1,800円以上の注文で送料無料

朝日新聞 の商品レビュー

3.6

14件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    3

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2015/01/29

ん?文春新書から朝日新聞記者有志著『朝日新聞』??何それ?? …と思って思わず衝動買いしてしまった。そして一気に読了。 いやなかなか興味深い。朝日新聞の問題は「左翼的であること」?…さにあらず。私も「今どきそんなに左翼的イデオロギーに染まった記者ばかりなの??」と疑問に思っていた...

ん?文春新書から朝日新聞記者有志著『朝日新聞』??何それ?? …と思って思わず衝動買いしてしまった。そして一気に読了。 いやなかなか興味深い。朝日新聞の問題は「左翼的であること」?…さにあらず。私も「今どきそんなに左翼的イデオロギーに染まった記者ばかりなの??」と疑問に思っていたが、「有志記者」たちは「いまやそんなことはない」と。やはり。 では朝日新聞の体質の何が問題なのかといえば、著者たち曰く「ある意味あまりに日本的組織であること」。いや、さもありなん。読んで腹落ちしました。私は。

Posted byブクログ

2015/01/27

岸田秀氏が、朝日新聞に寄稿しても掲載紙を送ってこないことについて、己惚れが過ぎると文藝春秋で批判したことを引用していますが(21ページ)、寄稿を引き受けた時にそういう約束をすればいいだけで、「俺様が書いてやったのに掲載紙を送ってこないとは何事だ」と岸田氏が考えているのであれば、己...

岸田秀氏が、朝日新聞に寄稿しても掲載紙を送ってこないことについて、己惚れが過ぎると文藝春秋で批判したことを引用していますが(21ページ)、寄稿を引き受けた時にそういう約束をすればいいだけで、「俺様が書いてやったのに掲載紙を送ってこないとは何事だ」と岸田氏が考えているのであれば、己惚れているのはどっちなんでしょうね。原稿料なしの寄稿であれば話は別ですけど。。 「社員の評価をおこなうのは、おもに直属の上司だけである」(36ページ)って、何にも言っていない印象です。これが当てはまらない組織ってあるの?

Posted byブクログ

2015/04/16

全マスコミ関係者必読!? でも大手の内情はこんな感じなんだろうと思われ。 そういう意味では驚きはなかったのです。おわり。

Posted byブクログ

2015/01/19

今回の朝日新聞問題を理解するに最適な本の一つ。 著者は、「朝日新聞記者有志」となっており一人を除いて匿名。名前を明かしているのは、既に朝日を退社した人物で慰安婦問題の記事を書いている。 この本では、朝日新聞社の"体質"について深く切り込んでいる。この記述を理解...

今回の朝日新聞問題を理解するに最適な本の一つ。 著者は、「朝日新聞記者有志」となっており一人を除いて匿名。名前を明かしているのは、既に朝日を退社した人物で慰安婦問題の記事を書いている。 この本では、朝日新聞社の"体質"について深く切り込んでいる。この記述を理解したうえで新聞とは読むものだとつくづく感じた。 引用: 許される範囲でエッジを利かせた、記事にいくばくかの大げさなメリハリをつけた...その程度の認識だったのだ。  この点だけを見ても「朝日新聞の常識」と世間一般のそれとが大きく乖離していることがよく分かる。  「反原発ありきでストーリーを作った。」「左翼ゴリゴリの記者が東電批判の目的で吉田調書を歪曲した。」という批判があるが、記事を書いた彼ら自身にそうした自覚がまったくないのだ。  ということは、問題の本質は記者個人の思想や悪意ではなく、このような”常識”がはびこっている朝日の企業体質にこそひそんでいるのである。 明らかにスクープではないものを、なぜ新聞協会賞こうほにまでしてしまったのか?また、なぜ吉田調書記事をいち早く察知していた社会部記者の間から異論が上がらなかったのか? その理由はただ一点、木村社長が「絶賛」した記事だったことにつきる。上意下達が蔓延する官僚的な組織では、何も考えないのが得策だ。なにか不都合なことを知ってしまえば、ろくなことはない。直言したところで、編集幹部ののご機嫌を損ねてしまえば、次の人事でどんな報復をされるかわからない。まさに完了社会特有の事なかれ主義が、今回の事件を生んだのだ。  局長室が「黒だ」といえば、真っ白いものでも黒になる。  デスクがなっとくしていないのだから、原稿を書いた記者に理にかなった説明が出来るわけがない。「上がいっているから」との言い訳が横行し、次第に編集現場は無力感に包まれていゆく。そういった「上から」デスクが、出世街道を上り詰めて行ったのは皮肉なことだ。  ...ある高名な記者が「支局一個分」ほどの巨額経費を使っていることが内部監査で浮かびあがり、問題視されたこともあった。しかしながら、政財界に太いコネクションを持つこの記者が処分されることはなかった。(これは朝日新聞車内のコンプライアンスに関する実態を記した部分から)  

Posted byブクログ