鬱に離婚に、休職が… の商品レビュー
"うつで苦しんでいるすべての人の回復を祈念いたします。 これまで、多くのメンタル疾患の方々と接してきたが、こうした病気にいたる素養は共通したものがあるような気がする。 それは、極度なわがままで自己中心的な思考、短絡的で感情的になりやすいことなどだと感じている。本書を読ん...
"うつで苦しんでいるすべての人の回復を祈念いたします。 これまで、多くのメンタル疾患の方々と接してきたが、こうした病気にいたる素養は共通したものがあるような気がする。 それは、極度なわがままで自己中心的な思考、短絡的で感情的になりやすいことなどだと感じている。本書を読んでもそれを感じずにはいられない。 この本を読んでも、病気とは思えない人もいるでしょう。たんなるわがままな人物が自分の思い通りにならないことで、勝手にふてくされているように見えるから。 ただ、本人は苦しい思いをしている。 この周囲の人の見方と本人からの世界のギャップを知ることができた本。 うつに苦しんでいる人は大いに共感する部分があるのだろうし、本書を読むことですくわれる人がいることに疑いはない。 特に、新型うつといわれているものを理解する本の一つになった。 本書では、うつ本人から見た景色がつづられる。 休職しているというが、その期間会社、上司、同僚の負担には触れられていない。家族の負担については一部語られている。 いずれにしても、多くの人を巻き込み疲弊させるメンタル疾患を生み出さない社会を目指すべきで、そのためにできることを取り組むほかない。"
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本書は、著者にもらったから読んだのだが、時間の浪費だった。唯一学んだ点は、このような脆弱な人格の持ち主は、本を書くべきではない事。
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知人の出した本。 離婚した元奥さんは友人でもあったため、離婚についての章や、ケンカについては読んでて辛いところもあった。 しかし、まだ別れた奥さんへの著者の深い愛情と尊敬を読み取ることが出来て救われた。 鬱の辛さや周囲の忍耐と愛情か飾ることなく書かれていて、考えさせられる。 今も...
知人の出した本。 離婚した元奥さんは友人でもあったため、離婚についての章や、ケンカについては読んでて辛いところもあった。 しかし、まだ別れた奥さんへの著者の深い愛情と尊敬を読み取ることが出来て救われた。 鬱の辛さや周囲の忍耐と愛情か飾ることなく書かれていて、考えさせられる。 今も残る鬱症状とそれでも前を向く切なさがラストで書かれているため、読後に少し優しくなれる本だと思う。 筆者の快復を心よりお祈りします。
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玉村さんからメッセージを頂き、献本で読みました。 「これは何時の話だろう?」と考えたり情景のイメージが湧かなかったりして、正直読みにくい文章でした。日記形式にして、もっと具体的な描写を入れると読みやすいと思いました。 一方、鬱状態の心理は読んでいて、とても辛い気持ちになりました...
玉村さんからメッセージを頂き、献本で読みました。 「これは何時の話だろう?」と考えたり情景のイメージが湧かなかったりして、正直読みにくい文章でした。日記形式にして、もっと具体的な描写を入れると読みやすいと思いました。 一方、鬱状態の心理は読んでいて、とても辛い気持ちになりました。玄関で何時間も立ち止ったまま動けない。御飯を食べるのでさえ、とてつもない労力を使う。「本当にこれでよく自殺せんかったなあ、僕なら多分アカンやろうなあ」と胸が苦しくなりました。 鬱を知りたい人向けの一冊です
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
チェック項目7箇所。 だから一番関心が持てるのは自分自身です。 自分で自分ことを如何に大切にできるか。 それがうつと離婚の苦しみから抜け出せる一番の方法です。 必死に生きてください。 私が楽しかったのは、自分勝手に物事を進めていたことに他ならない。 自分の思い通りに結婚式の準備を進めていただけで、 奥さんのことは全然考えていなかった。 相手を思いやる配慮が足らなかったのだ。 結局自分のことしか見ていなかったのである。 とんだピエロだ。 私は会社を休んで何をやっているのだと思うことも多かったが、 それでも会社から逃げれたことでホッとしていた。 頭をひねるような難しい仕事をやらなくてもいい、 全然うまくいかない煩わしい人間関係に悩まされることもない。 ストレスフリーな自由を満喫していた。 それでも今は仮の姿だと思っていた。 会社に戻らなければならない。 それがとても嫌だった。 その当時は自分ではイケると思ってやっていたが、 気づいたら限界を超えていたということがよくあった。 自分がどのくらいやれば限界かということがわからないのが辛かった。 三ヶ月ペースくらいで良い悪いを繰り返していただろうか。 とにかく飲んでいる薬が効かなくなってくる。 主治医に相談したが「今の医学では薬を飲むのが一番の対策だ」と言われた。 そう言われては薬に頼るしかない。 効かないのに飲み続ける。これは苦痛だった。 なんでうつ病はこんなにも長引くのか。 最初は軽症だと思っていたのにどんどん体調が悪くなってくる。 原因がわからない。 希望を捨ててはいけない。 でも絶望してもいいのだ。 不幸なのもそれが人生だ。 幸せそうに見える人も内心は不幸を感じているかもしれない。 幸せか不幸せかはその一瞬一瞬で決まるので、 明日が幸せか不幸せかは誰にもわからない。 大事なのは死ぬときに幸せだと感じること。 過去のことは関係ない。 今このときが大事だ。
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著書11冊の大阪経済大学人間科学部教授、古宮昇氏推薦本。 うつと離婚に苦しむ人に光を灯す本です。 うつ病に苦しむ人、離婚に苦しむ人に読んでもらいたいです。読むたびに勇気と元気をもらえます。生きる活力が湧いてきます。 苦しんでいるのは自分一人じゃない。ほかにも苦しんでいる人は大...
著書11冊の大阪経済大学人間科学部教授、古宮昇氏推薦本。 うつと離婚に苦しむ人に光を灯す本です。 うつ病に苦しむ人、離婚に苦しむ人に読んでもらいたいです。読むたびに勇気と元気をもらえます。生きる活力が湧いてきます。 苦しんでいるのは自分一人じゃない。ほかにも苦しんでいる人は大勢いる。どんなに苦しいことがあっても自殺はしてはいけない。懸命に生きるんだ。そういうメッセージが込められています。 160ページの自伝書なので、読みやすいかと思います。 大手企業で重度のうつ病を発症し、里帰り出産の妻から離婚され、約一年間自殺願望の消えなかった僕に深い愛情で接してくれた両親のおかげで、うつ病から脱出し、復活を果たすという本です。 著者は、うつ病克服専門カウンセラーとして活動しています。
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発症した人でないと理解できない病気。それが、うつ病です。自分が罹ってしまったとき、家族の誰かが罹ったとき、周りの人は接すればいいのか?そのようなことを考える上で、うつ病経験者の体験談は、大いに役に立ちますね。 本書は、うつ病経験者である著者が、そのときの心境や具体的な症状など...
発症した人でないと理解できない病気。それが、うつ病です。自分が罹ってしまったとき、家族の誰かが罹ったとき、周りの人は接すればいいのか?そのようなことを考える上で、うつ病経験者の体験談は、大いに役に立ちますね。 本書は、うつ病経験者である著者が、そのときの心境や具体的な症状などの体験を記録した一冊です。 詳細なレビューはこちらです↓ http://maemuki-blog.com/?p=4796
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人には、ある視点からみての、強い・弱いがあります。優れている・劣っている、もあります。でも、それって、あくまで一つの視点からの見方です、それは今の時代にとって強固な価値観による見方であったとしても。次の時代にとって、今の時代の「強い」がけして「強い」とは限らないともいえますし、同...
人には、ある視点からみての、強い・弱いがあります。優れている・劣っている、もあります。でも、それって、あくまで一つの視点からの見方です、それは今の時代にとって強固な価値観による見方であったとしても。次の時代にとって、今の時代の「強い」がけして「強い」とは限らないともいえますし、同様に、「弱い」が強いとみなされる価値観に反転しないとも限らない。そういう理由で、多様性って重んじられるわけです。そして、多様性という観点で見れば、強くとも弱くても等価値なんです。 しかし、鬱状態や鬱病の人にとってはそういったロジックも、頭ではわかるのだけれども、こころには届かない、といったこともあるように読めました。本書では、僕なんかが読んでも「まあ、まだ軽い状態なんじゃないかな」と思えるような鬱状態から始まり、そのうちどんどんと重症化していく様を読みこむことになっていくのですが、そのつらさの描写・告白を知るにあたって、読者はつらさをやわらげてあげられないこと、方法がわからないことを実感しつつ、でも、話を聞いてあげることならできるし、寄り添うような気持ちになることもできることを知るでしょう。また、著者と同じ苦しみを持つ方にとっては、そこには共感と、苦しみを分かち合えたような気持ちを、ともに得ることになるのではないだろうか。自分ひとりだけの苦しみじゃないことを知ることは、その人の苦しみを和らげる効果があると思います。それらのような意味で、本書は、著者の鬱病体験記でありながらも、著者と読者の間でこころのやりとりをしてお互いが弱く繋がる本である、と位置づけることができます。村上春樹さんが小説『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』で述べた、人と人との繋がりは、傷や痛みなどによってこそのもので、そういうのこそ真の調和なんじゃないかっていうところをピックアップすれば、本書は、ちょっと大げさかもしれないですが、人々の調和に貢献するたぐいの本とも言えるのです。
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