淫習の牝贄 の商品レビュー
閉鎖されたムラ社会で紡がれる風習を官能的に大幅増幅
カントリーライフを思い描いて引っ越してきた夫婦がムラ社会の神事に絡めた風習やしきたりに巻き込まれていくとの予想はしていたが、いろいろと予想を超えていた。倫理的な面も含めてなかなかにぶっ飛んだ世界が構築されており、設定なども良く練られた印象。品があるとは言い難いが、だからこそ発せら...
カントリーライフを思い描いて引っ越してきた夫婦がムラ社会の神事に絡めた風習やしきたりに巻き込まれていくとの予想はしていたが、いろいろと予想を超えていた。倫理的な面も含めてなかなかにぶっ飛んだ世界が構築されており、設定なども良く練られた印象。品があるとは言い難いが、だからこそ発せられる淫靡さには独特のパンチが効いている。 一般的な尺度では測れない、常軌を逸した風習に23歳の若妻ヒロインは当然ながら拒もうとするのだが、その後は次第に堕ちていくというより馴染んでいくというか、思わぬ形で母性を刺激する良さがあることに気づいて受け入れていくような流れとなる。 そのために終盤以降は様々なシチュエーションで老いも若きも、そして幼きも加えたムラの男達に囲まれ、次々に貫かれるのを悦びとしてしまう姿となるが、同様な場面でも中盤では嫌々ながらに渋々応じるもやはり嫌悪して抗うといった違いがあり、訳も分からぬまま巻き込まれる序盤では逆パターン的に搾り取られている夫と並んで責め立てられる、しかも相当に禁忌で無邪気な無理強いが行われるという背徳感たっぷりな官能描写となっている。これら全ての底辺に流れる価値観の相違はちょっとおぞましいほどでる。 さらに本作は懐妊が関わっているため、子宝に恵まれなかったヒロインがあっという間に身籠ってしまうことで、それまでの夫婦の営みが否定されるようなショックを描きつつ官能描写は他に2人出てくるサブヒロインも含めて基本的に「腹ボテ」である。そのためにお尻責めも描かれる中で最初に懐妊させた男と他の男達との間にはルールが設けられており、それによって不特定多数を相手にするだけでもないが歪んでいる男女の寝取られ風味なドラマ性もあったりする。 エスカレートしていく終盤にあって、やや一本調子にもなりがちなところを最後に引き締めるエピローグ……この風習が受け継がれていくもの、引き継がれていくことが改めて示唆されるのを読むと今後の引越しは遠慮したくなる。
DSK
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
村の外から来た嫁をオツトメオンナとして共有して子作りする村の話。主人公の新妻は前半で懐妊し、妊娠中も村人の性処理や子供の性教育をさせられ、次第にその快感に堕ちて行く。ラストは主人公+先輩のオツトメオンナ+その娘のボテ腹搾乳乱交。話の立て方上、主人公の妊娠懇願セリフが無かったのは残念(先輩の娘は懇願する)。
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