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二度めの夏、二度と会えない君 の商品レビュー

3.4

9件のお客様レビュー

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2020/10/07

『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』というとんでもない小説と同じ著者とは思えない爽やかな作品。 夏っぽいし、絵も素敵だし、SFっぽいタイトルで買い。 しかし、あまり盛り上がらなかった印象。 タイムスリップの設定を使いこなせておらず、文章・構成も決して良くはない。 ラノベっ...

『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』というとんでもない小説と同じ著者とは思えない爽やかな作品。 夏っぽいし、絵も素敵だし、SFっぽいタイトルで買い。 しかし、あまり盛り上がらなかった印象。 タイムスリップの設定を使いこなせておらず、文章・構成も決して良くはない。 ラノベっぽい。 「ボーイ・ミーツ・ガール→青春→ヒロインの死」という単純な青春小説だからそれっぽく見えるが、単純だからこそ質を上げるのが難しいのだろう。 実は燐もタイムスリップしてきているのではないかと読み進めたが、全くそんなことはなく、特に衝撃のない展開が続いていく。 あらすじがほぼすべて。 ラストもかなりあっさりしている。。 「同じ気持ちだった」なら、どうして1回目に取り乱したのか、どうしてそれを自ら伝えてしまうのかという矛盾もでてくる。 「ヒロインが死ぬ」という共通項を持つ『君の膵臓をたべたい』を最近読んだことも盛り上がらなかった要因だと思う。 夏っぽさも、思ったほどはなかった。 夏に期待しすぎだろうか?

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2020/03/01

普通こういうのって、“告白できなかったのを後悔し続けて過去に戻って告白する”だと思うんですけど これは真逆で、“告白したのを後悔し続けて過去に戻って告白しない”なんですよ。 まあ、そのおかげで燐は幸せに人生を終えられたのでよかったのでしょうか?

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2017/10/22

主人公の人間性の練り込みがもう一息という感じだが悪くはない。 全編を通し切ないタイムリープ物。それでも希望を垣間見せ、そして語りすぎない終わり方はなかなか良かった。 ただ、人に勧めようと思うフックは別にないかな

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2016/08/20

切ない青春物語ではあるが、いまいち乗り切れなかった感・・・。実写映画化決定だそうです。 あらすじ(背表紙より) 突如転校してきた森山燐は不治の病を患っていた。俺は彼女と共に、ライブを演り、最高の時間を共に過ごし…そして、燐は死んだ。俺に残されたのは、取り返しのつかない、たったひと...

切ない青春物語ではあるが、いまいち乗り切れなかった感・・・。実写映画化決定だそうです。 あらすじ(背表紙より) 突如転校してきた森山燐は不治の病を患っていた。俺は彼女と共に、ライブを演り、最高の時間を共に過ごし…そして、燐は死んだ。俺に残されたのは、取り返しのつかない、たったひとつの後悔―決して伝えてはいけなかった言葉。俺があんなことを言いさえしなければ、きっと、燐は最後まで笑顔でいられたのに…。―二度めの夏。タイムリープ。俺はもう一度燐と出会う。あの眩しい笑顔に再び。ひと夏がくれた、この奇跡のなかで、俺は自分に嘘をつこう。彼女の短い一生が、ずっと笑顔でありますように…。

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2016/04/18
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タイムリープものを追いかけてみたくなり手にとりましたが、中・高時代に読んでいれば感じ方が変わっていたのかもしれません。良くも悪くもピュアであった物語でした。

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2015/09/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイムリープ、不治の病ときてバンド、文化祭とぷんぷん匂い立つ要素をこれでもかと並べつつ、話の焦点はきっちり絞って綺麗にまとめている。 そもそもタイムリープ自体が奇跡としか言えないのだけれどそれ以上の野暮は無く、一度目の失敗を繰り返さないように、最高の形で死を迎えてもらうただそれだけのために努力する主人公の姿が痛々しくも、忘れられない後悔をした経験があれば共感を覚えることができるだろう。 どうするのが一番正しかったのかはわからないし最良ではなかったかもしれないが、遠くない別れのためにお互いの気持ちを伝えない、という二人の選択がより深いところで気持ちが通じあっていたのだ、ということを寂寥感とともに読者に教えてくれる。 読後感もよく、久しぶりに良い新作を読んだと思えた。

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2015/07/03

表紙を見た瞬間に一目惚れした作品。ベタだけどこういうのに弱いんだよね。 話は主人公がヒロインの燐との過去をやり直すタイムリープもの。二度目の夏の日常は淡々と進む印象で、ライブの描写がずいぶんあっさりしていて盛り上がりに欠けるのは好みの分かれるところ。 ただ前述した通りこのテの話は...

表紙を見た瞬間に一目惚れした作品。ベタだけどこういうのに弱いんだよね。 話は主人公がヒロインの燐との過去をやり直すタイムリープもの。二度目の夏の日常は淡々と進む印象で、ライブの描写がずいぶんあっさりしていて盛り上がりに欠けるのは好みの分かれるところ。 ただ前述した通りこのテの話はけっこうツボなので個人的には満足の1冊となりました。

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2015/03/09

不治の病とかそういう道具立てはズルいよ、なんて苦笑しつつも一気に読み切った。 10代らしい自意識とか、読み手から「あぁ、そうじゃねぇよお前」って声をかけたくなるようなもどかしさとか、好みのツボを見事に突かれた。

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2015/01/31

死を食い止めるのでなく、どのような最期を迎えられるかに話の重点が置かれていてよかった。ちゃんと想いが通じあっていたんだね

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