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パパは今日、運動会 の商品レビュー

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10件のお客様レビュー

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2020/06/10

社員200人ほどの文房具メーカー・カキツバタ文具の社内運動会。普段とは違う状況下で、さまざまな人々の人生がほの見え、会社生活の新展開も。抱腹絶倒かつ感慨無量の群像劇の傑作。 20名以上の人生模様が、哀愁を醸し出しながらも微笑ましい。こんな設定と展開は山本幸久さんの真骨頂である。そ...

社員200人ほどの文房具メーカー・カキツバタ文具の社内運動会。普段とは違う状況下で、さまざまな人々の人生がほの見え、会社生活の新展開も。抱腹絶倒かつ感慨無量の群像劇の傑作。 20名以上の人生模様が、哀愁を醸し出しながらも微笑ましい。こんな設定と展開は山本幸久さんの真骨頂である。その上で他作品のエピソードもさりげなく挿入させる、そして文庫版のお楽しみであるスピンオフ的後日譚付き。他人を応援できる人は、自分のことも応援される人である。

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2020/04/21

社内 運動会 懐かしいです。 今は 無くなってしまいましたが。 恵ちゃんの とおちゃんが なんか (耳に) 頭に残りました。 何となく 最初は 読んでいましたが。 最後まで 読んでしまいました。 ほのぼのとして 良かったです。 最後まで 4人のワタナベさんの 区別は ...

社内 運動会 懐かしいです。 今は 無くなってしまいましたが。 恵ちゃんの とおちゃんが なんか (耳に) 頭に残りました。 何となく 最初は 読んでいましたが。 最後まで 読んでしまいました。 ほのぼのとして 良かったです。 最後まで 4人のワタナベさんの 区別は つきませんでした。

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2019/01/05

面白い話でした。 読み終わっても何も残りませんが、とにかく楽しく読み終えることができました。 ある文具メーカーの運動会。 参加する社員の色んな感情や家庭事情が描写されながらストーリーは進んでいきます。 そのひとつひとつがホッコリします。 それだけと言えば、それだけの話です。 また...

面白い話でした。 読み終わっても何も残りませんが、とにかく楽しく読み終えることができました。 ある文具メーカーの運動会。 参加する社員の色んな感情や家庭事情が描写されながらストーリーは進んでいきます。 そのひとつひとつがホッコリします。 それだけと言えば、それだけの話です。 また、読んでみたい作家さんです。

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2018/10/15

パパは今日、運動会 カレシは今日、高尾山 著者:山本幸久(1966-、八王子市、小説家) 解説:津村記久子(1978-、大阪市、小説家)

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2018/05/16

ちくま文庫だったのか!という驚きもあって購入した一冊。うん、どうもレーベルに弱い。 ストーリーも好みの群像劇。ワタナベ一族ゆかいすぎるぞ。 登場人物も、基本的にはみんな幸せになってもらいたい人々ばかり。あ、額賀さんはちょっと反省してもらいたいです。

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2018/03/06

難しいことを考えずに読める本を、と思い手に取った再読本。 カキツバタ文具の日頃の様子は分からずとも、いつもと違う環境で、いつもは接点のない人と接することで、仕事にいい影響を及ぼすことはきっとあると思うので、この後のカキツバタ文具に興味を持ちました。 会社の運動会、楽しかったな...

難しいことを考えずに読める本を、と思い手に取った再読本。 カキツバタ文具の日頃の様子は分からずとも、いつもと違う環境で、いつもは接点のない人と接することで、仕事にいい影響を及ぼすことはきっとあると思うので、この後のカキツバタ文具に興味を持ちました。 会社の運動会、楽しかったな。 ずーっと昔の懐かしい思い出が蘇りました。

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2017/05/10

五反田に本社、八王子に工場がある、社員200名ほどの株式会社カキツバタ文具。そこでおこなわれる運動会中の模様を描いた群像劇。タイトルからはパパの奮闘しか想像できず、中身と合っているとは言えません。もったいない。 目次が運動会の式次第の体をなしているのが面白い。開会式が終わると、...

五反田に本社、八王子に工場がある、社員200名ほどの株式会社カキツバタ文具。そこでおこなわれる運動会中の模様を描いた群像劇。タイトルからはパパの奮闘しか想像できず、中身と合っているとは言えません。もったいない。 目次が運動会の式次第の体をなしているのが面白い。開会式が終わると、玉入れ、親子デカパン、フォークダンスや騎馬戦、仮装ムカデ競走に借り物競走、二人三脚などなど。〆は赤白対抗リレー、続いて閉会式。社長を含めてアラフォー中心、男女とも独身者あり既婚者あり。この機会に片想いの相手に近づこうと涙ぐましい画策をする者もいれば、不倫相手とよりを戻そうとする者、本部に差し入れられたビールを勝手に頂戴してぐでんぐでんに酔っぱらう者などさまざま。社員のみならず、見にきた家族たちや、応援をパスして出かけた先で旦那のあられもない姿を収めた画像を受信してしまった妻の様子も。借り物競走の章は特筆すべき面白さで、何でも持っている母ちゃんが可笑しすぎ。 山本幸久の小説には悪意がありません。マンネリな感じがなくもないけれど、生理的に受け付けられなかった『ヤングアダルトパパ』を除けば、どの作品も好き。どんなに嫌われ者の課長にもいいところがあるんだよ。綺麗事といえばそれまでですが、嫌な相手のことも見方を変えてみようか、そんな気持ちになれます。

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2015/08/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2015/8/7 はじめましての人。 ★5でもいいかも。 ほのぼのした中に勤め人の悲喜こもごもって感じ。 千葉課長は竜崎さんと似た信念でやってるのにこんなに違うの。 ズラはなんでかぶってんやろねw 人に歴史ありとかすべての人に感情や人生があるんだってこと改めて思った。

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2015/04/26

社内運動会が舞台。はじめは嫌々参加した社員たちも徐々に熱が入り、盛り上がりを見せていく。日頃の鬱憤が発散されていく様が笑えたり、パパの奮闘ぶりが笑えたり、とにかく楽しかった。

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2016/05/15

お得意のお仕事小説。ちょっと違うのは、今回の舞台が社内運動会ということ。 例によって多士済々の登場人物たちがドタバタと。基本、前向きで安心できるのもいつものごとく。 今回のキャラの中で何と言っても強烈なのは、全社員から嫌われる人事課長の千葉さん。下にはネチネチと嫌みを言い、社長に...

お得意のお仕事小説。ちょっと違うのは、今回の舞台が社内運動会ということ。 例によって多士済々の登場人物たちがドタバタと。基本、前向きで安心できるのもいつものごとく。 今回のキャラの中で何と言っても強烈なのは、全社員から嫌われる人事課長の千葉さん。下にはネチネチと嫌みを言い、社長には見え見えのおべっか使い。そして、誰が見てもカツラとわかるその頭。さてその最後は「やっぱり」か「そう来たか!」か。まあ、そこらは想像にお任せしましょう。 ちなみに文庫版の巻末には『カレシは今日、高尾山』と言う小品が付いていて、これが良いエンディングになってます。

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