月夜のかかしと宝探し の商品レビュー
コージーミステリだと思って油断していたら、まさかの展開だった。 ヒロインは40代のミセス。骨董品のピッカーをしているが、売るために集めた骨董たちをなかなか手放せないでいる。 そんな彼女が、骨董にかける思い、親に対する思い、そして受容がものすごく丁寧に書かれていた。ミステリ箇...
コージーミステリだと思って油断していたら、まさかの展開だった。 ヒロインは40代のミセス。骨董品のピッカーをしているが、売るために集めた骨董たちをなかなか手放せないでいる。 そんな彼女が、骨董にかける思い、親に対する思い、そして受容がものすごく丁寧に書かれていた。ミステリ箇所よりヒロインのジェーンの心の揺れ動きが魅力的である。なんだこれは。 若者の成長譚はよく見るけれど、40代になった女性の心の成長譚ってなかなか読めるもんじゃない。しかも、いつまでも若くありたいアメリカにおいて、老いに対して受容的なまなざしの作品って珍しいんじゃないだろうか。(コージーミステリというエンタメよりのジャンルだし) まさかこれで完結じゃないよね?というまとまりっぷりである。 続編が読みたい。
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今回は人のセールに行くのではなく、ジェーンのガレージセールからスタート。 ジェーンの人生初のセール中、地元カンカキーに住む昔馴染みの畑で謎の骨が発見され困っていると連絡を受ける。 すぐに故郷に駆けつけたが、その夜、畑で死体を発見。 ジェーンは依頼を受け、探偵としての初仕事が始まる...
今回は人のセールに行くのではなく、ジェーンのガレージセールからスタート。 ジェーンの人生初のセール中、地元カンカキーに住む昔馴染みの畑で謎の骨が発見され困っていると連絡を受ける。 すぐに故郷に駆けつけたが、その夜、畑で死体を発見。 ジェーンは依頼を受け、探偵としての初仕事が始まる・・・ ティム発案の「世界最大のガレージセール」、面白そうだな。 ネリーの知らない一面も見れたし。 でも、ラストの展開には脱力した。
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アンティーク雑貨探偵のシリーズ4作目。 故郷の田舎町での事件です。 ジェーン・ウィールは、ボブヘアの小柄なアラフォー。 アンティ-ク雑貨の売買をする拾い屋(ピッカー)、それも懐かしいけどガラクタに近い小物を集めています。 ジェーンの家でのガレージセールから始まります。 手放せな...
アンティーク雑貨探偵のシリーズ4作目。 故郷の田舎町での事件です。 ジェーン・ウィールは、ボブヘアの小柄なアラフォー。 アンティ-ク雑貨の売買をする拾い屋(ピッカー)、それも懐かしいけどガラクタに近い小物を集めています。 ジェーンの家でのガレージセールから始まります。 手放せなくて溜まりすぎた収集品の一部を売り払うことにしたのでしたが、すでに後悔と煩悶で青くなっているジェーン。 そんなときに、故郷の町カンカキーから救いを求める連絡が。 両親の店の常連の老人ファジーの土地で、骨が発見されたというのです。 遺跡なら売買は停止になる‥ ジェーンの夫チャーリーは、発掘調査はお手の物の地質学者。息子も連れて3人で現場へ向かいます。 田舎町カンカキーは、もっとも住みにくい町と報道されたこともあるほど。 失業者数の多さや文化施設の少なさといった点での評価でした。 ジェーンの親友ティムは、町全体でガレージセールを催そうと企画します。 そんな時、家族がゆったり過ごす昔懐かしいリゾート地として開発したいという業者も現れます。 何が本当に町のためになるのか? ジェーンの強烈な母ネリーの意外な真実が明らかになったり。 何が起きるかわからない、老人の多い田舎町といえども油断は出来ませんね。 いつもはジェーンが一人で落ち込むことが多いのですが、今回はジェーンのよさをティムがひそかに語っていたり。 コージーにしては書き込みの多い、独特なシリーズです☆
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