1,800円以上の注文で送料無料

異人館画廊 贋作師とまぼろしの絵 の商品レビュー

3.7

60件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

    19

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2015/10/06

1作目よりふたりの関係と気持ちに変化が現れはじめていて、たびたびもっと背中を押したくなります。とはいえ過去がまだはっきりしていないので、次回作も読みたいですね。今回はやきもちを焼き余計なことをしてしまう千景がかわいいです。そして自覚のない千景に翻弄される透磨もかわいいです。

Posted byブクログ

2015/10/05

絵画をめぐるミステリーのシリーズ第2弾。 贋作の噂を聞き展覧会に偵察に行くことから話は始まる。 贋作は見つからなかったが、ある収集家が持っている呪いの絵と展覧会で観た絵のタッチが似ていることから、贋作に対する調査を進めていく。 今回はあまりにも犯人がわかりやすすぎてあっけなかった...

絵画をめぐるミステリーのシリーズ第2弾。 贋作の噂を聞き展覧会に偵察に行くことから話は始まる。 贋作は見つからなかったが、ある収集家が持っている呪いの絵と展覧会で観た絵のタッチが似ていることから、贋作に対する調査を進めていく。 今回はあまりにも犯人がわかりやすすぎてあっけなかった。 明らかに怪しくないように見せかけて、かなり怪しく描かれているので、すぐにわかると思う。 また、主人公が少しずつ他人に心を開いていく様子が描かれていて、少しずつ変わっていくんだなあと思える作品になっている。

Posted byブクログ

2015/09/15

異人館画廊の2冊目。 今回も千景と透磨を中心に話は進んでいく。 千景と透磨のキモチが、なんだか痛々しい。 ミステリーでもあり、恋の話でもあり、 ちょっとキュンとしてしまう1冊。

Posted byブクログ

2015/09/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今回は透磨の葛藤がいろいろわかり読んでいて面白かった。 相変わらずじれじれしている二人だが今後どうなるのか楽しみです。

Posted byブクログ

2015/07/21

一作目よりも好き!でした。 前回は、図像術がイマイチ前に出てこず、怖い怖い詐欺みたいになっていたような気がしたんですが、今回のは本当に怖かったので。ブロンズィーノの「愛の寓意」を恥ずかしくも知らなかったのですが、この作品を読んでいる最中に実物を見たくなって検索をかけたら、とっても...

一作目よりも好き!でした。 前回は、図像術がイマイチ前に出てこず、怖い怖い詐欺みたいになっていたような気がしたんですが、今回のは本当に怖かったので。ブロンズィーノの「愛の寓意」を恥ずかしくも知らなかったのですが、この作品を読んでいる最中に実物を見たくなって検索をかけたら、とっても素晴らしい絵画に出会えました。絵画はやっぱり、裏側というか、何のシンボルが何を表しているのかが分かった方が断然面白いですね。 1作目に比べて、千景と透磨の関係性が深くなったので、少女漫画的な楽しみがありました。特に、透磨の「目に毒の意味が〜」の部分は、ぐっときました。理性的な男子が思わず理性を失いそうになって、それを必死にこらえる、というシチュエーション。良いです。とても。 その分?千景の、「自分がいかに美しいかについて無頓着な美少女」設定が鼻につくというか、何をどうしたらそこまで捻くれた解釈ができるのだ、と思ってしまいました。が、よくよく考えれば、渦中にいるひとに全体像を見ることなどできず、そこに気持ちが加われば益々、真実からは遠ざかっていくものなのかもしれません。 透磨がうろたえ、千景が捻くれるのと比例して、彰と瑠衣の大人っぷりが目立ちますね。グループとしてまとまりが出てきたなあと感じました。ということは、今後、この二人が輝くエピソードなどがあるのかもしれません。楽しみ!

Posted byブクログ

2015/07/20

荒野を進む女の後ろ姿。その背をずっと追いかけている。 シリーズ2作目。前作が物語の根幹を握る図像術についての説明とするなら、今作は透磨が千景をどう思っているのかを含めた恋愛面が中心といった感覚。贋作の噂と呪われた絵、そして透磨の元カノからの依頼が、物語を加速化させていく。 少し...

荒野を進む女の後ろ姿。その背をずっと追いかけている。 シリーズ2作目。前作が物語の根幹を握る図像術についての説明とするなら、今作は透磨が千景をどう思っているのかを含めた恋愛面が中心といった感覚。贋作の噂と呪われた絵、そして透磨の元カノからの依頼が、物語を加速化させていく。 少し強引だし、ミステリーとして不十分だが、千景と透磨を見守りたい私としては、ただ守ったり慈しみたいだけじゃない透磨の感情が今後どうなるのか楽しみ。次回は2015年8月。次も絵画を検索しながら楽しみたい。

Posted byブクログ

2015/07/12

美術に絡んだ探偵もの。 ミステリというには軽く、ぎこちない恋愛の行き違いもあったりと若々しいけど、芸術の暗部を扱う陰影も含んでいます。 表紙イラストに惹かれて読みました。 じつはシリーズ2作目だったんですね。 最初ちょっと入りづらいと感じたのはそのせいでしょう。 千景は、英国...

美術に絡んだ探偵もの。 ミステリというには軽く、ぎこちない恋愛の行き違いもあったりと若々しいけど、芸術の暗部を扱う陰影も含んでいます。 表紙イラストに惹かれて読みました。 じつはシリーズ2作目だったんですね。 最初ちょっと入りづらいと感じたのはそのせいでしょう。 千景は、英国で図像学を学んだ早熟な天才。 祖母と暮らすために、帰国しました。 祖母は屋敷の一部を改装して「異人館画廊」とし、祖父の絵を展示し、常連のためにささやかに喫茶もやっています。 千景は幼い頃に両親が離婚、その時どちらにも望まれなかったことがトラウマになり、祖母以外の人間にはなかなか心を開かなかった。 とはいえ、この頃には既に友達というか~仲間はいるんですね。 若き画商の透磨も仲間の一人。 子供の頃から知り合いの透磨は、千景と顔を合わせるたびに憎まれ口を利いてしまうが、傍目には特別な存在なのはありあり。 お互いにまだ全然、恋愛とは思っていないのだけどね。 イタリアの画家ブロンズィーノの贋作が出回っているという噂があり、千景は展示を見て回ることになる。 高級画廊の展示会にまぎれ込んだが、贋作は見つからない。 死の舞踏がテーマの絵には、ある秘密が隠されているという‥ 関係者に事件が起き、さらに‥? 「思い出のとき修理します」と同じ作者なんですねえ。 普通の子と優しい彼が主人公だった「思い出‥」とは、話も雰囲気も真逆かも。 これぐらいのふり幅はあったほうが楽しいかな。 最初の刊を読まなくちゃ☆

Posted byブクログ

2015/07/07

贋作師の作品を挿絵で見たくなる。 千景と透磨の絶妙な距離感が好き。 お互い素直になれない所と鈍い?性格がすれ違いを生むことが多い。 千景の気持ちや心理展開に共感を得る。 巻末で二人の心の距離が少し縮まる際の光景が好き。

Posted byブクログ

2015/06/27

ミステリーというよりは恋愛の方が多分強い。 絵画にまつわる謎(というよりは事件)の中で焦ったく発展していく2人の関係に注目してみてます。

Posted byブクログ

2015/06/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

谷瑞恵さんの他の小説「思い出のとき修理します」が好きだったので 手に取った本、シリーズ2作目 まだ続きがあるはずですが、 ちょっと私にはあわないみたい。 こっちはもうギブアップしようかな。

Posted byブクログ