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ラブソングに飽きたら の商品レビュー

2.6

10件のお客様レビュー

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2023/03/30

8名の女性作家が「ラブソング」をテーマに書いた8つの短編物アンソロジー。 加藤千恵、椰月美智子、山内マリコ、あさのあつこ、LiLy、青山七恵、吉川トリコ、川上未映子 という面々。 知らない作家さん、初読の作家さんも居て、どれか良かったら長編物を読んでみようと思って手に取った本...

8名の女性作家が「ラブソング」をテーマに書いた8つの短編物アンソロジー。 加藤千恵、椰月美智子、山内マリコ、あさのあつこ、LiLy、青山七恵、吉川トリコ、川上未映子 という面々。 知らない作家さん、初読の作家さんも居て、どれか良かったら長編物を読んでみようと思って手に取った本だけど、女性が読んだら共感できる部分があるのかもしれない、というような内容ばかりで、私には残念ながらどれもダメだった。 ちなみにテーマになってる「ラブソング」だけど、実在の曲を入れている作家さんも居るが、具体的な歌をあげていない作品もあり、取り上げられた曲を実際に聴いてみる・・・なんて事にもならなかった。 音楽好きにも奨められない本でした。

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2024/04/29

山内マリコさん作品記録 11 超遅咲きDJの華麗なるセットリスト全史 (山内マリコさん)と 雨宿りの歌(あさのあつこさん)が 印象的。 こういった短編集でないと出会えない、 出会わなかったであろう作家さんの 作品も読むことができて良かった。 川上未映子さんの作品は わたしに...

山内マリコさん作品記録 11 超遅咲きDJの華麗なるセットリスト全史 (山内マリコさん)と 雨宿りの歌(あさのあつこさん)が 印象的。 こういった短編集でないと出会えない、 出会わなかったであろう作家さんの 作品も読むことができて良かった。 川上未映子さんの作品は わたしにはまだ難しいな、、 もう少し大人になったら分かるのだろうか。

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2017/06/14

17/06/14 (45) ふつうの恋愛ものじゃないのは本のタイトルのとおりなんだけど、なんかやだなあていう嫌悪感な話が多かった。 川上未映子さんの『ふたりのものは、みんな燃やして』が読めてよかった。 以下引用はどちらも川上さんのから。 ・P324 思い出って、ほら、誰のもの...

17/06/14 (45) ふつうの恋愛ものじゃないのは本のタイトルのとおりなんだけど、なんかやだなあていう嫌悪感な話が多かった。 川上未映子さんの『ふたりのものは、みんな燃やして』が読めてよかった。 以下引用はどちらも川上さんのから。 ・P324 思い出って、ほら、誰のものでもないからさ。 ・P329 だから、わたしがあなたを愛していたかどうか証明することはできないけれど、いま誰かが誰かを愛していないからといって、いま自分が誰かを愛していないからといって、そしていま自分が誰かに愛されていないからといって、それを悲しく感じる必要はないのかもしれない。淋しく思う必要は、もうないのかもしれない。だって、その大きくて完全な愛がどこかにあることと、それがいまの自分たちに関係しているかどうかってことは、まったくべつのことだから。自分たちのそばにいま愛がないからって、愛そのものが存在しないというわけじゃない、

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2015/07/16

とくに好きだったのは、「雨宿りの歌」「1996年のヒッピー」「ふたりのものは、みんな燃やして」の三作。 「雨宿りの歌」 主人公の受けた傷がものすごい現実味で迫ってきて、実際の自分の経験かと錯覚しそうになった。あさのあつこさんの小説を読むのは中学生以来だったけど、物語と思えない、...

とくに好きだったのは、「雨宿りの歌」「1996年のヒッピー」「ふたりのものは、みんな燃やして」の三作。 「雨宿りの歌」 主人公の受けた傷がものすごい現実味で迫ってきて、実際の自分の経験かと錯覚しそうになった。あさのあつこさんの小説を読むのは中学生以来だったけど、物語と思えない、すべて「自分のこと」になる感じを昔と同じように味わえて嬉しかった。他の小説もまた読みたい。 「1996年のヒッピー」 認められたい、評価されたい欲求であふれてるのに、土俵に上がる自信はない。 だから特別な人に認められてる自分は特別、という理論にすがりつく。 振り返ると恥ずかしい思いあがりかもしれないけど、そんな時期のかけがえのなさはほんものだと思うので、丸ごと認めて大切にできたらいいなと、これまた自分のこととごっちゃになりつつ感じた。 「ふたりのものは、みんな燃やして」 なんとなく薄もやのかかったような世界。 国も時代も分からないまま、描かれているのはほんの一場面ずつ。 状況が変わったり、問題が解決したりとかはないけど、それでもレネやイヴァン、メルヴィン寮の女の子たち、ムーアがそれぞれに生きてるっていうのを目撃しただけで、救われた気持ちになった。 不思議な感覚。

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2015/07/14

音楽をテーマにしたアンソロジー。 好きな作家の加藤千恵さんが筆者の中に入っていたので手に取りました。 ラブソングとタイトルに入ってますが それぞれの短編はラブソング以外の曲もテーマになっています。 実在する曲が使われていたり 架空の曲だったりもしたけど 加藤さんの『約束のまだ...

音楽をテーマにしたアンソロジー。 好きな作家の加藤千恵さんが筆者の中に入っていたので手に取りました。 ラブソングとタイトルに入ってますが それぞれの短編はラブソング以外の曲もテーマになっています。 実在する曲が使われていたり 架空の曲だったりもしたけど 加藤さんの『約束のまだ途中』と あさのあつこさんの『雨宿りの歌』がよかったな。 加藤さんの作品は、結婚する親友(小学生からの仲良し)との思い出の曲を中心としたストーリー。 自分の状況と結構かぶるところがあり、かなり共感出来ました。 あさのあつこさんの作品は、少しミステリーっぽい側面もあるんだけど、小学生の時にある事件に遭遇し雨にトラウマを抱えている女性の話。 最後の真相が解明された時のすっきり感と運命としかいえない展開もなんだかよかったです。

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2015/06/20
  • ネタバレ

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恋愛と音楽を絡めたアンソロジー。切なかったり、元気を貰えたり、不思議な話だったり…そんな8つの作品が収録されている。好きな作家ばかりだったので、読むのは楽しかった。どの作家もその作家らしい特色が出ていた印象。椰月美智子の作品が読んでいて1番印象に残った。

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2015/04/22

恋愛ものに音楽を掛け合わせたアンソロジー。全体的には恋愛要素がやや強く、音楽も存在感を出していた。8名の作家さんのうち、半数は初読。良かった作品は、加藤千恵さん、山内マリコさん、青山七恵さん、川上未映子さんの作品。加藤千恵さんの話は優しい感じの読後感。山内マリコさんの話は女性が高...

恋愛ものに音楽を掛け合わせたアンソロジー。全体的には恋愛要素がやや強く、音楽も存在感を出していた。8名の作家さんのうち、半数は初読。良かった作品は、加藤千恵さん、山内マリコさん、青山七恵さん、川上未映子さんの作品。加藤千恵さんの話は優しい感じの読後感。山内マリコさんの話は女性が高齢にしてDJに挑戦する向上心の高さ、音楽の変遷が印象的で良かった。青山七恵さんの話はみなとと春子の未来に期待を持たせたい読後。川上未映子さんの話は世界観が良い。Lilyさんの話は、ギラギラ感があって暑苦しさが残り、いまひとつ。

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2015/04/14

音楽(と恋?)をテーマにした女性作家のアンソロジー。 いいなぁと思った作品と、数ページ読んで、これはもういいわとなる作品に別れてしまった。たぶんに、私の趣味によるものだろうけど。 一番いいなと思ったのは、山内マリコさんの作品。作中で取り上げられる音楽と時の移り変わりになじみが...

音楽(と恋?)をテーマにした女性作家のアンソロジー。 いいなぁと思った作品と、数ページ読んで、これはもういいわとなる作品に別れてしまった。たぶんに、私の趣味によるものだろうけど。 一番いいなと思ったのは、山内マリコさんの作品。作中で取り上げられる音楽と時の移り変わりになじみがあるせいもあるけど、パッチワークのように、音楽をつないだDJが聞こえてくるような気がした。 椰月美智子さんとあさのあつこさんの作品も、対極にあるようなお話だけど、どっちも好き、かな。

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2015/04/07

約束のまだ途中…加藤千恵作。この著者の3作目に読んだ作品。女の友情の結びつきは固い。 デイドリームオブクリスマス…梛月美智子作。年齢差があるほどそれを意識のしないように必死になるのだろうか。結構味わい深かった。 超遅咲き…山内マリコ作。人が生涯でなし得ることなんてわずか。何歳にな...

約束のまだ途中…加藤千恵作。この著者の3作目に読んだ作品。女の友情の結びつきは固い。 デイドリームオブクリスマス…梛月美智子作。年齢差があるほどそれを意識のしないように必死になるのだろうか。結構味わい深かった。 超遅咲き…山内マリコ作。人が生涯でなし得ることなんてわずか。何歳になってもやりたいことがあるというのは素晴らしい。 雨宿りの歌…あさのあつこ作。老婆は二人を結びつけることを使命にした。孤独死はこれから深刻な社会問題になるのだろう。 一点突破…LILY作。文章がコテコテして暑苦しく、内容が頭に入ってこなかった。 山の上の春子…青山七恵作。セックスの回数で愛の深さが測れるなら言葉は不要だしレイプも許される。 1996年のヒッピー…吉川トリコ作。最低な男に惹かれる女はそんな可哀想な自分に酔っているだけなのかな。 ふたりのものは、みんな燃やして…川上未映子作。何ともつかみどころのない話だった。

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2015/03/16

これは好きな作家さんだらけのアンソロジーですごく楽しみにしてたんですが、うーん、期待はずれかな。 加藤千恵さんの親友のハワイでの結婚式に向かう話は好き。椰月さんの20歳離れた過去の恋人との再会も好き。山内さんはガッカリして、あとは川上未映子さんのはさすが。

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