マイクロソフトを辞めて、オフィスのない会社で働いてみた の商品レビュー

スコット・バークン(著者),依田卓巳(訳者)

2020/01/09

2020年1月9日読了。マイクロソフトのマネジャー職から2010年当時スタートアップに近かったワードプレスに移った著者による体験記。自身が狙いとして書いているが、成功した企業に部外者のジャーナリストが後から取材したルポと違い、技術も経営も分かる当事者による記録ということで生々しく忖度少なめの話が多く面白い。リモートワークを徹底した会社であるためオフサイトMTGはやっぱり重要で、飲み食い・遊びももちろんその期間で成果物を伴う短期プロジェクトを仕上げるなど、「やるときはとことんやる」を徹底しているのが印象的。たまたま前職だったというだけでMSが官僚的大組織代表みたいに扱われているのはフェアでない気もするが…。よいチームでよい仕事をするためにはスキルやツールは必要だが、まずゴールの共通認識・タスクの洗い出しと共有が重要、とは当たり前といえば当たり前のことだが、意外とできていない・各自の常識や経験に委ねている部分が多いのかもしれないな。

2019/06/10

メールの内容は新入社員には読まれない。
会社の知識はにはならない。

健全な会社の健全なチームのマネジャーはただいるだけで高額の報酬をもらっている。本人は無能ではないが他人のせいでひどい目に遭った人もいる。その一方でなめらかに組織の中で立ち回り、ことあるごとに組織を惨めにし、いらだたせながら、何ら咎められることなく昇進していく人もいる。

これは不満というより、観察結果だ。

2019/05/20

著者がAutomatticでリーダとして，チーム運営した際のポイントが書かれている．自立した組織・メンバーにおけるチームマネジメントの本として参考になる．

2018/03/27

内容を読んでみたら、毎日お世話になっているワードプレスで働いてみたという潜入記だった。
まさしく次世代の働き方だと思う。
ネクタイを締める、9時から17時まで働くというのも当時の最新の働き方だったのだ、あくまでも当時の苦笑
そしてジェットパックというプラグインの生みの親だったとは・・・お世話になっています笑

2018/02/04

リモートワークー信頼が問題をカバー
仕事と好きと遊びの同質化、仕事は楽しいーそれが昔の考え方。
現代の仕事はハード、辛いという考え方は実はここ最近。
今のノマドなどの動きは、元に戻っているということか。

2017/05/05

オフィスワークから解放されて好きな場所で好きな時間に働くということに憧れていたが本書を読んでそれがいかに難しいことか分かった。あらゆることから解放される代わりにすべては結果で返すしかない。言い訳は一切通用しない。　読書時間：約4時間

2016/02/22

筆者が入社してから退職するまでの出来事が時系列で比較的淡々と話が進む。欧米人は合理的や論理的とかよく言うけど、問題の捉え方や解決への向かい方はなんとも新鮮だった。

2015/06/19

WordPressでのリモートオフィスでの働き方、というよりも、筆者のマネジメント方法に感心することしきり