在日朝鮮人 の商品レビュー
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韓国併合以前から現代に到るまでの在日朝鮮人の歴史を概説したレビュー。特に併合以前(1910年まで)の国内朝鮮人労働者は、当時の風景としては一般的であったようだが(清水宏監督の映画「有りがたうさん」など)、本書のような概説はあまり見かけないので貴重かもしれない。日本政府の移民対策・...
韓国併合以前から現代に到るまでの在日朝鮮人の歴史を概説したレビュー。特に併合以前(1910年まで)の国内朝鮮人労働者は、当時の風景としては一般的であったようだが(清水宏監督の映画「有りがたうさん」など)、本書のような概説はあまり見かけないので貴重かもしれない。日本政府の移民対策・管理の考え方や方法論は、基本的に明治以後から現在に到るまで変わっていないという印象を受ける。終戦直後の在日朝鮮人連盟形成などのくだりは、同時期を舞台にした東映やくざ映画などの(映画自体は劇的に演出されているとはいえ)基本的な背景になっている。また、戦後在日社会の内部抗争などについても触れられており、一言で「在日」といっても一枚岩ではないことが分かる。在日第二世代以後の作家や雑誌などメディア活動についても概説があり、これも単純な立場でくくれないようだ。
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概観はつかめたが、理解には程遠い。 時代と国家に翻弄された民族か哀れ。 日本の責任論だけでなく、そもそも朝鮮半島は大陸からの脅威と侵略の歴史でもある。 民族の悲哀は地政学的でもあるのかも。
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