大家業の投資・情報・リスク・事業運営のポイント の商品レビュー
信用調査会社を退社後、不動産経営はじめた現役大家さんの著書。 大家業を投資として始めた人であっても、一事業主としての自覚やセンスがないと、いくらある程度のリスクはコントロールできると言われる不動産の世界でも、破綻してしまう危険性は大きい。 そんなことも理解せず、本に影響され安...
信用調査会社を退社後、不動産経営はじめた現役大家さんの著書。 大家業を投資として始めた人であっても、一事業主としての自覚やセンスがないと、いくらある程度のリスクはコントロールできると言われる不動産の世界でも、破綻してしまう危険性は大きい。 そんなことも理解せず、本に影響され安易に不動産投資を始めてしまうサラリーマン大家や、もともと不動産には興味はないが、資産運用という名のもとに大家となった地主大家にとっては、大空室時代を迎えたと言われる、不動産賃貸事業の先行きは厳しい。 本文では、購入すべき不動産の選び方から、指値が通りやすい物件のポイント、購入後の管理会社との関わり方、自己所有の物件を10室中2部屋入居から満室にした経緯などが書かれてあって。 中でも、参考になったのは、購入前に不動産の情報を取り寄せたときのポイント。不動産登記簿から、その物件の歴史を読み解き、所有者の背景や年齢、指値が通りやすいのか、売却を急いでいるのか、相続が絡んでいるのなら、相続人は複数なのかなど、多くのことを想像することができる。ということ。 今まで、あまり意識して見ていなかった、不動産登記簿だけど、これからは欠かせない情報源として活用できそうだ!
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