21世紀の資本主義を読み解く の商品レビュー
・経済成長の限界は資源の限界に紐つく。 ・経済効率性と公平性のトレードオフ解消のヒントは機械の平等? ・
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※このレビューにはネタバレを含みます
著者が冒頭で言った通り、特に新鮮なことは取り上げていない堅実な内容でした。初心者向けだと思いますが、初心者の自分にとって復習にはちょうど良かったです! 本書では冒頭で古典派経済学、新古典派経済学について、それ以降は格差社会とピケティ氏の21世紀の資本主義、という本について触れています。 著者の「経済成長だけが幸福の源泉ではない」という言葉にかなり納得しました。何事も根源を辿れば、どれにも幸せになりたい、という思いありきだと思えました。 経済成長を優先している日本が、思い切って経済成長よりも国民の幸福度を優先した取り組み、定常状態を受け入れることが国としての成長となり、格差社会をなくすことに繋がる一つの手段なのではないかと思えました。
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