エドワード・トマス訳詩集 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
イギリスの詩集というのを初めて買って読んだ。なんだか、全部は理解しきれないのがよかった。イギリスの田舎や自然、田園風景が浮かんでくるような作品だった。 中に分かるような作品があると、じんわりとずっとその詩を眺めていたくなる。自分の中にある心のドアをノックする時がある。じっとそれを感じている。 知らないものを求めるんじゃなくて知っているものを誰かが言葉を与えてくれるのを私たちは待っているのかもしれない。何かよかったかな、「桜の木」「その言葉」「誰も君ほどには」とか。長くなればなるほど訳がわからない作品になっていった。声を出して読んでみたりもした。戦争や恋人がでてくるところは、わかりやすかった。 わからなくてもいいんだと思った。自分自身に、わからないものを読ませてあげる時間を与えることがそれ自体がとても体に良い気がした。
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