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男性作家が選ぶ太宰治 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2023/03/29

読みやすかった。『渡り鳥』が好き。 『人間失格』とこの本しか読んでいないが、太宰はクセのある人をよく登場させるなあという印象を持った。

Posted byブクログ

2022/10/02

中村文則さんのエッセイを最近読んだので、その繋がりで読みました。 太宰治の人となりについてはほとんど何も知らないので、読む前の勝手なイメージでは「気難しく人嫌い」な人かと思っていましたが、作品を読むと「ユーモアの感覚もあって、実際に話せばあんがい話好きな人だったんじゃないか」と...

中村文則さんのエッセイを最近読んだので、その繋がりで読みました。 太宰治の人となりについてはほとんど何も知らないので、読む前の勝手なイメージでは「気難しく人嫌い」な人かと思っていましたが、作品を読むと「ユーモアの感覚もあって、実際に話せばあんがい話好きな人だったんじゃないか」という印象を受けました。 個人的に良かったのは富嶽百景の一場面で、天下茶屋の2階に寄宿している主人公が店の人間とも親しくなってきた頃、店の若い女性店員が1人で客の相手をしている時に、わざわざ1階に降りて隅でお茶を飲みながら遠巻きに見守ってあげているところです。 そんなにあからさまな優しさを出す感じの主人公じゃないんですが、さりげない描写の中に書き手の優しさが滲み出ているなぁ、と感じました。

Posted byブクログ

2021/11/21

趣味を人に合わせてコミュニケーションの手段にしてしまう、ご飯の為に適当に合わせる…つまり〇〇を見れば〇〇は興味を持てない人生を上手く生きるためのものかもしれません 自分の個性について考えさせられる作品でした。人が冷たくなるってこんな感じなんだと思いマス。

Posted byブクログ

2018/03/16

女性作家が選んだものとはまた違う感覚の作品も多く、未読作品が多かったのでとても楽しめた。餐応夫人がすき。この作家さんはこういう作品を選ぶんだなぁ…って部分でも楽しめてなんだかお得。

Posted byブクログ

2015/05/28

「男性作家が選ぶ太宰治」◆男性作家7名が選ぶ太宰治。どれも太宰は太宰だなぁと思うし好きなのですが『渡り鳥』は文章のリズムの良さとちょっと意地悪な感じ、そして最後の一文が絶妙。『散華』は、この言葉は死を美化していて好きではないのですが、このお話はこれ以外のタイトルは無い気がしました

Posted byブクログ

2015/06/05

さすがは並みいる男性作家が選んだ作品集である。全部面白い。 「ちょっとちょっと…」と傍で話しかけられるような親しげな語り口と 抜群のリズム感が心地いい。特に気に入ったものを少し…。 「道化の華」 ラスト3行でいきなり視界がぱあっと広がり、ぞくっと怖くなる。 視点のトリックで読者...

さすがは並みいる男性作家が選んだ作品集である。全部面白い。 「ちょっとちょっと…」と傍で話しかけられるような親しげな語り口と 抜群のリズム感が心地いい。特に気に入ったものを少し…。 「道化の華」 ラスト3行でいきなり視界がぱあっと広がり、ぞくっと怖くなる。 視点のトリックで読者を驚かせるのが上手い。 「彼は昔の彼ならず」 心の本質が似通った人間が近くにいると、お互いに感応してしまうのだろう。 口先三寸のペテン師のような男を非難している主人公の男もまた、 親の遺産で遊び暮らす怠け者。 才能ある芸術家のパトロンになりたいという、 彼の下心を見透かしたペテン師の作戦勝ち。

Posted byブクログ

2015/03/02

「道化の華」「畜犬談」「散華」「渡り鳥」「富嶽百景」「饗応夫人」「彼は昔の彼ならず」収録。 「饗応夫人」、「彼は昔の彼ならず」が1番面白かった。

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