恋の神様はどこにいる？ の商品レビュー

日向野ジュン(著者)

2015/01/22

神主さんと見習い巫女の話で、第2回ベリーズ文庫大賞優秀賞受賞作。

話は神職・志貴と主人公・小町が知り合ったところから始まる。
志貴から「1か月で落としてみろ」と言われ、反発しつつ、志貴に惹かれて行く小町。
厚みのある本だけど、条件の「1か月」の攻防を描いたものなので、かなりスローペース。少しじれったい。
志貴は何かを隠しているようで、小町以外の全員が理解しているよう。
そのタネ明かしは。。。初めからチラチラ出してきた割りには、あっさりとしすぎ？終盤、若干やっつけ仕事的な印象になってしまったのが、もったいない。

番外編は本編の4か月後。
小町と志貴の新しい暮らしの話かと思えば、志貴の兄・千里の暴走がメインです。