パリの美術館で美を学ぶ の商品レビュー
友人のススメで読みました 著者の体験記ははじめて読んだかもしれない 美術館好きなのでパリの美術館をやさしくガイドしてもらえてよかったです
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フランス文化はイタリアに学んだもの 料理などもルーツはイタリア ロココ 人間中心 新古典 古典古代をheroicに アングルの解剖学的歪曲 ジェリコー《メデューズ号のいかだ》1819 モネ 光=色彩 école de Paris 藤田嗣治(紫派)と黒田清輝 ケ・ブラ...
フランス文化はイタリアに学んだもの 料理などもルーツはイタリア ロココ 人間中心 新古典 古典古代をheroicに アングルの解剖学的歪曲 ジェリコー《メデューズ号のいかだ》1819 モネ 光=色彩 école de Paris 藤田嗣治(紫派)と黒田清輝 ケ・ブランリー美術館 音 マネ《オランピア》1863 セザンヌ 彫刻的 ロダンの彫刻における文学性 裸婦像も明治以降 Monna Lisaと三連画
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パリと、近辺の美術館ガイドと言える。 ガイドをしながら、こういった見方も面白いだろう、美術史を追いながら美術館を巡ったりと普通のガイドにはない見方もできる。 多くの美術館があるパリで、このガイドのルートでも良いし、また違ったルートでも回れたら面白いだろうな。 それぞれの画家の家(...
パリと、近辺の美術館ガイドと言える。 ガイドをしながら、こういった見方も面白いだろう、美術史を追いながら美術館を巡ったりと普通のガイドにはない見方もできる。 多くの美術館があるパリで、このガイドのルートでも良いし、また違ったルートでも回れたら面白いだろうな。 それぞれの画家の家(アトリエ)を巡るだけでも楽しそうだ…
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「美を学ぶ」とあるが、啓蒙/教養/入門本ではなく、著者の体験記。図版も殆どが著者自身が撮影したものなので、斜めだし(美術本としたら、2次元作品の図版としてはいかがなものか、だが、体験記・旅行記だから仕方ない)、南仏の章に殆ど図版がないのは、著者が旅行中に強盗に遭い、カメラ(を含め...
「美を学ぶ」とあるが、啓蒙/教養/入門本ではなく、著者の体験記。図版も殆どが著者自身が撮影したものなので、斜めだし(美術本としたら、2次元作品の図版としてはいかがなものか、だが、体験記・旅行記だから仕方ない)、南仏の章に殆ど図版がないのは、著者が旅行中に強盗に遭い、カメラ(を含めた貴重品一切合切)を盗まれてしまったためだという(美術本なら、然るべき手続を取って代替となる画像を入手するだろうが、体験記・旅行記だから、そういうことは考えなかった模様)。 したがって、書かれていることは著者の独自見解、眉唾なことも多い。「ルーブルには、世界の美術がある。これは他の国の大美術館では、あまりみられないことだ。」(p.50)とか書いているが、そんなことはない。イタリアとギリシアは自国の美術しかないと言っているが、ヴァティカンには古代オリエントも古代ギリシアもある(ヴァティカンは正確にはイタリアじゃないが、ルーヴルと比較すべきなのはヴァティカンだろう)。大英博物館&ナショナルギャラリーやメトロポリタンを見よ。というか、西洋美術の美術館でイタリア美術を含まないものがありえないんじゃないですかね。イタリアの(ヴァティカンほど大規模でない)美術館で、バロックあたりまで殆どイタリア美術で埋め尽くされているのは、その頃までの西洋美術の大主流がイタリアだったからですよね。ギリシアは行ったことないので知らないが、著者が例に挙げているのがアテネの国立考古学博物館なので(しかもエジプトの物はあると言っている)、フランスやオランダやドイツがなくても当然なんじゃないですかね。比較するものが間違っている。 レオナルドが死ぬまで手元に置いた3つの絵画が三連祭壇画で、洗礼者ヨハネとモナ・リザが受胎告知のガブリエルとマリアに擬されているのではないかという説は、みずから「これは、トンデモ、の仮説なのかもしれない。」と書いているが、実際トンデモだと思う。 突っ込みどころ満載だが、個人的な旅行記・感想と思って読めば、それなりには面白かった。
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