしか知り得ない情報が多くあるのだなと思った。面白い地名を見つけたり現地に行きたくなる本です。

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2022/09/07

日本全国に面白い地名はたくさんありますよね。 私も地図を眺めるのは大好きです。 筆者さんは、わざわざその地名の場所まで行かれたんですね。 すごい。と、羨ましいです。

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2016/03/31

今尾恵介さんの「ふらり珍地名の旅」、2015.2発行です。25の珍地名への旅が紹介されています。珍しい地名といいますと、ひとつは読み方が珍しい、いわば難読地名。日本には沢山ありますね。もうひとつは地名らしからぬ地名、普通名詞がそのまま地名になったようなところ。例えば「浮気(ふけ)...

今尾恵介さんの「ふらり珍地名の旅」、2015.2発行です。25の珍地名への旅が紹介されています。珍しい地名といいますと、ひとつは読み方が珍しい、いわば難読地名。日本には沢山ありますね。もうひとつは地名らしからぬ地名、普通名詞がそのまま地名になったようなところ。例えば「浮気(ふけ)」「見物(けんぶつ)」「瓦葺(かわらぶき)」「雨降り(あめふり)」「前後(ぜんご)」「未明(ほのか)」など。私の住んでるごく近くにあるのが上尾市瓦葺(見沼代用水が立体交差する町)、行ったことがあるのが安来市伯太町未明です。

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2016/03/21

<目次> 北は北海道小樽市の「オタモイ」から南は九州、大分県臼杵市の「掻懐」まで。おまけで、スイスは直接民主制の「アペンツェル」。 <内容> 今尾さんの本は害にも毒にもならないものが多く(すみません、震災時には問題地名を指摘されてました。この中にも仙台の「閖上」が出て来るし、地...

<目次> 北は北海道小樽市の「オタモイ」から南は九州、大分県臼杵市の「掻懐」まで。おまけで、スイスは直接民主制の「アペンツェル」。 <内容> 今尾さんの本は害にも毒にもならないものが多く(すみません、震災時には問題地名を指摘されてました。この中にも仙台の「閖上」が出て来るし、地滑り地名も「猿供養寺」あたりでちらほら…)、地図好き、地名好きとしては好物になります。今回の本は、本屋で手に取ったものの、もうちょっと身になるものを優先してしまい、図書館で借りました(最近、図書館で借りるから本が売れないという、なんか勘違いした抗議が出てますが)。でも、こんな珍地名を巡る旅、いいですね。巻末で「すすめ」を書かれていますが、まさにその通り。散策をしながら、地域を巡り、地域の方と触れ合うことで、自分も満足、地域の方も旅人を受け入れることで、さまざまな出会いがあるのではないでしょうか?一般の方はただただ、テレビや雑誌に載る観光地を車で、ぐるっと、ざっと回るだけですが、こんな地に足の着いた旅が、今後の日本には必要かもしれないですね。 逗子市立図書館

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2016/03/07

今尾さんの人柄溢れる、旅よりちょっと現地調査に近い地名本でした。定期連載の単行本化らしく地名ごとの分量がほどよく、気ままに手にとれて読みやすかったです。今尾さんのことだから、地名の由来もあらかたすでに知りえているだろうけれども、丁寧に地域の皆さんに聞いて、ごく自然に会話をして、自...

今尾さんの人柄溢れる、旅よりちょっと現地調査に近い地名本でした。定期連載の単行本化らしく地名ごとの分量がほどよく、気ままに手にとれて読みやすかったです。今尾さんのことだから、地名の由来もあらかたすでに知りえているだろうけれども、丁寧に地域の皆さんに聞いて、ごく自然に会話をして、自分の知識と照らしあわせ、素直に文にしているのが伝わってきて、とてもあたたかみを感じました。 以前読んだ今尾さんの本に、地名は日用品、という表現がありました。いい表現だなあ、とずっと心にしまってあります。本書の文末でも、とても嬉しい考えに出会えました。

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2015/06/20

予備知識無しで珍地名の地を訪れ、その土地の人に地名の由来を尋ねる。今までの著作とは一味違った紀行文が面白かった。

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2022/06/01

珍地名そのもののクローズアップというよりも、むしろタイトル通り「珍地名の旅」の話なのだ。 行ってみたらこんなことがあった、とか、周辺の写真が結構多く掲載されているのだけど、ほとんどは地名とは関係ない。地元の人に地名の由来を尋ねても、たいがいはわからないとか、そっけない答えもあっ...

珍地名そのもののクローズアップというよりも、むしろタイトル通り「珍地名の旅」の話なのだ。 行ってみたらこんなことがあった、とか、周辺の写真が結構多く掲載されているのだけど、ほとんどは地名とは関係ない。地元の人に地名の由来を尋ねても、たいがいはわからないとか、そっけない答えもあったりする。 別に観光名所でもないから、見所を見出すのは難しい。なんでもない町を、そう、僕やあなたの住む町を、これだけの分量で紹介しろといわれたら、結構困るだろう。 しかも、とりあげられているのが、珍地名というほど、珍な気がしないのだ。珍という言葉から、もっと砕けた、ふざけたものを想像してしまうのだ。そういう期待には応えてくれない。派手な珍地名を好むようなビギナー向けではない。 WEB連載だったらしい。こういうのは、地図がすぐ見られたり、写真もカラーで提供できるWEBメディアがあっているのだろう。もともとがちくまのWEBだから出版前提なのだろうけど、もうWEBのほうは閉鎖されていて、もったいない。 だが、あとがきに記された著者の地名に関する想いは、至極まっとうなことではあるが、とてもよい。地名はいわば物語である。まだ見ぬ未来人の了承もなしに、地名を勝手に変えてはいけない、と。 地名に沢や谷がついたら〜とか、地形を読むようなことは多少理解しているつもりだったが、僕も自分の住む地名の物語を語れない。肝心の自分のことを疎かにして、周辺のお勉強をすることの虚しさに図らずも気づいてしまった。

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