【潜入】医師狩りの村 の商品レビュー
基本的に主人公が取材で村を訪れる→そこでインタビューに答える人とのやり取りのみで「真相は…」と徐々に進んで行くものの、1人1人のインタビューというのがほぼ「まんま」な内容で捻りが無い。 表紙あらすじの「サスペンス」という言葉を期待して読んで行くと、だんだん「村全体の秘密」から「あ...
基本的に主人公が取材で村を訪れる→そこでインタビューに答える人とのやり取りのみで「真相は…」と徐々に進んで行くものの、1人1人のインタビューというのがほぼ「まんま」な内容で捻りが無い。 表紙あらすじの「サスペンス」という言葉を期待して読んで行くと、だんだん「村全体の秘密」から「あの人とこの人の個人的なエピソード」になっていって「男と女とは」的な方向に話が向かい、結局明確な答えが明示されないままの部分(村の閉鎖性の象徴のように序盤から出てくる子供の風土病の話は、神様信仰もあって子供たちが患部を見せたがらない、など雰囲気作りのように持ち出されただけで結局原因や何故子供だけに広まっているのかなどラストまで何も明示はされない。こういう伏線回収なりをきちんと用意するだけでも小説全体のオチや方向性が変わるかと)もあって「…ん?」という締められ方をされたような… 星2.5くらい
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岩井志麻子が帯を書いてたので期待したけど買って損した。 話題に上らない本は、やはりそれなりなのだなぁと認識した。
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- ネタバレ
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医師が次々と追い出される?村に潜入取材する女性ライターが、村の秘密を探っていく。といいつつ、秘密といえば秘密だが、しょーもないと言えばしょーもないので、真相?が分かっても特に感慨もなかった。最後の莉子のメッセージもどういう意味があるのか。結婚して村に定住しましためでたし!なのか、洗脳され新たな信者を集めています!なのかよくわからなかった。 しかし、清新・弘美も理想はでかいが、やることが小さいというかみみっちい。
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ドキドキの展開。自分に近づいてくる人、必要以上に優しくしてくる人ってやっぱり下心がある。 村の秘密より、終盤明かされるもう一つの伏線に驚かされた。重い過去やドロドロした関係を盛り込みながら、丸く幸せに収めたラストは妙に感心。 女に強い意志が宿れば鬼に金棒だ。
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