スピーチライター の商品レビュー
「Yes we can」 オバマさんではなく、オバマさんのスピーチライターが産んだ言葉だそうです。 著者はスピーチライターとして活躍されており、 心構えやノウハウを書いておられました。 ○話し手の腑に落ちる言葉を使う あくまで、話し手の納得のいく言葉を使うことが大原則。 ...
「Yes we can」 オバマさんではなく、オバマさんのスピーチライターが産んだ言葉だそうです。 著者はスピーチライターとして活躍されており、 心構えやノウハウを書いておられました。 ○話し手の腑に落ちる言葉を使う あくまで、話し手の納得のいく言葉を使うことが大原則。 ライターが出すぎることは厳禁。 自分の言葉が、話し手の言葉になりえるかどうか。 ○共感を呼ぶ リンカーンが、南北戦争に赴く兵士を鼓舞する言葉。 「人民の、人民による、人民のための政治が、地上から滅ぶことがないようにしなければならない」 人民を3回くりかえることで、歯切れよく、心地よく、リズミカルに訴える効果があるようです。 いまなお、色あせることなく、語り継がれる言葉ですから、 直接語りかけられたら、、、死をもおそれず、心が動きそうですね。 なお、この文章とは別ですが、誰もが否定しえない事実を繰り返し述べることで、 共感を高めるという手法もあるようです。 ○まず、意見を固める 自分が言わせたい意見から、逆算して、有利な事実を書き連ねる。 ○反感に反論 あらかじめ、想定される反感に、スピーチの中で反論することは一策。 ○サウンドバイトを織り込む サウンドバイトとは、キラーメッセージのようなものです。 無難な表現を、聞き手の印象に残るようなフレーズに言い換えることです。 本書で紹介された例は、、、 「今日、お話しするのは、プレゼンテーションをどうすれば上達するかについてです」 ➡「今日、お話しするのは、たった3日努力するだけで、見違えるほどでプレゼン力が向上する方法についです」 この例では、3日という言葉を使うことで、ひっかかりを作っています。 また「農業のグローバル化を進めます」という平板な表現をいいかえて、 「地産海消を進めます」というオリジナルワードを作るなど。 センスが問われまずが、私は、ここがライターの頑張りどころと感じました。 ○調整 その他、スピーチライターが産んだ表現が社内で「攻めすぎ」など、 とおらなかったりするというエピソードも紹介されていました。 これは、どこの職場でも共通するハードルなんですね。 「I have a dream.one day,my four children…」 スピーチの力を、この本を読んで、あらためて、なつかしく、痛感しました。
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プロのスピーチライターが解説する出来るスピーチの要諦。ボスのプレゼンを山ほど作っていた時期、どのような口調で、言葉で語りたいか日頃から言葉を集めて資料作りに反映していた。なるほどプロは短期間でそれを実現するものか。更にスピーチの内容そのものだけでなく場のセッティングからメディアト...
プロのスピーチライターが解説する出来るスピーチの要諦。ボスのプレゼンを山ほど作っていた時期、どのような口調で、言葉で語りたいか日頃から言葉を集めて資料作りに反映していた。なるほどプロは短期間でそれを実現するものか。更にスピーチの内容そのものだけでなく場のセッティングからメディアトレーニングまで、言わば広報代理店の実務そのものまで担うというスピーチライター。広報だけでなく、自分でプレゼンをする機会のある人、上司のプレゼンやスピーチを作る機会のある人にはお役立ち。
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名演説の陰にはスピーチライターあり。 昔は黒子のような存在だったスピーチライターも最近は表に出てくるようになってきました。 とはいえまだまだ「スピーチライターって何?」という方も多いと思います。 私自身、この本を読むまでスピーチライターの存在はしっていましたが、具体的にどん...
名演説の陰にはスピーチライターあり。 昔は黒子のような存在だったスピーチライターも最近は表に出てくるようになってきました。 とはいえまだまだ「スピーチライターって何?」という方も多いと思います。 私自身、この本を読むまでスピーチライターの存在はしっていましたが、具体的にどんな風に仕事をしているのかはは初めて知りました。 大変面白かったです。おすすめです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
スピーチライターにはコミュニケーション能力が重要。 先日「英国王のスピーチ」を観た。この映画は吃音の英国王がスピーチできるようにする医師(?)と英国王の交流を描いた映画だ。この映画で印象的なのは、医師と英国王の関係ではなく、訓練(コミュニケーション)を通して、「かけがえのない友人」になっていくところだ。この本の中にも、スピーチライターの蔭山さんと新社長に就任する加藤さんの就任演説ができるまでの会話がフィクションで書かれている。スピーチライティングはコミュニケーションを通し、本人が言葉にできない思いを探り、表に生んで行く作業だということがわかる。 誰しも自身のストーリーを持っていると思う。それをはなか ら話すような内容ではないと切り捨ててしまっていたり、うまく表現できなかったりするだけかもしれない。我々の多くはスピーチライターを雇う余裕はないので、印象に残ったティップスをいくつかメモしておきたい。 ・共感を積み上げる。「今日は暑いですね。」→「外を歩くのが億劫になりますね。」→「ビールを飲みたくなりますね。」大多数は今日は暑いと思うが、ビールを飲みたくなるのは少数かもしれない。いきなり「ビールを飲みたくなりますね。」から入ると反感を買う可能性がある。 ・知っていたことが、別の見え方をした時に人は感動する。 ・共感を積み上げる方向はゴールに対してまっすぐでなければならない。例)亡くなった戦友や大義を通して、兵士を奮い立たせる。 ・話のつなぎを自然に。 ・リアリティを持たせる。例)「自然が豊かで癒されました。」ではなく、「日本の自然とマレーシアの自然は異なり、荒々しく・・・癒されました。」
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☆つながりの絶たれた社会こそスピーチが求められる。これから必要となるスキルとなる。 ☆「スピーチライターのスキルを身につけるには」 ・演劇の素養はとても有用。映画、落語、弁論も。 ・講演会やワークショップにはできる限り参加 ☆活躍するスピーチライター ・安倍晋三を支えたジャーナリ...
☆つながりの絶たれた社会こそスピーチが求められる。これから必要となるスキルとなる。 ☆「スピーチライターのスキルを身につけるには」 ・演劇の素養はとても有用。映画、落語、弁論も。 ・講演会やワークショップにはできる限り参加 ☆活躍するスピーチライター ・安倍晋三を支えたジャーナリスト谷口智彦 ・オバマ:ジョンファブロー、アダムフランケル ・「本日はお日柄もよく」原田マハ 「学校のカイダン」日本テレビ
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スピーチライターを仕事とする著者が、スピーチライターとはどういうものか、具体的な仕事の内容、スピーチライターになるために必要なことについて書かれている。 スピーチライターという職業すら知らず、なりたいとも思わないがスピーチのための参考にはなった。 スピーチに関して詳しく掘り下げた...
スピーチライターを仕事とする著者が、スピーチライターとはどういうものか、具体的な仕事の内容、スピーチライターになるために必要なことについて書かれている。 スピーチライターという職業すら知らず、なりたいとも思わないがスピーチのための参考にはなった。 スピーチに関して詳しく掘り下げたければ「パブリックスピーキング 人を動かすコミニュケーション術」がいいとのこと。 以下、読書メモ。 p64 聞き手の共感を得ることが大切。共感を得るには小さな共感をコツコツ積み上げていく。スピーチの基本的な戦略は広く浅い共感を徐々に積み上げなから深い共感を形成していく試み。 p81 シナリオのアウトライン「あいさつ」「アイスブレイク」「フレーミング」「事実」「意見」「まとめ」 p87 聴き手にとって無難な表現を、聴き手にとって印象深くなるように、サウンドバイトにしていく。 p91 演出もスピーチの要素の一つ p114 リーダーはビジョンを語ることが大切。ビジョンの魅力と手段を語る。 p140 メディアが求めているのは商品ではなく時代の潮流。 p202 理想こそが行動の源泉。理想そのものに働きかける、理想を達成できるという希望を与える。
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人の心を動かすスピーチ、またスピーチライターになるには?といった事が分かりやすく書かれている。 スピーチには共感が必要。 反感を共感に変える方法など、「成る程」と思える内容である。 スピーチをする機会がある方は目を通してもいいのではないでしょうか。
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Yes We Can、バイマイアベノミクス、実はこれ全てスピーチライターが書いたもの。本書を通してはじめてスピーチライターなるものの存在を知った。空気で物事を決める日本人にとってスピーチは空気をかき乱すだけのものであり、集団の意思決定技術としては有効ではなかった。論理ではなく深夜...
Yes We Can、バイマイアベノミクス、実はこれ全てスピーチライターが書いたもの。本書を通してはじめてスピーチライターなるものの存在を知った。空気で物事を決める日本人にとってスピーチは空気をかき乱すだけのものであり、集団の意思決定技術としては有効ではなかった。論理ではなく深夜まで飲み合う「つきあい」が重要であり、つきあいで築かれた強固なつながりの前ではスピーチは所詮、言葉遊び。ところが、バブル崩壊以降、終身雇用が崩壊し仲間の転職が当たり前となり、付き合いのリソースが役に立たなくなってきている。つながりの薄い社会で本領を発揮するスピーチは、つながりが薄くなり続けていく現代にあって益々その重要性を増している。本書ではスピーチライターの役割、仕事、スピーチライティングの具体的事例が縷々紹介されている。スピーチライター恐るべし。
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あとがきからもうかがえるが、けっこう急がされて書いたのではないだろうか。例やたとえに「共感」できないところがいくらかあった。 ただし、スピーチライターというのがどういう仕事なのか、ということはよくわかるように書かれている。スピーチライターと呼ばれる人がなぜ必要で、どんなことをして...
あとがきからもうかがえるが、けっこう急がされて書いたのではないだろうか。例やたとえに「共感」できないところがいくらかあった。 ただし、スピーチライターというのがどういう仕事なのか、ということはよくわかるように書かれている。スピーチライターと呼ばれる人がなぜ必要で、どんなことをしているのかを知るにはとてもよくまとまったいい本だと思う。
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日本テレビでスピーチライターが登場するドラマが始まったり、こんな本が出版されたり、今週、スピーチライターの方と飲むことになっていたり、スピーチライターは流行りなのかと思ったら、ドラマが始まるので出版されたらしい。スピーチライターになりたいと思ってなくても、スピーチの仕方について参...
日本テレビでスピーチライターが登場するドラマが始まったり、こんな本が出版されたり、今週、スピーチライターの方と飲むことになっていたり、スピーチライターは流行りなのかと思ったら、ドラマが始まるので出版されたらしい。スピーチライターになりたいと思ってなくても、スピーチの仕方について参考になるし、人のスピーチを聞く耳も変わると思う。
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