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リバース の商品レビュー

3.7

27件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

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2024/11/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ第3弾。短編集の構成ではなく長編。前シリーズの2作を踏まえてのある種の集大成といえる内容でした。 終盤には、込み上げてくる感情がありました。とても良かったです。

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2022/09/03

三知から左遷された後の話。一人ひとりが活躍して短編のようでいて、福島原発関連で被災地を訪れ現状の悲惨さをそれぞれの想いで書いている。そしてまとめとして大物の摘発。全て繋がってしかも人との繋がりの大切さも教えてくれる。そしてほんの少しずつ成長していく姿に励まされる。

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2021/05/02

これは面白かった。311後の福島を舞台にした詐欺汚職の摘発に、それこそ生命をかけて挑む捜査2課の活躍を描きながら、取り残された人々の姿や心情に寄り添う登場人物たちの心の動きを丹念に描写しているところは感動的。読んでから知ったのだが、どうやら本作は「ナンバー」「トラップ」に続く3部...

これは面白かった。311後の福島を舞台にした詐欺汚職の摘発に、それこそ生命をかけて挑む捜査2課の活躍を描きながら、取り残された人々の姿や心情に寄り添う登場人物たちの心の動きを丹念に描写しているところは感動的。読んでから知ったのだが、どうやら本作は「ナンバー」「トラップ」に続く3部作のトリのようで。。前2作も読みたくなった。

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2021/02/13

「ナンバー」シリーズ第3弾。 各話ごとに、これまでの登場人物それぞれを主役として、原発事故で甚大な被害を被った福島を舞台にした詐欺を追う。 前二作とは雰囲気が異なり知能犯の面白さより情緒的な面が強い。鋭さが弱まり残念だった。 (図書館)

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2020/07/30

被害に遭われた方たちに顔向け出来るのか。 汚職に絡むやつらだけじゃなく。 被災地が未だ全くといって良いほど復興出来てない事実も知らない自分にも言い聞かせないといけない。 知らないことも山積みやった。 被害に遭われた方を、その方たちを支援したいと思う方々を食い物にする犯罪があること...

被害に遭われた方たちに顔向け出来るのか。 汚職に絡むやつらだけじゃなく。 被災地が未だ全くといって良いほど復興出来てない事実も知らない自分にも言い聞かせないといけない。 知らないことも山積みやった。 被害に遭われた方を、その方たちを支援したいと思う方々を食い物にする犯罪があること。 自分たちのせいで被害が大きくなったのに、関係なしに儲けに走る奴らがいること。 人間の浅ましさ。 相場さんの本やから、そこをちゃんと怒って捜査して捕まえてくれる人がいるけど…実際はどうなんやろう。 もちろん、福島だけじゃないんだろうな…。

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2017/10/19

震災復興詐欺をきっかけに、より巨悪な贈収賄事件を暴いていく、警察もの。個人的には贈収賄が事件として大物かという点がピンと来ず、個々の事件解決が淡白な気がした。そこに警察官同士の師弟愛や友情が絡み、イマイチはまらなかった。

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2017/10/01

主婦の万引きから始まった福島での震災詐欺。最後は原発事故の除染処理に絡む贈収賄事件だった…「福島には金が眠っている」こんなのは一部なんでしょうね

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2017/03/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いま、福島で何が起きているか? 2014年7月から「小説推理」に連載されたものが単行本化されたこの作品は、福島を舞台に行われる詐欺事件を題材としている。 老婦人の万引きが発端となって福島の森林詐欺を調べるうちに他の事件も浮かび上がり、果ては殺人、そこから廃炉に伴う贈収賄事件。 作者としては最後の贈収賄事件に収束させたかったのだろうが、事件の数が多いだけ散漫になっている感じ。導入部の老婦人の事件がこれからの展開を期待させただけに読後の満足感は得られなかった。

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2016/11/18

震災原発に絡む作品を読み始めるとトラウマなのか誰のための原発なのかとの疑問が頭を擡げる。 自然災害だけならまだしも、その後の対応の拙さから発生する二次的人災害には怒りの拳を上げても向かう先は無い。 事故補償そして廃炉に莫大な資金が流れその利権に蠢く輩たち、その資金の源は私たち...

震災原発に絡む作品を読み始めるとトラウマなのか誰のための原発なのかとの疑問が頭を擡げる。 自然災害だけならまだしも、その後の対応の拙さから発生する二次的人災害には怒りの拳を上げても向かう先は無い。 事故補償そして廃炉に莫大な資金が流れその利権に蠢く輩たち、その資金の源は私たちの血税なのに! 被災地の状況は依然厳しいままだが、一冊でも多くの本がその地をテーマにして様様な切り口で出版される意義は大きい。 トップ真藤死を目前にしてのベットでの号令「総員、着手せよ」の言は、事故当時の吉田所長の勇士に重なる。

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2016/06/16

東北旅行に持っていこうと思っていた本 戻ってから読みましたが( •˓◞•̀ ) 原発事故に絡む事件の刑事モノ、かな? あまり刑事モノを読まないのですが 福島の情景描写など旅先を思い返したりも 出来て楽しく読めました 特に感動するような箇所もなかったのですが 最後の電話口から...

東北旅行に持っていこうと思っていた本 戻ってから読みましたが( •˓◞•̀ ) 原発事故に絡む事件の刑事モノ、かな? あまり刑事モノを読まないのですが 福島の情景描写など旅先を思い返したりも 出来て楽しく読めました 特に感動するような箇所もなかったのですが 最後の電話口からのセリフがグッと胸に詰まるものがあって、また読んでみたい作家さんになりました

Posted byブクログ