あまねく神竜住まう国 の商品レビュー
この人の描く日本的なファンタジーが好き。 今回は源頼朝を主人公にする鎌倉の話。コンパクトにまとまっているけれど、雰囲気は変わることなく根底にある。
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まさかの風神秘抄の続編だった 読んだの昔すぎて内容覚えてないw 本作は源頼朝の少年時代のお話で、所々勾玉の要素が含まれてて楽しかった 権現あたりのお話が特に好き
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荻原さんはこっちのほうが私は好き。 こういう歴史物に題材をとったファンタジーは勾玉以来。 ちょっと硬めの文の中に少年の成長が描かれて、その硬さが心地よい。 風神秘抄との繋がりは知らなかったので、こちらを先に読んでしまったのはちょっと残念。 でも、風神秘抄を読みながら、その後の草十...
荻原さんはこっちのほうが私は好き。 こういう歴史物に題材をとったファンタジーは勾玉以来。 ちょっと硬めの文の中に少年の成長が描かれて、その硬さが心地よい。 風神秘抄との繋がりは知らなかったので、こちらを先に読んでしまったのはちょっと残念。 でも、風神秘抄を読みながら、その後の草十郎と糸世に思いをはせるのも楽しみ!
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http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2016/06/post-e446.html
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今作を読むために前作を読み返したわけだけれど これは一気読みできてよかった。。満足。 彼らのその後が楽しめたが ラスト、更にその後も読みたいな、と。 後書きで触れられていたが北条政子の年齢差とか 歌舞伎曽我シリーズの父親が彼だとか つながりがわかると歴史って本当に面白いし 今作のような出来事もあったかもしれないと思うと 歴史もの小説は更に面白い。 竜がでてきて、紅色天女をちらりと思い出したが これもはっきり覚えていないので 3作読み返そうか。。。
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風神秘抄の続編にあたる本作。萩原さんの物語を読み始めると、時が時代を遡り、なんだか自分もその時の人になったような、神々しさに触れられるような気持ちがしてきて、入り込むように一気に読んでしまった。そして、単純に草十郎と糸世が出てきて嬉しかった!
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風神秘抄の続編。草十郎と糸世が伊豆の国に流された頼朝に会いに行く。伊豆の地武士に煙たがられた頼朝も走湯山に参詣に行き、そこで見た赤白の二匹の神竜に導かれて地神である大蛇と心を通わせ、それにより大雨で増水した川が流れを変え、頼朝達の住む中州を川が避けていった。それで地元の人々がもう...
風神秘抄の続編。草十郎と糸世が伊豆の国に流された頼朝に会いに行く。伊豆の地武士に煙たがられた頼朝も走湯山に参詣に行き、そこで見た赤白の二匹の神竜に導かれて地神である大蛇と心を通わせ、それにより大雨で増水した川が流れを変え、頼朝達の住む中州を川が避けていった。それで地元の人々がもう頼朝達を避けようとはしなくなった。それは地神が頼朝を認めたと思ったためである。
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日本の歴史ファンタジーYAの旗手、荻原規子が平家隆盛の時代に材をとった『風神秘抄』の続編というべき作品。『風神秘抄』で草十郎と糸世が救った頼朝のその後の話。 これ単体で楽しめないわけではないが、前作を知らないと、意味がわからなくてもやもやすること必至。冒頭から地名と人名のオンパレ...
日本の歴史ファンタジーYAの旗手、荻原規子が平家隆盛の時代に材をとった『風神秘抄』の続編というべき作品。『風神秘抄』で草十郎と糸世が救った頼朝のその後の話。 これ単体で楽しめないわけではないが、前作を知らないと、意味がわからなくてもやもやすること必至。冒頭から地名と人名のオンパレードで物覚えが悪くなった頭には負担だったが、それもまた歴史物の醍醐味であり、相変わらず、文章も美しい。ファンタジーとしても、異界と交わった人間がどうやってこの世に根を下ろすにいたったかというところが丁寧に描写されていて説得力がある。さらに、出てくる登場人物がみな魅力的。とくに嘉丙のとらえどころのない軽さがすばらしい。キャラクター個人の面白さが、暗くなりがちな物語全体に明るさをもたらしている。 もうひとつ、あとがきの最後の文章はぐっとくるものがあった。
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風神秘抄の続きを頼朝視点で描いた物語。なのだけれど、本書の表紙にもそでにも扉部分にもそれが明記されていないのは不親切だなあと思った。前作を読まなくても楽しめるといえば楽しめるけど、草十郎や糸世、万寿姫関連のことが???となると思う。 物語自体はさすが荻原規子さん、和風ファンタ...
風神秘抄の続きを頼朝視点で描いた物語。なのだけれど、本書の表紙にもそでにも扉部分にもそれが明記されていないのは不親切だなあと思った。前作を読まなくても楽しめるといえば楽しめるけど、草十郎や糸世、万寿姫関連のことが???となると思う。 物語自体はさすが荻原規子さん、和風ファンタジーを書かせれば右に出るものはいないなあという感じ。季節の草花とかの描写がいちいちちゃんとあるせいか、和風ファンタジーの空気感づくりが素晴らしい。ところどころで挟まれる今様もいい雰囲気出してる。空色勾玉時代からそうですが、古歌を上手く使う作者さんです。 荻原さん作品には珍しく、主人公は恋愛しません。なのでそういう要素を求める人にとっては物足りないかも。草十郎と糸世のいちゃいちゃはちゃんとありますが、ここを楽しめるのも前作ありきだと…うん、やっぱり表紙に風神秘抄の続きだって書くべきだ。 あとがきを読むと、著者の入念な下調べのもとにこの物語が作られたことがわかる。実際にその土地で伝わる言い伝えや様々な説を土台にしているから、しっかりした骨太ファンタジーが書けるんだなあとつくづく思った。
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風神秘抄の続きというか、頼朝視点でのお話。 糸世と草十郎がラブラブで良かった… なんとも困難な道を乗り越えた2人だけに仲良くやっていて安心。 伊豆という地が地下に竜の住む荒ぶる土地と言う設定がなんだか凄くいい。
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