聖なる槍に導かれ の商品レビュー

カレン・マリー・モニング(著者),柿沼瑛子(訳者)

2015/04/25

フィーヴァー・シリーズ4作目。物語もいよいよ佳境に入ってきて波乱万丈、ジェットコースターのような作品。二転三転して先が読めないのは今まで通りだが、今回は身も心もレイプされてボロボロ状態から立ち直ったマックがちょっとだけ覚醒するので、これまでよりは楽しみができたかなって感じ。と言っても自分が無敵に思えたのも一瞬でまたまた訳のわからない状態へと突入していくんだが。次回はいよいよラスト。バロンズやヴィーレーンとの微妙に変化してきた関係もどうなるのか？バロンズの正体は？両親は救えるのか？カオスと化した世界がどう決着がつくのか？果たしてダークな物語を我慢して読んできた甲斐があったのか、次作が楽しみ。2015.4