義母風呂 の商品レビュー
メインヒロインとしての義母が可憐かつ妖艶に際立つ
デビューから2作目となるが、今回もタイトルに違わず風呂場を効果的に活用しつつ、基本的にはシンプルな作風で上手く纏めた内容だったと思う。むしろ前作にしてデビュー作『音楽室の女教師-放課後の甘く危険な旋律』よりもヒロインが1人減ったことで官能シーンは増加し、ともすればサブヒロインの方...
デビューから2作目となるが、今回もタイトルに違わず風呂場を効果的に活用しつつ、基本的にはシンプルな作風で上手く纏めた内容だったと思う。むしろ前作にしてデビュー作『音楽室の女教師-放課後の甘く危険な旋律』よりもヒロインが1人減ったことで官能シーンは増加し、ともすればサブヒロインの方が出番が多かった印象の前半と、メインも揃ってがっつりな後半以降とで変化もあったと思う。とりわけメインヒロインの義母については、その背景的な面も描くことで淫猥度の向上も見られた。 その義母である真利子(34歳)はなかなか魅力的。義息(主人公)を溺愛する包容力に加え、再婚前の夫(亡夫)によって開発されながら淡白な今の夫(主人公の父)では満たされない体を持て余す艶かしさがあり、ひとたび火が点くとその妖艶さが否応にも増し、大胆にもなっていくのだが、それでいて貪婪が過ぎることもない可憐さや恥じらいも維持している絶妙なキャラと言える。その美貌が描写される場面も多々あり、セクシーな下着姿と合わせて際立った存在である。また、隣に住むサブヒロインの奈津美(20歳)と主人公との関係を知っても鷹揚としており、むしろ義息との恋仲の進展を内心では望むくらい。終盤のくんずほぐれつな3P三昧においては情交の指南役にも似た優位を見せながら、時には辛抱堪らずおねだりしてしまう可愛らしさもあり、お尻を責められた時には格段の感応を見せるいやらしさもまた存分に表現されていた。 主人公の幼馴染みでもある奈津美もまたイイ味を出しているヒロインと言える。年上お姉さんの立場を維持しようと情交においても騎乗位しか許さない気の強さを見せたり、義母ラヴな主人公への嫉妬から真利子にはちょっぴりイジワルな面を覗かせたりもするのだが、頼りなかった主人公の「男」を見てからは体位にも変化が起き、それまでとは違ったいやらしさも出ていた。このアイデアは悪くない。 義母の矜持から逡巡や困惑する真利子が序盤で相応に描かれるために合体へと至るまでには紙面を費やした印象もあり、前作と同様の「物影ながら人前での羞恥プレイ」が盛り込まれた中盤では嗜める真利子に迫る主人公が多少ながら調子に乗っているようにも写るのだが、それらが逆に終盤以降への導火線にもなっていて全体としての淫猥度は高く、ストーリーよりもむしろヒロイン達のキャラ立ちの良さで興奮を誘う作品と言えるのではなかろうか。
DSK
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