点をつなぐ の商品レビュー
あまり読書をしないのですが、面白くて2日で読み終わってしまいました。現実を考えさせられた内容だなと思いました。今、ほんとにこのままでいいのかな?とふと考えることが多くなったこの時期にこの本に出会ったのは運命だと感じました。この本を読めば点をつなぐということの意味がわかります。前向...
あまり読書をしないのですが、面白くて2日で読み終わってしまいました。現実を考えさせられた内容だなと思いました。今、ほんとにこのままでいいのかな?とふと考えることが多くなったこの時期にこの本に出会ったのは運命だと感じました。この本を読めば点をつなぐということの意味がわかります。前向きになれる言葉だなと私は思いました。
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前半は共感できる部分が多く、久しぶりに加藤先生の本を読んだけど、やっぱり空気感が好きだなあーと思って読んでいた。 後半に向けて失速した感じはあるけど、社会経験を数年積み重ねたアラサー女性にぴったり。 社会人になって、驚くほど時間の流れるスピードが早くなって、歳は取っていくけど自分...
前半は共感できる部分が多く、久しぶりに加藤先生の本を読んだけど、やっぱり空気感が好きだなあーと思って読んでいた。 後半に向けて失速した感じはあるけど、社会経験を数年積み重ねたアラサー女性にぴったり。 社会人になって、驚くほど時間の流れるスピードが早くなって、歳は取っていくけど自分の年齢を受け止め切れていない表現が大共感だった。 時代も変わって、住む土地によってや、仕事しているか主婦か、子どもがいるかいないかなど、同じ教室で同じ時間を過ごした人たちが、どんどん分化して行く儚さというか。 子どもの頃は誰といても楽しくて、みんな好きだったのに、大人になると合わない人が増えて、友達が減ってくのって、しょうがないんだよなぁ。 それでも自分で選びとって、自分の人生の絵を作って行くんだなぁ。
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主人公の名前が私の名前と一緒だったのがきっかけで手に取りました。 いろんな思い出と重なって、 なんとも言えない、しっとりした気持ちになりました。
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しんどいアラサーキラキラ女子の話 周囲のライフスタイルが変わって置き去りにされていく感覚しんどいし、 携わった仕事に対する熱意が満足いく結果になるとは限らないのもしんどい フリーの異性に可能性を感じてしまうのもしんどい しんどい小説だな まあなんにせよ自分の行いを基点として繋いでって、いつか形を描きたいな、形あるものとして意味を残せればと私も思う。若さゆえなんでしょうかね。
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私とは年齢は違うが、都会で働く女性はこんな思いを抱いて生きているのではないだろうか? もっと自由な選択肢があればと思うが、生きるのは自分。点という選択肢を選ぶのも自分。常に自分らしくあるか問いかけながら進むのがベストなのだと感じさせる本だった。
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加藤千恵さんの淡々とした感じが好き。 初めて長編を読んでみたが、良かった。 自分自身も現在、将来につながる大事な選択をする時期でこの話の主人公にとても共感できた。 これからも選択の時間は多くあるのだろう。 その時にもう一度読み返したい気持ちになるのだろうな。
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流れる空気や展開が自然でさらさらと心地好く読めた。開発されるコンビニスイーツや参考にするベーカリーのコンフィチュールもお洒落で楽しかった。
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主人公と年代が近いので、共感できるところもあり羨ましく感じるところもあり...。 終わり方は加藤千恵さんらしいな、と思った。
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目の前の仕事に行き詰まった時に雑誌で紹介されていて手に取った一冊。 【ザッと内容】 主人公はコンビニのスイーツ商品開発をしている29歳独身のみのり。地方出身で東京で1人暮らし。彼氏なし。地元に帰ると両親や学生時代の友人から結婚はまだか?と急かされ、仕事も行きたい部署で働けている...
目の前の仕事に行き詰まった時に雑誌で紹介されていて手に取った一冊。 【ザッと内容】 主人公はコンビニのスイーツ商品開発をしている29歳独身のみのり。地方出身で東京で1人暮らし。彼氏なし。地元に帰ると両親や学生時代の友人から結婚はまだか?と急かされ、仕事も行きたい部署で働けているものの、大ヒット商品は出せず悶々とした日々を送っている。 あっという間に過ぎ去っていく季節の中でみのりはどう変わっていくのか、仕事やプライベートとどう向き合っていくのか。 【こんな人にオススメ】 ・20代後半サラリーマン(特に故郷と勤務地が離れている人) ・仕事やプライベートで悶々としてる人 【感想】 私はみのりとは逆パターンで実家が都会、勤務が地方パターンだが、共感ポイントは多かった。 学生時代までほとんど同じような人生を歩んできたはずの友人がみのりくらいの年齢になると全く違う人生を歩んでいることに気づく。当たり前のことなんだけど、その時自分がすごく取り残されたような感覚になる。 特に見栄や均一を求める日本においてはそう感じる人が特に多いような気がする。 そういう感覚の取り扱いが上手くできず、モヤモヤしてる人にはオススメの一冊。優しい文章でスッと心に入ってくる。もう少しみのりの気持ちや私生活の進展を描いてくれたらよかった。
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最後の章が特に面白く、心に響いた。 人生は選択の連続であるということ 今までしてきた選択が果たして良かったのか 不安を感じることもたくさんあるが 「自分で好きなように点を打って線を引く 点をつなげて浮かび上がったものが わたしの人生なんだ」 と思うと これからの人生において 私もいろんなことを選び続けていきたいと 思わせてくれる本だった。
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